こんにちは(^^)「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、 ココロノマルシェに届いたお悩みに回答させていただきます(^^)
ココロノマルシェとは?
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ココロノマルシェ
ご相談内容
「自分で自分のご機嫌を取る」方法を教えてください。(ご相談者さん:フィルさん)
お付き合いしている彼の言葉や態度をネガティブに捉えてしまい、自分で関係を壊すパターンから抜け出したい。自分が幸せになるために変わりたいです。「自分で自分のご機嫌を取る」にはどうしたらいいのでしょうか。
自分がしたいと思えることがなく、自分が何をしたいかが本当に全く分からない。気分転換をする術がないと感じていて、ネガティブモードに入ってると気づいても、自分でなんとかすることができないでいます。
心の中の悲しみが大きすぎて、心を麻痺させる習慣がついているというか、そのため自分の本当の想いを抑え込んで感じないようにしている感覚があります。
自分で自分のご機嫌を取れるようになりたいです。アドバイスをいただけないでしょうか。
ご回答はここからです。
フィルさん、こんにちは。このたびは、ココロノマルシェにご相談、ありがとうございます(*^-^*)。
フィルさんのご相談文を拝見して、まずは「自分が幸せになるために変わりたい」という思い、とっても素敵だなと思いました^^
>お付き合いしている彼の言葉や態度をネガティブに捉えてしまい、自分で関係を壊すパターンから抜け出したい。
これって、例えばですが、以下の例のようなことでしょうか?
【例1】
(a)彼からLINEの返事が来ない(彼の言動や態度)
↓
(b)「彼は私が嫌いなのかな…」と捉え、不安になる(ネガティブに捉える)
↓
(c)「どうせ私のこと嫌いなんでしょ!」と彼に言ってしまう(自分で関係を壊す)
【例2】
(a)彼がデート中、ぼんやりしている(彼の言動や態度)
↓
(b)「彼は私と居てもつまらないのかな…」と捉え、不安になる(ネガティブに捉える)
↓
(c)「どうせ私と居てもつまらないんでしょ!」と彼に言ってしまう(自分で関係を壊す)
もしそうならば、このパターンって、非常に多くの人の共感を呼ぶのではないかと思います。
(私も昔やっていました(;^ω^))
ついつい彼の言動や態度から、無意識に「どうせ彼は私が嫌いなんだ」「どうせ彼は私と居てもつまらないんだ」といったネガティブな捉え方が出てきてしまうのですよね。
でも、フィルさんが素晴らしいのは、
>お付き合いしている彼の言葉や態度をネガティブに捉えてしまい、自分で関係を壊すパターンから抜け出したい。
と書いて下さっていて、彼の言動や行動(上記の例のaの部分)と、自分の認識(上記の例のbの部分)を分けて認識されているところかと思います。
これに気が付くのが難しいのですよね。
だから、このことに気が付いて、
>自分が幸せになるために変わりたいです。
と書いて下さっているフィルさん。
本当に素晴らしいと思いますし、是非是非幸せになっていただきたいです^^!
そんなフィルさんを応援したいと思って、以下具体的にどうしたらよいかご回答したいと思います^^よろしくお願いいたします。
全体の流れ
さて、フィルさんは、
>自分がしたいと思えることがなく、自分が何をしたいかが本当に全く分からない。気分転換をする術がないと感じていて、ネガティブモードに入ってると気づいても、自分でなんとかすることができないでいます。
と書いて下さっていますね。
つまり、例1で例えると、
【例1】
(a)彼からLINEの返事が来ない(彼の言動や態度)
となった時、
〇「彼は私が嫌いなのかな…」と捉え、不安になる
〇一方、「彼は単に忙しいのかな~」とも捉えられる
〇でもやっぱり「彼は私が嫌いなのかな…」とネガティブモードになる
といった様々な葛藤があって、わかっているけど、ネガティブモードから脱出するのが難しいといった状態でしょうか?
フィルさんは、
〇ネガティブモードに入っているのはわかる
↓
〇自分で気分転換する。自分で自分のご機嫌を取る。それにより、ネガティブモードからポジティブモードになる
↓
〇それによって、「彼は単に忙しいのかな~」ともポジティブに捉えられやすくなる
といった流れを作ろうとされていらっしゃるのかなと思います^^
でも、
>自分がしたいと思えることがなく、自分が何をしたいかが本当に全く分からない。気分転換をする術がないと感じていて、
なので、なかなか気分の切り替えが難しいことで悩んでいらっしゃるのかなと思います。
今日は、3つ角度の違った方法について考えてみたいと思います。
体からのアプローチ:呼吸・運動・自然
まず、
>自分が何をしたいかが本当に全く分からない
>心の中の悲しみが大きすぎて、心を麻痺させる習慣がついているというか、そのため自分の本当の想いを抑え込んで感じないようにしている感覚があります。
と書いて下さっています。
ちょっと心が凍り付いてしまったような感覚でしょうか。
そうすると、「心に聞きましょう」と言われても、なかなか出てこないという部分もあるかもしれません。
そういう時は、体からのアプローチはいかがでしょうか?
具体的には、以下はいかがでしょうか?
呼吸
呼吸とか言われると、「あたりまえにしている!」と思われるかもしれません(笑)。しかし、よくよく観察してみると、呼吸が止まりがちな場合もあるかもしれません。
以下のように呼吸してみていただくは、いかがでしょうか?
①テニスボールぐらいの小さな風船が、自分のお腹に入っている様子を想像します。
②鼻から息を吸いながら、想像の風船が少しずつふくらんでいく様子をイメージ。それと同時に、風船がお腹を内側から押しているように想像します。
③鼻か口から息を吐き、風船から空気が向けていく様子をイメージする。風船が元の状態に戻るまで息を吐ききる。
運動
20分の早歩きでも人間の不安は大幅に減るという研究もあります。次の「自然」と組み合わせて、自然の中で体を動かすのはいかがでしょうか?
自然に触れ合う
自然と触れ合うのも良いようです(^^)。自然音やアロマテラピーもいかがでしょうか?壮大な自然な写真を見るのも良いようです。
【参考記事】
自分の気持ちを受容する
体からのアプローチで少し元気になってこられたら、「自分の気持ちを受容する」はいかがでしょうか?
これは、彼の言葉や態度をネガティブに捉えてしまう時、無理やりポジティブに行こうとするのではなく、
〇「うんうん。そう感じちゃうよね^^」
〇「うんうん。それは不安だよね^^」
〇「うんうん。それは寂しいよね^^」
〇「うんうん。それは悲しいよね^^」
と、その時にネガティブに捉えてしまう自分も「うんうん^^」と受容する方法です。また、その時に感じている感情(不安、寂しい、悲しいなど)も「うんうん^^」と受容します。
そうすると、自然と
〇「とはいっても、彼は忙しいだけかもね^^」
とフワッとポジティブな見方が無理なく出てくる時があるかと思います。
捉え方そのものを変える(カウンセリングだったら)
最後は、カウンセリングなどで取り組む方法かと思いますが、「自分がしているネガティブな捉え方」がどうしてできたのかを掘り下げ、その過去の体験を癒すことで、捉え方そのものを変えるという方法もあるかと思います。
これは、例で言うと、
【例1】
(a)彼からLINEの返事が来ない(彼の言動や態度)
↓
(b)「彼は私が嫌いなのかな…」と捉え、不安になる(ネガティブに捉える)
【例2】
(a)彼がデート中、ぼんやりしている(彼の言動や態度)
↓
(b)「彼は私と居てもつまらないのかな…」と捉え、不安になる(ネガティブに捉える)
という(b)の部分「私は嫌われる」「私はつまらない人間」は、どうしてそう思うようになったかを掘り下げていくことに当たるかと思います。
親にいつも「あんたはつまらない人間」などと言われていたとか、過去の友人関係・恋愛関係でそう思う出来事があったのかもしれません。
カウンセリングだったら、そう思った出来事の誤解を解いて、「私は嫌われる」「私はつまらない人間」といったネガティブな捉え方そのものを変えるという方法もあるかと思います。
もし機会があったら、カウンセリングも選択肢の1つに入れていただけたらなと思います^^
まとめ
今日は、3つの角度から考えてみました。
少しでもご参考になれば幸いです。
フィルさんの幸せなパートナーシップを、心より応援しております!
このたびはご相談、本当にありがとうございました(*^-^*)
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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