こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
仕事に対する強烈な抵抗感を乗り越えるには。(ご相談者さん:あずきさん)
こんにちは。以前も親子問題で相談させていただいたものです。
仕事に対する強烈な劣等感をどうしたらいいのか という相談です。
はじめに自分のことをお話しします。
今、実家の仕事(事務職)を時々手伝いながら生活しています。しかし、親子関係も悪く
仕事内容も全く自分には不向きで
ずっとストレスがたまっていました。
それが溜まりに溜まったのか、この件で
親と喧嘩をしてしまい、先行きも決まってないのに、仕事を辞めたいといい、親からは
この先どうするんだ!食えなくなるだろ!の始末。それ以来、親とは距離をあけ、仕事はせず放置しています。
今は喧嘩をしたことへの罪悪感、親に対する嫌悪感や怒り、先行きが決まらない不安と焦り。これを全部作り出した自分に対する自責。でも自分の意見は言ったぞという成長笑笑 を感じて、不安定な状態です。
前置きが長くなりましたが、仕事を探しているものの、手につかない状態です。
喧嘩をしたからという理由だけではなく
私には強烈な仕事に対する劣等感があるからなのです。
今まで自分に向いている仕事を選ばず
首になったり、長続きしなかったり
人間関係が原因で鬱になったりと全く良い思い出がないのです。
自分で起業のような形で仕事を始めて
それが天職かと思いきや実力不足で挫折もしました。
自分にはできる仕事なんてない
だから家業で親の元で仕事をして
養って貰えば一番いいのだと
思い込もうときた時もありました。
しかし、どうしても仕事内容が自分に向かず、親の罵倒にもあい耐えられなくなってしまいました。
今、自分は変化の時にあり
長年の親子問題に進展を迎える時期なのかもしれないと感じています。
同時に考えるのを逃げてきた仕事のことと
仕事に対する劣等感をどのように克服し
自分の才能がいかせる道へ進むことができるのか全くわかりません。
とりあえずやってみること という言葉は
頭ではわかりますが、怖くてできず。
昔はこの言葉を信じて就職したらクビになったという経験もあるので、あまり効果もなく。。。
少しでも気持ちを楽にして
新たな仕事を見つけるにはどうしたらいいでしょうか。よろしくお願いします。
ご回答はここからです。
あずきさん、ご相談ありがとうございます^^
あずきさんが書いて下さっている通り、素晴らしい変化の時!という印象を受けました^^。
>仕事内容も全く自分には不向きで
>ずっとストレスがたまっていました。
ということで、きっと今までずーーーーーーっと我慢して頑張ってこられたのだろうと思います。
自分の「これは嫌だ!」という感情って、とっても大切な心からサインです。
(あまりにも心からのサインを無視し続けると、心身の不調になってしまったりもしますものね。)
そのサインを受け止めて、新しい仕事を探していらっしゃる、あずきさん。
その船出を是非是非応援できればと思い、ご相談にご回答できればと思いました^^
自分の長所を受け取り、仕事を知る
仕事って実は世の中にいろいろあって、ある人には得意なことでも、ある人にはすごく苦手ということが多発しているエリアのように思います。
例えば、私の大学の時の数学(微積)の先生は、たぶんすごく優秀な数学者だったのです。
でも、絶対に人と目を合わせてくれないし、ジーパンはいつも破れてはいけないところが破れているという方でした(笑)。
個人的にはそういう方、私は大好きなのです。
が、もしその数学の先生が、人とのコミュニケーションが必要な窓口業務とか、ファッション業界とかで働こうとしてしまったら、大惨事が起こっていたのではないかと思います(笑)。
このように、仕事って、
〇自分の得意で好きなこと、能力、長所
と
〇その職業で必要とされること
のマッチングと考えられるかと思います。
あずきさんも、
>今まで自分に向いている仕事を選ばず
と書いて下さっていて、今までのお仕事でマッチングがなかなかうまくいってなかったということかと思います。
(あずきさんが何か悪い所があるということでは全くなくて)
仕事に対する劣等感を克服し、自分の才能がいかせる道へ進むには、
〇自分の得意で好きなこと、能力、長所
と
〇その職業で必要とされること
をマッチングさせるということがポイントになるのではないかと思います。
では、具体的にどうしたらよいかというと2つのポイントがあるかと思います。
自分の得意なこと、能力、長所を自分で受け取る
1つは、「自分の得意なこと、能力、長所を自分で受け取る」ということです。
意外と私達って、自分の長所が当たり前すぎてわかっていないことも多いです。
例えば、今までやってきた仕事の中で
〇この部分は得意、好き
〇この部分は苦手、嫌い
をたくさん書き出して整理してみるのはいかがでしょうか^^?
1つの仕事の中にも、「この部分は〇」「この部分は×」という要素がたくさんあるのではないかと思います。
また、自分の長所を100個探すというワークもおススメです^^
たくさん書くことで、「あ~、なるほど」という部分が出てきたりします。
実際に、あずきさんの文章って、非常に整理されていてわかりやすく、とても聡明な方だな~~と思います^^
また、
>はじめに自分のことをお話しします。
>前置きが長くなりましたが、
というフレーズは、読み手に対するメタコミュニケーション的なフレーズですよね^^。
こういうフレーズがサラリと書かれているところから、あずきさんの相手へのあたたかい気遣いや、相手の視点に立てる能力を感じます^^
そして、
>自分で起業のような形で仕事を始めて
とサラリと書かれていますが、この行動力や実行力ってすごいことと思います^^
このように、短い文章の中でもあずきさんの長所ってたくさん溢れていると思います^^
ただ、長所はとてもたくさんあっても、それを受け取れていないと「劣等感(できていない)」を感じてしまうのです。
ご自身で、今までのお仕事を振り返ったり、長所を100個とたくさん探していただくことで、劣等感を癒すキッカケになるのではないかと思います^^
長所を受け取るということについては、たくさん記事もありますので、よかったらご覧ください。
【参考記事】
仕事を知る
2つ目は、「仕事を知る」ということです。
私達って意外とどういう職業や仕事があるかを知らない場合もあります。
親とか友達とかも類友の法則といいますか、「公務員ばかり」「教員ばかり」「医療関係ばかり」「芸能関係ばかり」などということもあるかもしれません。
例えばなのですが、私自身、昼間の会社員の仕事が思考系の仕事なので、周りも思考系の職業が多かったように思います。
でも、副業としてカウンセラーをするようになって、初めて「占い師」を職業とする人とリアルにお知り合いになり、「なるほど!こういう仕事もあるんだな!」とビックリしました(笑)。
あずきさんの実家のお仕事が、いろんな人と会う職業だった場合は、あまり当てはまらないかもしれません。
ただ、「そういえば、同じような職業の人が周りに多くて、それ以外の職業の人ってあまり会う機会がないな」と思われた場合。
いろんな仕事を知ってみることで、マッチングできる仕事が見つかるチャンスが広がるのではないかと思います^^
今はネットやYoutubeなどでもたくさん「この仕事はこんな感じ」みたいな情報発信もあります。少し見てみるというのはいかがでしょうか^^?
【参考記事】
過去の経験があまりにも強い痛みがあるならば、それを癒すのも方法の1つ
最後に、「自分の長所を受け取る」「仕事を知る」という上記のことをしようとしても、
「でも、結局、過去も仕事が長続きしなかったし…」
「でも、結局、過去も挫折したし…」
といった気持ちになってしまうことも、もしかしたらあるかもしれません。
それは、過去の経験の痛みがまだ強いということかと思います。
(過去の経験の痛みが、前に進むのに足かせになってしまっているような感じです。)
その場合は、過去の経験を感情的に整理していくことで痛みを癒すと、軽やかに進んでいきやすくなるのではないかと思います。
カウンセリングも効果的かと思いますので、よかったら検討していただければと思います^^
最後に
実は最初にご相談文を拝見して、
>自分にはできる仕事なんてない
というあずきさんの一文に「私も全く同じこと思っておりました!!!!!」と非常に共感いたしました^^
(私自身もすごく劣等感や無価値観が強かったのです。今も自信満々ではありませんが(笑))
強烈な劣等感や無価値観や罪悪感やらは、大音量で「お前なんてダメだ!」と自分の耳元で四六時中響いているかもしれません。
(私も過去は息を吸って吐くがごとく自然に「お前なんてダメだ~~」攻撃を自分にしておりました トホホ)
でも、それは、真実ではないのかもしれません(もちろん、自分には真実っぽく見えるものですが)。
少なくとも、私は、本文中にも書きましたが、あずきさんの素晴らしさを、短い文章の中からでも、いっぱい感じました^^
もし、少しでも受け取っていただけたら、とても嬉しいです^^
(もちろん、急に受け取れなくても大丈夫です^^)
心から応援しております!
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でもご回答していますので、よければご覧下さい^^
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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