こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、 ココロノマルシェに届いたお悩みに回答させていただきます(^^)
ココロノマルシェとは?
根本裕幸カウンセラーのお弟子カウンセラー達が回答する、無料のお悩み相談掲示板です。
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ココロノマルシェ
ご相談文
自分の核を成していた価値観が反抗期を迎えた時の対処法(ご相談者さん:めろんさん)
初めて相談させて頂きます。
先ず簡単な自己紹介から・・・私は、過干渉・不機嫌で周りを支配・否定癖を持つ母と、我関せず・マイペースな父に育てられた30過ぎの長女(弟あり)です。私は幼少期から母の愚痴聞き兼癒し担当でした。
私は反抗期がなく、自己否定&他人軸がデフォルト。人と接するのは割と好きですが、結構な人見知り。仕事でもプライベートでも、私の時間と精神を搾取する人に奉仕する傾向がありました。ワークを通じて母にできなかった(満たしてあげられなかった)ことを、他の人を使って達成しようとしていたのだなあと思うと同時に、「相手を私の力で変えてあげたい」という支配欲・歪んだ正義感を持ち合わせていたと思います。(今は少しずつ境界線を引けていると思います。)
根本先生やお弟子さんのブログを読み漁り、半年前から自己肯定感を上げるためにワークに取り組み、なんとか自己否定界から自己肯定界へ転生、実家を離れ一人暮らし再開、モラ&セクハラの職場(営業ですが調整や事務がメイン)を退職、働いてみたい職場(在宅営業職)から内定を頂き、自己肯定感を上げるって最高~!と思っていた矢先。転職先の仕事内容(テレアポ)と社風(コンプラガチガチ)が合わず退職・・。
自己理解が甘かったと思っており、今は自己理解ワークに再度取り組んでおります。半年前には見えなかった怠惰・ビビり・忍耐力ない等 私の嫌な性質に「これが私、これも私」とぼそぼそ呟きながら向き合い、今は少しずつ「まあそれが自分だし、しゃあないね~」と許容できつつあります。
ところが!そこで「誰かの問題を解消したくない」「人と接したくない」という自分が出てきたのです。この価値観は私の大黒柱を形成していたため、現在私の中は絶賛混乱状態。このような状態の時は癒し・好き嫌いワークだ!と取り組んで紐解こうとしているものの、相変わらず「誰かのためにとかしんどい」「人と接したくねえ」と動けない自分がおります。
自分に今何が起きているのか・・・この状態が続くとまたも自己否定界に戻りそうで不快です。自己肯定が高まったと感じていたのは仮初だったのでしょうか?何より、この状態を抜け出すために、今の私に必要なもの・・取り組むべきことは何でしょう?
情報がとっ散らかった感が否めないのですが、お力をお貸しいただけると大変うれしいです。
ご回答はここからです。
めろんさん、ご相談ありがとうございます^^
まずは、半年間でここまでものすごい達成をされためろんさんに、心より拍手をーーーー!!!!
いやー、本当に素晴らしいですね^^
〇自己否定&他人軸がデフォルトで、それはお母さんへ気持ちと関係したことに気づかれたこと
〇境界線を少しずつ引けていること
〇自己肯定感を上げるためにワークに取り組み、自己否定界から自己肯定界へ転生
〇実家を離れ一人暮らし
〇職場も変わる
と心の中も外側の環境もものすごい変化をされたのですね^^
また、合わない職場から退職された時も、
>自己理解が甘かったと思っており、今は自己理解ワークに再度取り組んでおります。
とさらに進んでおられること。
>半年前には見えなかった怠惰・ビビり・忍耐力ない等 私の嫌な性質に「これが私、これも私」とぼそぼそ呟きながら向き合い、今は少しずつ「まあそれが自分だし、しゃあないね~」と許容できつつあります。
いやーーー本当に素晴らしいです!!これこそ、自己肯定感(自分のポジティブもネガティブと思うところも認めてあげること)そのものですね^^
「誰かのためにとかしんどい」「人と接したくねえ」は順調だから出てくる気持ち
ということで、素晴らしい変化を遂げられためろんさん。
>「誰かの問題を解消したくない」「人と接したくない」という自分が出てきたのです。
ということで、ずっと抱えてきた価値観と反する自分が出てきたら、ビックリしてしまうのも無理ないかと思います。
でも、一方で、これはものすごく順調にめろんさんが進まれたきたからこそ出てきたことではないかと私は思います^^
というのも、めろんさんは、
>過干渉・不機嫌で周りを支配・否定癖を持つ母と、我関せず・マイペースな父に育てられた30過ぎの長女(弟あり)です。私は幼少期から母の愚痴聞き兼癒し担当でした。
ということで、ずっと自分を押し殺して、お母さんのために頑張ってこられたのではないかと思います。
自分の気持ち<<<<<圧倒的に超えられない壁<<<<<他人の気持ち(母の気持ち)
のような形で、ずっと自分よりも他人(母)を優先して頑張ってこられたのではないでしょうか?
それは他人軸と一言で言ってしまうこともできるかもしれません。
でも、一方で、めろんさんの本質的な優しさ・相手の立場に立てる力・包容力といった素晴らしい資質も表していると思います^^
自己肯定感のワークをされてきて、今まで他人の気持ち(母の気持ち)の前で圧殺されていた「自分の気持ち」というものがムックリ出てきたということではないでしょうか^^?
もしそうだとすると、
「誰かのためにとかしんどい」→「(自分の気持ちを圧殺して)誰かのためにとかしんどい」
「人と接したくねえ」→「(自分の気持ちを殺してまで)人と接したくねえ」
というのが、めろんさんの今のお気持ちではないかと思ったのですが、いかがでしょうか^^?
そして、もしそうならば、「もう自分の気持ちを殺して他人のために頑張るのは嫌だ」という気持ちは、とっても大切なものだと思います。
自己肯定界は、誰かが我慢して犠牲して嫌な思いをしながら頑張るのではなく、
「自分”も”他人”も”幸せ」
「自分”も”他人”も”楽で自由」
という世界ではないかと思います^^
今、めろんさんはその自己肯定界に入られたからこそ、「自分が我慢して他人に尽くすのは嫌だな」と思われるようになったのではないでしょうか?
つまり、こう思えるようになったのは、退行ではなく進化だと思います^^
自己肯定界に転生されためろんさんにおすすめの取り組み
ということで、とっても順調なめろんさんにおすすめの取り組みは、「この素晴らしい変化を受け取り、自己肯定界に慣れる」ではないかと思います^^
具体的に、3つポイントを挙げたいと思います。
怒涛の変化を受け取って、自分の変化をより実感して自信にする
最初に申し上げたように、めろんさんの半年間はまさに怒涛の変化ラッシュだったかと思います(おめでとうございます!)。
そうすると、変化がすごすぎて、ちょっと自分の意識がその変化についていけていないところがあるかもしれません。
怒涛の変化を受け取って、自分の変化をより実感して自信にするというのはいかがでしょうか?
そうすると、さらに安心して自己肯定界を進んでいけるのではないかと思います^^
ワーク1:
「半年前と比べて成長したことって何かな?」
「半年前と比べて良いと思うことって何かな?」
と振り返ってみる
ワーク2:
「すごい変化だー」と自分の変化を祝って大祝賀会を開催する。
【参考記事】
「自分も相手も幸せになる道とは?」を模索する
先ほど、自己肯定界は、誰かが我慢して犠牲して嫌な思いをしながら頑張るのではなく、
「自分”も”他人”も”幸せ」
「自分”も”他人”も”楽で自由」
という世界と書きました。
めろんさんも日々の中で、何かする時に、よかったら、
「これは自分も他人も幸せなことかな?」
「これは自分も他人も楽で自由なことかな?」
と考えてみていただけたらなと思います^^
〇自分が「嫌だなー」と思っていることだったら、思い切ってやらないという選択肢を選ぶ。
〇どうしてもやらないといけない場合は「嫌なことなのにやって本当に自分エライ!」と自分を労う。
そういったことをしていくと、自分も幸せ・他人も幸せという自己肯定界に慣れるのではないかと思います^^
自己肯定界に慣れるためにサポ―ターをつける
>自己否定界から自己肯定界へ転生
というめろんさんの表現が本当に秀逸すぎて大好きなのですが(笑)、「転生」するぐらいの大きなお引越しなのですね。
これって、例えて言うと、「ずっと日本に住んでいたけどアメリカに移住した」みたいなものかもしれません。
そうすると、自己肯定界(例で言うとアメリカ生活)になかなか慣れない時もあると思います。
言葉も違うし、メキシコ料理屋さんが多いし(日本ではあんまりない気がしますが)など、結構戸惑うことも多いかと思います(私は学生時代アメリカにいてたことがあるのですが、お金がなかったので、なんか変な一面を書いている気がしますが(;^_^A)。
そうすると、ちょっとしたことでも、
「これってどういうことかな?」
「これで大丈夫なのかな?」
と不安になるのも無理ないことかと思います。
せっかくここまでのものすごい変化が来ているので、この変化が落ち着くまでの間、サポーターを付けて自己肯定界に慣れる(ソフトランディングする)というのはいかがでしょうか?
具体的にはこの激動の時期だけは継続のカウンセリングでサポートを付けるというのも、おススメできるかと思います^^
まとめ
まず何よりも、素晴らしい変化を遂げられためろんさんにもう一度大きな拍手を心から送ります^^
その素晴らしい変化を受け取り、自己肯定界に慣れていくという観点でご回答しました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でも回答しておりますので、よければご覧下さい^^
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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