こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
仕事が続かない(ご相談者さん:meguriさん)
こんにちは。
仕事の人間関係と今後の仕事について相談します。
大学を出てすぐ結婚し、いままで正社員で働いたことはありません。
パートや派遣で働いていますが、どの仕事も人間関係がうまくいかず、苦しくなって辞めてしまいます。
いままでいた仕事では、自分のやり方と上司のやり方が合わず一方的にダメ出しされたり、入って数日で仕事ぶりを見たこともないのに、勤務時間外に電話がきて「こんなことしてますよね?もっとこうしてください」と言われたりしていました。いわれのないことでかなり腹が立ちました。
また、同じ職場で働く人ともうまくいかず、たとえば仕事中に最初から最後まで私語を続ける人や、持ってきたお弁当を毎回品評してくる人など、ちょっと自分の感覚とは違う方が多くいました。
わたしがおかしいのかな、我慢強くならなきゃという気持ちと、いやそんなの環境がおかしいでしょ、無理しなくていいよ、という気持ちが同居しています。
私自身も少し変わり者だという自覚はあり、小さい頃から「ぶりっこ」と言われたり、いじめを受けたりしてきました。今考えたらそれでいじめるっておかしな話だと思いますが、当時は「私の悪いところがあったら直すから教えて」と言うような子どもでした。(健気…)
まずは自己肯定感をあげたり、自分を愛すること、と思い、自分に優しくすることを意識するようにはしています。以前よりは自分を責める気持ちが減ってきて「よく頑張ってる」と思えるようになってきましたが、この先、新しい職場にいくとしてもまた同じことが起きるんじゃないかと思うと不安な気持ちになります。
これから働くにあたりどんな心持ちで過ごしていけばいいでしょうか?
アドバイスお願いいたします。
ご回答はここからです。
meguriさん、ご相談いただき、本当にありがとうございます^^
>自分のやり方と上司のやり方が合わず一方的にダメ出しされたり、入って数日で仕事ぶりを見たこともないのに、勤務時間外に電話がきて「こんなことしてますよね?もっとこうしてください」と言われたりしていました。いわれのないことでかなり腹が立ちました。
とのこと。
すごく大変だったのではないかと思います。
一方、「おかしいことはおかしい」と思えるとか、失礼な扱いをされたら怒りが湧くというのは、実はすごく大切なことと思います^^
meguriさんも、
>当時は「私の悪いところがあったら直すから教えて」と言うような子どもでした。(健気…)
と書いて下さっているように、昔はmeguriさんも、「私が悪いから」と怒りすらも湧いてこなかったり、おかしいと思えなかった時代もあったとのこと。
そこから、「えっ?これ、おかしくない?」と思えるようになったり、「言われのないこと言われて腹が立つ」と感じれるようになったというのは、実はすごい変化と思います^^
この変化が、自己肯定感アップの活動によって、そう変化してきたところなのか、それともまた別の理由によって変わってきたのかという流れは、私はカウンセリングだと結構お聴きしたいポイントだなと思います^^
その流れに沿って、「じゃあ、今どういうことをしたら一番効果的か」ということを一緒に考えていきますので^^
今日は、その詳しい経緯についてお聞きできないのですが、meguriさんがそのように変化してこられたのは、すごく素晴らしいことです!ということだけ、先にお伝えしておきたいなと思います^^
そして、今日は、職場の人間関係がうまくいかない原因と対処法として、3つの可能性をご回答してみたいと思います^^
私もこういったご相談をいただくことも多いですし、今までに他のご相談で回答してきた部分もあるのですが、いろいろなパターンがあるかと思います。
今日は「これ!」と絞るのは難しいので、「自分には当てはまるかな?」という視点で読んでみていただければと思います^^
自分の魅力や才能に合ってない職場に行ってしまい、そこでの人間関係がうまくいかない
1つ目は、「自分の魅力や才能に合ってない職場に行ってしまい、そこでの人間関係がうまくいかない」というパターンです。
例えば、自分の魅力や才能が、あまりよくわかっていない。
それゆえ、全然自分の魅力や才能と合ってない職場に行ってしまう。
そこでうまくいかずに苦しくなって、辞めてしまう。
それが続くと、どうしても自信を持ちづらくなるので、自分が仕事において、「この能力を発揮できる・こんな良いところがある」ということが、ますます認識しづらくなる。
こんな悪循環にはまってしまうパターンがあります。
もし、「あー、結構わかるかも…」と思われた場合は、自分の仕事における魅力や才能を理解して、それに合った職場を探すという視点を持つのはいかがでしょうか^^?
自分の魅力を見つける方法については、たくさん記事も書いていますので、良かったら参考にしていただければと思います^^
【参考記事】
トラウマ的なものによって、繰り返し人間関係のトラブルが起きる
2つ目のポイント。
ある種のトラウマ的なものによって、繰り返し人間関係のトラブルが起きるというパターンです。
例えば、最初に入った仕事場が、すごくパワハラ的なことで、怒鳴られたり自分がしていないことを責められたりした辛い経験があったとします( ;∀;)。
そうすると、どうしても人間、次の職場では「相手が怪しい動きをしないか?」「ちょっとでもパワハラチックなことを言ったりしないか?」と警戒したくなるかと思います。
もちろん、辛い経験があるとそうなるのも無理ないのですが、逆に、職場の人は「何もしていないのに、何だかすごく警戒されているな…」「何もしていないのに、何だかすごく厳しい目で見られているな…」と無意識に感じてしまうかもしれません。
それによって、人間関係がギクシャクしてしまうということが起こる場合があります。
meguriさんも、いじめの経験があったということを書いて下さっています。
子どもの時のいじめというのは、非常に辛い経験で、心理的にその後に影響を与える場合もあるかと思います(子どもにとって、逃げ場のない状態でのいじめは本当に辛いことですよね( ;∀;))
もしかしたら、それによって、「人って自分を攻撃するんだ」という思いが無意識にでき、その警戒心によって、人間関係がギクシャクしてしまうという場合もあるかもしれません。
この場合は、まずはそのことに気が付くことで、だいぶ見方が変わる場合もあります。
本格的にこの部分を解決するならば、自分1人では難しい場合も多いと思いますので、カウンセリングで根本的な部分を解消していくと、すごく楽にはなるかと思います^^
自己否定の問題
3つ目のポイントは自己否定の問題。
大変極論を言うと、例えば上司から「これダメだよ!」と言われた時に、もし仮に自分の中で「全然ダメじゃない」と思ってたら、「え?何ですか(ポカーン)?」と傷ついたりしないかと思います。
(例えば、自分ってポッチャリだなと思っている人が、「痩せすぎだよ!」と言われたら、「え?そんなことないけど(ポカーン)?」と思うのと一緒の原理です)
逆に、自分が無意識に「自分ってダメだ」と思っている時に、人からちょっとそれを指摘されると、すごく傷ついてしまいます。
それによって、人間関係がギクシャクしてしまう場合もあります。
自己否定の反対は自己肯定なので、自己肯定があると、あまり他人の反応に振り回されなくなるという部分はあるかと思います^^
なので、meguriさんの
>自己肯定感をあげたり、自分を愛すること、と思い、自分に優しくすることを意識するようにはしています。以前よりは自分を責める気持ちが減ってきて「よく頑張ってる」と思えるようになってきました
というのは、本当に素晴らしいのではないかと思います^^
もしかしたら、周りの世界も少しずつ変化してきているかもしれません。
是非、自分も周りもポジティブに変化してきた部分ってないかな?ということを、意識的に探してみていただければと思います^^
そうすると、自信がついてきて、
>この先、新しい職場にいくとしてもまた同じことが起きるんじゃないかと思うと不安な気持ちになります。
という気持ちも和らぐのではないかと思います^^
【参考記事】
まとめ
今日は3つの可能性を書いてきました。実際は、この3つ以外にも、職場の人間関係がうまくいかないというのは、様々なパターンがあるかと思います。
「自分の場合はどうしたらいいのかな?」と思われたら、謎解きのためにカウンセリングも、良かったら活用していただければと思います^^
【参考記事】
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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