【お悩み相談】分からないことを質問するのが怖い。気兼ねなく質問するには?

相談回答(架空相談含む)
ココロノマルシェ

こんばんは。

「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。

心理カウンセラーの野内みちるです。

今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。

ココロノマルシェとは?
根本裕幸カウンセラーのお弟子カウンセラー達が回答する、無料のお悩み相談掲示板です。
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ご相談文

分からないことを分からないと言えない(ご相談者さん:真夜さん)
職場での立ち回り方、質問の仕方が分からないという悩みです。

今の職場でバイトとして働き始めてもう3年半ほど経ったのですが、業務拡大等の都合で行われていなかった契約更新に当たっての面談が先日初めて行われました。
その際私の仕事ぶりについて良い点と悪い点、今後の改善点について説明をされました。

良い点としては作業スピードの早さ。
悪い点としてはミスが多いこと、不明点を解消しないまま作業をしてしまい後の作業に支障が出ることを指摘されました。
この点についてはこちらとしても自覚があり、ミスの内容についても複数の原因があると思っています。
1点目は担当する作業量が多く、集中力が途切れることがありその際確認漏れが発生してしまったり対応漏れが発生してしまうミス。
2点目は1点目のミスを指摘された際に必要以上に落ち込んでしまい、動揺や萎縮、焦りなどでうまく仕事に集中できなくなってしまい発生するミス。
3点目はイレギュラーなことが発生した際や、対応に不安がある案件が出てきた際に誰にも質問することができずに過去の経験からの想像で対応してしまい結果的に間違いとして発生してしまうミスです。
2点目までは確認する時間を増やす、それでもミスをしてしまい指摘されて動揺した際は一旦落ち着く時間をとる等の対処を考えられます。
3点目については分からないことを聞かずに対応する私に100%非があるのは分かっているのですが、どうしても質問することが怖く怖気付いてしまいます。

今の職場はフルリモート、かつみなさん忙しくされていて、それでも私以外の方々はプライベートの話もされているんだろうなというのが何となく雰囲気から察されるのですが、私自身はあまり職場の人と仕事以外の話をするのは得意ではなくどなたとも業務以外の話はしていません。
また何よりミスの指摘をしてくださるベテランのバイトの方々の言葉選びのきつさ、一個のミスに対してそれ以外の仕事の仕方にも問題があるような指摘をされることが多く少しずつ怖くなっていってしまいました。
1年目ならまだ分からないことを簡単に聞けたかもしれませんが、2年目3年目と経つにつれて上記のような理由も含めてどんどん怖くなっていってしまい身動きが取れなくなってしまいました。

自分の問題点については理解しているし、ミスを指摘していただけるのはありがたいということ、改善していく意思はあるという説明をした上で上記のような理由でベテランの方に質問するのが怖いということをお話ししました。
結果的に社員の方に質問するということになったのですが、ミスの指摘は言葉がきつい点もあるかもしれないがあなたを思ってのこと、指摘されるのはあなたのためになるんだからそこはありがたいと思ってねと言われました。
それはもちろん理解していますし、なんとかしなきゃとずっと思っています。
それでもどうしても分からないことを分からないと言ってしまうのが怖い、どうしようと怯える気持ちでいっぱいになってしまいます。

もちろん仕事において分からないことを分からないままにすることは良くないことですし、怖くて質問出来ないなんて甘えたことを言うべきでないのも分かっています。
理解していても自己嫌悪や当たり前のことができない自分への不甲斐なさと焦燥感でいっぱいになってしまいました。
分からないことを分からないという、何も気にせず分からないことを質問するにはどうしたらいいのでしょうか。

元のご相談URL

ご回答はここからです。

真夜さん、ご相談いただき、ありがとうございます^^

わからないことを聞けないというお悩み。

私自身も非常に思い当たることがたくさんあり、大変共感しながらご相談を拝見しておりました^^

真夜さんは、ミスの原因分析や対処法の立案も非常にしっかりされていて、とっても聡明でお仕事のできる方なんだな~と思いながら、ご相談文を拝見しました^^

そんな有能な真夜さんが、「わかっちゃいるけど、なかなかわからないことを聞けない…」というのには、真夜さんが悪いわけでは全くなく、やはり何らかの理由があるかと思います。

今日は、その理由について一緒に考えていければと思いますので、少しでも参考になれば幸いです^^

「わからないことを聞けない」のは、今の職場限定?

さて、まずは問題の切り分けということで、少し考えてみていただきたいことがあります。

真夜さんにとって「わからないことを聞く」というのは、今の職場以外でも抵抗があることでしょうか^^?

それとも、今の職場に来てから聞けなくなったということでしょうか^^?

この違いによって、少し解決のために見るべきポイントが変わってくるかなと思います。

ちなみに、私自身は、割とどの場面でもわからないことを聞けないタイプでした。ずっと「もっと積極的に人に聞きなさい」とか「もっと行動しなさい」と周りからよく言われていて、無理に頑張って聞こうとして空回りするとこまでセット商品(笑)という感じだったのですが、真夜さんはいかがでしょうか^^?

もし「今の職場でだけ聞きづらい」と感じるのであれば、今の職場の環境や雰囲気、職場の人間関係が影響している可能性もあるかと思います。

>今の職場はフルリモート、かつみなさん忙しくされていて

>ベテランのバイトの方々の言葉選びのきつさ、一個のミスに対してそれ以外の仕事の仕方にも問題があるような指摘をされることが多く

このように、フルリモートで物理的な距離感もある。

その中でベテラン社員さんからの指摘が厳しい言い方になっている。

これはかなり聞きにくいと感じられるのも一般的に無理ないことかと思います( ;∀;)。

その中でも、

>自分の問題点については理解しているし、ミスを指摘していただけるのはありがたいということ、改善していく意思はあるという説明をした上で上記のような理由でベテランの方に質問するのが怖いということをお話ししました。

と、ご自身の気持ちを正直にかつ誠実にコミュニケーションされていて、本当に素晴らしいなと思います^^

もし、「今の職場でだけ聞きづらい」ということであれば、真夜さんの問題というよりも、職場の環境改善の問題と捉えることもできるかと思います。

具体的には、真夜さんは「こういうのがあったら聞きやすくなるな」ということって何かあるでしょうか^^?

例えばフルリモートでもチャットシステムで聞けるようにするとか、1日の最初に10分のミーティングを開催するとか、「自分が悪いから聞けないんだ」というのではなく、「自分が聞きやすくなる環境ってどんなのかな?」ということを考えてみていただくのは、いかがでしょうか^^?

そして、それをコミュニケーションしていく時は、アサーティブコミュニケーションという自分を爽やかに伝える方法なども良かったら参考にしてみていただければと思います^^

アサーティブコミュニケーションについてのワークブックは、以下でプレゼントしています^^

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どのような場面でも「わからないことを聞けない」場合

逆に、昔の私のように、どのような場面でも聞きづらいということでしたら、職場環境改善以外に、自分自身の心のクセに注目していくことも効果的と思います^^

(これは、真夜さんが悪いということではなく、真夜さんの中に何らかの心のクセがあって、その心のクセによって人に聞きづらくなっているということです。その心のクセを改善していくと、聞きづらさがなくなります^^)

どのような心のクセによって、人に聞きづらくなっているのかは、詳しくお話をお聴きしてみないとわからないのですが、今日は2つ可能性を挙げてみますので、「自分に当てはまるかな?」とチェックしながら読んでみていただければと思います^^

行動の批判が自分を全否定されているように感じる場合

「自分の行動が間違っている」ということと「自分はダメだ」ということとは別物なのですが、心のクセとして、「自分の行動が間違っている→自分自身がダメだ」という前提を無意識に持っている場合もあります。

例えば、

「このファイルは、Aフォルダではなく、Bフォルダに保存してください」(行動の指摘)

という指摘に対して、

「Aフォルダに保存するなんて、本当に自分はウッカリしたダメな人間だ!」

と、ついつい自分の人格否定をしてしまうというタイプの方もいらっしゃるかもしれません(←過去の私ですね(笑))

この「自分の行動が間違っている→自分自身がダメだ」という前提を持っていると、行動に対する指摘でも、自分の全人格を否定されているように感じて、人に何かを聞くことが怖くなるのは無理ないことかと思います。

もし、「あ~、ここに当てはまるかも」と思われた場合は、まずはここに気が付くだけでも、だいぶ見方が変わる場合があります^^

「わからないこと=ダメなこと」という思い込み

2つ目は「わからないこと=ダメなこと」という思い込みを無意識に持っている場合です。

わからない自分を「ダメだ」と感じていると、そんな自分をオープンにすることになるので、質問することが怖くなるかと思います。

「わからない」「できない」ということに対して、自分自身がものすごく厳しく自分を責めていると言えるかもしれません。

このような場合、自分の「ダメと思う部分」も「良いと思う部分」も含めて受け入れる、いわゆる自己受容が大切になってきます。

「ダメな自分でも生きていていいんだ」という感覚を持てるようになると、聞くことに対する抵抗感がかなり減ってくるかと思います^^

これは言葉だけで聞くと簡単なのですが、実際に身につけるには時間がかかる場合も多いかと思います。本格的に取り組んでみたいなと思われたら、カウンセリングを活用して、カウンセラーと一緒に自己受容を進めていくと、スピードアップすると思います^^

まとめ

今日は、分からないことを質問するのが怖い時、

〇特定の場面で「わからないことを聞けない」場合→自分が聞きやすくなる環境に注目する

〇どのような場面でも「わからないことを聞けない」場合→自分の心のクセに注目する

という場面にわけて対処法をご回答しました。

何か少しでもご参考になれば嬉しいです。

このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。

動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。

ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。

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最後まで読んで下さってありがとうございました^^

心理カウンセラーの野内みちるでした。

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