こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、 ココロノマルシェに届いたお悩みに回答させていただきます(^^)
ココロノマルシェとは?
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ココロノマルシェ
ご相談文
「取引」ではない会話をできるようになるには?(ご相談者さん:みゆきさん)
私は、他人と話をするとき、聞き役に回ってしまいます。自分から話すことはできるだけ我慢します。
そうなるのは下心があってのことです。
私の本音は「あなたの話をよく聞いてあげるから、その代わり、あなたは私のことを好きでいてね」です。
しかし、相手の人たちには、私のそういう下心(コントロール)がなんとなくわかるらしく、「あなたのことが重くてしんどい。あんまり話したくない」と言う人もいます。
私の母は過干渉で、長年母のグチばかり聞いてきました。
たぶん「母のグチを聞いてあげると → 母の機嫌がいい」ので、つい他人にもそういう態度を取ってしまうのかもしれません。
下心をなくして、本当に相手のことを思いやって、ほどよく自然に会話を楽しめるようになりたいのですが、どうすればいいでしょうか?
ご回答はここからです。
みゆきさん、ご相談ありがとうございます^^
みゆきさんのご相談文を読んで、
「なんか、わかるわーーー(涙)」
と思われる方も多いのではないかと私は思いました。
〇本当は嫌なんだけど「いいよーーー」ってついつい言ってしまう
〇本当はしんどいんだけど、仕事をついつい引き受けてしまう
こういった犠牲・我慢の癖を持っている方は多いのではないかと思います。
みゆきさんは、
>そうなるのは下心があってのことです。
>私の本音は「あなたの話をよく聞いてあげるから、その代わり、あなたは私のことを好きでいてね」です。
と、なぜその犠牲・我慢の癖が発動するかの理由まで整理してくださっています。
この部分についても、
「あああああああ、わかるわーーー」
と思われる方も多いのではないかと思います^^。
みゆきさんのご相談は、多くの人の参考になることではないかと思います^^
改めて、ご相談本当にありがとうございます。
「犠牲したり我慢したりすることで、人から好かれようとする」パターンの下にあるものとは?
〇犠牲したり我慢したりすることで、人から好かれようとする
〇犠牲したり我慢したりすることで、人から評価されようとする
みゆきさんのご相談は、こういうパターンとみることができるかもしれません。
実は私自身も、過去にこのパターンがものすごく強くありました(;^_^A
このパターンの下には、私自身は、
〇「我慢したり犠牲したりしないと、誰も私を好きにならない」
〇「相手に貢献しないと、相手は私から去っていく」
〇「私が相手に何かメリットを与えないと、相手は私をゴミのように見捨てるだろう」
↑
(心の深い層)
〇「ありのままの私には何の価値もない」(無価値観)
〇「ありのままの私はすごく悪い人間で、誰からも好かれない」(罪悪感)
という思い込みを持っていました。
こういう思い込みを持っていると、
皆に嫌われたり、見捨てられるは嫌だから、ついつい我慢や犠牲をしてしまう
というのも無理ないことかと思います。
みゆきさんは、上記を読んでどんなお気持ちになるでしょうか^^?
もし、「なるほど…。ちょっとわかるかも…」と思われたら、続きを読んでみてください^^
「ありのままの私には何の価値もない」「ありのままの私はすごく悪い人間」という無価値観・罪悪感を緩める
ここまで、「犠牲・我慢し人に好かれようとする」パターンの下には、
〇「ありのままの私には何の価値もない」(無価値観)
〇「ありのままの私はすごく悪い人間で、誰からも好かれない」(罪悪感)
という無価値観・罪悪感がある場合があるというお話をしてきました。
この場合、「犠牲・我慢し人に好かれようとする」パターンをやめるには、「無価値感・罪悪感を緩める」ことがポイントになるかと思います。
無価値観・罪悪感が緩むと、「ありのままの自分でOK」と思えるので、そこまで無理や我慢や犠牲をしなくても、自然にその場にいられるようになるかと思います^^
「無価値感・罪悪感を緩める」方法は、本当にたくさんあります。
今日は、
〇無価値観・罪悪感が生まれた過去の事情を整理して、その誤解を解いていく方法
〇日々の生活の中で、少しずつ無価値観・罪悪感を緩めていく方法
という2つをご紹介したいと思います。
無価値観・罪悪感が生まれた過去の事情を整理して、その誤解を解いていく方法
〇「ありのままの私には何の価値もない」(無価値観)
〇「ありのままの私はすごく悪い人間で、誰からも好かれない」(罪悪感)
という思いは、過去の何らかの出来事や事情によって、そう思ってしまったということかと思います。
例えば、ご家族との関係。いじめなどの友達との関係。過去の恋愛の関係。
そういった過去の出来事から、無価値観・罪悪感が生まれたと考えられます。
カウンセリングだったら、「どうしてそういう思いを持つに至ったのか?」という事情を整理して、過去の感情を整理していくことで、この無価値観・罪悪感を癒していくということを行う場合があります。
ただ、これはお一人では難しいと思いますので、もし取り組んでみたいなと思われましたら、カウンセリングも使ってみていただければと思います^^。
日々の生活の中で、少しずつ無価値観・罪悪感を緩めていく方法
日々の生活の中で、少しっずつ無価値観・罪悪感を緩めていく方法もあります。
「自分が自分を大切なものとして扱う」という方法になります。
【例1】
〇自分の感情に〇×を付けずに、まず「あ~、そう感じているんだな~」とまず受け止める。
例)「あ~しんどい…」という感情が出てきたら、「うんうん、しんどいって感じているんだね^^」と受け止める。
(友達が「あ~、しんどい…」と言った時に自分がどう対応するかをイメージするとやりやすいかもしれません^^)
【例2】
〇自分の体を大切なものとして扱う
例)ハンドクリームを塗る時に、ゴシゴシ塗らずに、優しく塗る。
自分の体を自分が大切なものとして扱うことで、「大切に扱われている」という感覚を感じる。
1日2日で劇的に変わるワークではありませんが、数か月かけてコツコツやることで、少しずつ緩める方法です。
まとめと動画のご紹介
今日は、「犠牲したり我慢したりすることで、人から好かれようとする」パターンの下にあるものとして、無価値観・罪悪感を緩めることについて、ご回答しました。
動画でも回答しておりますので、よければご覧下さい^^
【参考記事】
犠牲・我慢のパターン。ここを抜けられると、私自身、本当に生きるのが楽になったと思っています^^。
人といる時、相手の役に立っていないと居たたまれない思いでしたが、それがちょっとずつ薄くなりました。
自然に安心して人と付き合えるようになりました。
(もちろん、今でも犠牲・我慢のパターンが、ちょっと再燃している時はありますが(笑)、大森林火災→ボヤ程度にはスケールダウンしました)
とはいえ、私自身も犠牲・我慢のパターンは非常に根強く、カウンセリングも使いながら七転八倒しながら取り組んでいました。
なので、過去の私のように、「とはいっても難しい…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません^^
よければ、安心と自由と喜びの世界に皆でお引越ししましょう^^
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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