こんばんは(^^)「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、 ココロノマルシェに届いたお悩みに回答させていただきます(^^)
ココロノマルシェとは?
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ココロノマルシェ
ご相談内容
上司(先生)がめちゃくちゃ怖い(ご相談者さん:カリンさん)
自分がやりたいこと職にするために、学術研究の道へと進みました。現在、博士後期過程に在学している大学院生です。
私の指導教官は女性で、ものすごく怖いです。ハラスメントに近い言葉を投げかけてきます。「迷惑だ」「関わりたく無い」等、とにかく言葉が心にグサグサ刺さります。
先日、この方と過去最悪なこう着状態が数日間続き、心身ともに死んだような日々を過ごしていました。結果として和解はできましたが、「貴女は追い詰めないとやらないでしょう、だから真意を伝えず厳しく接した。真意は、貴女に自立してしっかりと自分の足で人生を歩んで欲しい」という理由で厳しく接しているようです。
理解はしますし、愛情として受け取っています。だけど辛い。少しでも寝不足で思考がクリアではないと、負のスパイラルで吐き気が止まらなかったりします。
どう感じているのか振り返ってみると、先生に怒られるのが怖くて提出が遅れたり、先生にいろいろ言われるのが嫌であえて尋ねなかったりなど、結果的に自分の首を絞めるようなことばかりです。
そういう方なんだからって理解して受け入れればいいのでしょうが、それが出来ずもう数年経ちました。自分の夢のために今この状況を諦めるという選択肢は無く、とにかく踏ん張って耐えるしか無いと思っています。こういう場合、他者に感じる不安や恐怖とどう向き合って、自分がやるべきことを進めていけばよいのでしょうか?
なにかアドバイスいただけると幸いです。
ご回答はここからです。
カリンさん、ご相談ありがとうございます(*^-^*)。
私も大学院時代はものすごく怖い指導教員の研究室にいたので(男性の先生でしたが)、本当にお気持ちお察しいたします( ;∀;)。ある意味、厳しい研究室にいる大学院生のあるあるなご相談かなと思いまして、是非ご回答させていただきたいと思いました。
ちなみに、私の大学院生時代の先生とのエピソードはこちらの記事で書いていますので、似ている部分があるでしょうか(*^-^*)?もしよければご覧ください。
さて、カリンさんの先生も大変厳しい方で、ハラスメント的な言葉をかけてこられるのですね( ;∀;)。
極端に放置プレイな研究室もありますが、カリンさんのところは指導教員の先生と関りも多そうですし、そんな中で言葉がキツイと辛いですよね( ;∀;)。
> 「迷惑だ」「関わりたく無い」等、とにかく言葉が心にグサグサ刺さります。
「迷惑だ」「関わりたく無い」等の言葉を言った状況や文脈がわからないのですが、これは厳しいですよね( ;∀;)。
ただ、
>「貴女は追い詰めないとやらないでしょう、だから真意を伝えず厳しく接した。真意は、貴女に自立してしっかりと自分の足で人生を歩んで欲しい」という理由で厳しく接しているようです。
理解はしますし、愛情として受け取っています。
と理解を示されようとされているところが、本当に素晴らしいなと思います(*^-^*)。カリンさんは知的で夢に向けて頑張る強さもあるし、優しさと包容力のある方なのですね。
とはいえ、
>そういう方なんだからって理解して受け入れればいいのでしょうが、それが出来ずもう数年経ちました。自分の夢のために今この状況を諦めるという選択肢は無く、とにかく踏ん張って耐えるしか無いと思っています。
と、理解はしようと頑張っていらっしゃるけれども、辛いお気持ちですよね( ;∀;)。
でも、ご自身の夢のために頑張りたいというお気持ちということかと思います。
今日は、
①気持ちの吐き出し、感情の解放
②自己肯定感という観点
③ビジョンという観点
の3つから、カリンさんのしんどさが少しでも和らぎ、夢に向かって進んでいかれるのを応援できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします(*^-^*)。
気持ちの吐き出し、感情の解放
まず、
>だけど辛い。少しでも寝不足で思考がクリアではないと、負のスパイラルで吐き気が止まらなかったりします。
と書かれていて、これは辛いですよね( ;∀;)。吐き気が止まらないということで、今お気持ちに余裕がないのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか?
それで、もしそうならば、まず最初に少し気持ちの吐き出しや感情の解放をして、余裕を作るというのが良いのではないかと思いました(または、あまりにもしんどいということでしたら、いったん少しお休みという選択肢もあるかもしれません)。
例えば、研究室の他の同期・先輩・後輩さんは結構いらっしゃるでしょうか?
もうされているかもしれませんが、最も手っ取り早く即効性があると思われるのは、研究室の他の同期・先輩・後輩とその不安や恐怖についてお話をして気持ちを解消するという方法はいかがでしょうか?
「先生、怖いよね~」
「それな!!!」
「この前、怒られちゃってさ」
「私も!!!!!」
「でもって、怖いからまた提出できなくてさ」
「本当にそれな!!!!!!!」
という共感的会話ができるだけでも、感情が少し解放されていって心に余裕ができる時もあるかと思います。たぶんですが、先生がその調子ならば、他の人も同じように怖いよ~とか感じていらっしゃるのではないかな?と思いまして、「それな!!!!!」となるのではないかと思ったりいたします(*^-^*)。
とはいえ、研究室の人数(そもそもあんまり人がいないとか)や文化(あまり話す文化がない)によって難しい場合もあるかと思いますので、その場合は手前みそになってしまいますが、カウンセラーとかにお話されるのも良いのではないかな~と思います。
私はもちろん歓迎いたしますし(*^-^*)、今日は、仲間のカウンセラーの中で、不安や恐怖の感情を解消できる包容力があってアカデミックラインに強いカウンセラーという観点で、今ぱっと思いつくおススメのカウンセラーを2人ご紹介します(*^-^*)。
お話しているとなぜか緩んでいくような暖かさと自由さを感じさせる長嶺シエロカウンセラー↓
穏やかで包容力のある知的な雰囲気のしゅうこカウンセラー↓
自己肯定感という観点
ここで終わると、単にカウンセラー紹介しただけになってしまうので(笑)、次に、自己肯定感という観点で考えていきたいと思います。
>「貴女は追い詰めないとやらないでしょう、だから真意を伝えず厳しく接した。」
という先生の言葉で、裏を返すと、先生はカリンさんは厳しく接したらできると思っていらっしゃるのかなと思いました。また、実際にできている部分もたくさんあるのではないかと思います(*^-^*)。
でも、昔風の先生なので、
〇「カリンさん、ここはとっても良かったですね。ここはもう少しこうしたほうが良いですね」
みたいな言い方はできずに、カリンさんのできている部分というのは省略して表現されていらっしゃるのかなと思いました。
そうすると、カリンさんとしては、自分に自信が持てなかったりしてしまうのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか?
もしこれに当てはまるかなと思われた場合は、あえて、
〇自分が頑張ってきたこと
〇自分ができているところ
〇自分の長所
といったところをご自身で書き出したり、意識してみていただけたらなと思います。
これがしっかりとしてくると、先生の言葉も、素晴らしい私をより素晴らしくするために言ってくれているんだなと感じるので、傷つきづらくなるのではないかと思いました。
ビジョンという観点
最後に、ビジョンという観点から考えていきたいと思います。
>「貴女は追い詰めないとやらないでしょう、だから真意を伝えず厳しく接した。真意は、貴女に自立してしっかりと自分の足で人生を歩んで欲しい」という理由で厳しく接しているようです。
もし先生が本当にこういうタイプの人であれば、言葉は悪いのですが、自分の夢のために、その先生をどう使おうかという観点に立てると、めちゃくちゃ応援してくれるのではないかと思ったりいたしました。
自分の夢のために、その先生を使うとは、例えば、自分の研究(自分のしたいこと)のために、その先生に他の先生を紹介してもらおうかとか、海外の研究室を紹介してもらうおうとか、研究費の応募の際に一筆書いてもらおうとか、自分のしたいことを実現するためにその先生の力を貸してもらおう!という観点に立つということかと思います。
なので、カリンさんがしたいこと・研究で楽しいこと・夢、いわゆるビジョンをもう一度思い出してもらって、そのために先生をどう使おうかという自分軸の観点に立てると楽になるのではないかと思ったりいたします。
実際に、私も自分の大学院生時代に、海外での研究費を当てたいとなった時、「こういう研究したいから海外研究費を当てたいので、海外の〇〇先生を紹介してくれませんか?」と言ったら、普段はめちゃくちゃ厳しくてボロクソ言っている指導教員が本当に労を惜しまずにすぐに紹介してくれて、実際に研究費も当たって海外でしばらく過ごしたということもあります。
つまり、カリンさんの夢・ビジョンという目的に対して、その先生のもとで修業することは一つの手段なのではないかと思います。もしかしたら、今カリンさんがしんどいのは、(もちろん先生の言い方とか先生サイドの問題もたんまりあるとは思いますが)「先生に怒られる」「先生にいろいろ言われる」ということが非常にしんどくて、先生の反応のほうに意識が引っ張られている部分もあるのかな?と思ったのですが、いかがでしょうか?(もちろん、師弟関係ってどうしても先生の方に引っ張られる部分というのは一般的にもあるかと思うので、無理からぬことかと思うのですが( ;∀;))
もしこれに当てはまるかなと思われたら、もう一度自分のビジョンとつながることで、じゃあ、ビジョンのために先生とどのように付き合っていったらよいかを自分で決められる(自分軸)ので、先生に対する不安や恐怖から解放されやすくなるのではないかと思います。
まとめ
今日は、
①気持ちの吐き出し、感情の解放
②自己肯定感という観点
③ビジョンという観点
の3つから、考えてきました。
少しでも参考になるところがありましたら幸いです(*^^*)。
カリンさんを心より応援しております!
何かご不明点やご感想がありましたら、お気軽にこちらから送っていただけたらと思います(^^)。
このたびは、ご相談本当にありがとうございました(*^-^*)。
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