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こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
素直になりたい(ご相談者さん:よしのさん)
30代男性です。自分の「本心」がわからず、生き方がいつもどこか「なんちゃって」に感じられます。
本気でいることや「頑張る」とは何かが分からず、自分を取り繕って生きている感覚があります。人と関わるときにも「自分、テキトーなことを言っている」と空虚感があり、親密感への恐れ(本心を見透かされることへの恐怖)が強いため、人との関係が苦痛で避けてしまいがちです。これまで心理学を学んだりカウンセリングを受けたりしてきましたが、ワークに取り組もうとすると何も思い浮かばなかったり、
「他にすべきことがあるのでは」と別作業に移ってしまい続けられません。
カウンセラーにも無意識に取り繕ってしまい、話が的外れに進んでしまうことが多く、
「自分にとってカウンセリングは無意味なのでは」と疑念を抱いています。自分は天邪鬼でへそ曲がりな性格だと感じており、その自分とどう向き合っていけばよいのか、また自分の本心や他者とのつながりを築けるような取り組みや心持ち、カウンセリングの場で素直に話せるようになるにはどうしたらよいか教えて頂けると幸いです。
ご回答はここからです。
よしのさん、ご相談ありがとうございます^^
自分の本心がわからない。
自分の本音がわからない。
「どうしたい?」と聞かれても思い浮かばなかったり、「うーーーーん」と止まっちゃったり。
私も昔よくありましたし、「そう言われましても…」と思われる同志もいらっしゃると思います^^
また、カウンセリングの場の出来事なども、なかなか表現するのが難しいことだと思うのですが、よしのさんがすごくうまく表現してくださって「そうなんですよ!!!!」と同志からの熱い共感もあるかと思います^^
皆さんの参考になるご相談、本当にありがとうございます^^
今日は、自分の本心・本音がわからなくなる理由を3つご紹介し、その理由を踏まえて、どうしたら自分の本心・本音とより繋がれるようになるかについて、ご回答したいと思います^^
自分の本心・本音がわからない3つの理由
①他人軸
自分の本心・本音がわからない1つ目の理由は「他人軸」です。
他人軸になっている時、他人の気持ち・他人の意見が、自分の気持ち・自分の意見よりも圧倒的強さを持っている時は、自分の本心がわからなくなってしまう時があります。
>カウンセラーにも無意識に取り繕ってしまい、
とよしのさんが書いて下さっていて、他人(ここではカウンセラー)に意識が向いて、自分の気持ちが置いてきぼりになってしまっているということかもしれません。
「他人がどう思うか?」ということにすごく意識を取られていると、自分の本心・本音はなかなかわからなくなってしまうのも無理ないことかと思います。
【参考記事】

②極端に思考的になっている
自分の本心・本音がわからない2つ目の理由は「極端に思考的になっている」です。
これは、よしのさんが当てはまるかはご相談文だけからはわからないのですが、本心・本音というのは、どちらかというと感情・感覚のことかと思います(「これは嫌だ」とか「嬉しい」「こうしたい」とか)。
一方、私達は「こうするべきだよね」「ここではこういう風に振る舞うべきだよね」「こういう風にやった方がいいと思うんだ」という思考的な部分も使っています。
そして、感情・感覚を置き去りにして思考的に振る舞うのが癖になっていると、自分の気持ち・本音がわからなくなってしまうのも無理ないことかと思います。
特にお仕事を頑張っていらっしゃる方などは、仕事は思考をたくさん使う場でもあるので、このパターンにはまりやすかったりします。
③自分の本心や本音がわかったら困ることがある
自分の本心・本音がわからない3つ目の理由は「自分の本心や本音がわかったら困ることがある」です。
>親密感への恐れ(本心を見透かされることへの恐怖)が強いため
とよしのさんは書いて下さっています。
自分の本心が分かってそれをみんなにオープンにするのが怖いとします。
そうすると、「自分の本心がわかってしまったら、困ったことが起きる」と自分の中で考えているので、自分の心に蓋をして、自分の本心・本音がわからないようにするというのを無意識のうちにやってしまっている場合があります。
(カウンセリングだったら、結構最初のほうでなぜそんなに本心を見透かされるのが怖いのかをお聴きするかと思います)
「本心を見透かされることへの恐怖」というのは、もしかしたらご自身の本心・本音が「めちゃくちゃ悪いもの」みたいな感じていて、それを見透かされたら、皆から引かれたり、批判されたり、攻撃されたりすると思っているので、怖いと感じるのかもしれません。
「自分の悪い本音がみんなに分かったら困る」「自分自身にも分かったら困る」から、自分自身に蓋をしてしまっていることもあるかもしれません。
どうしたら自分の本心・本音とより繋がれるようになるか
ここまで、自分の本心・本音がわからない理由として、以下の3つをご紹介してきました。
①他人軸になっている
②極端に思考的になってる
③実は本音や本心がわかったら困ることがある
これを踏まえて、どうしたら自分の本心・本音とより繋がれるようになるかについて、ここからご回答してみたいと思います^^
基本的には、3つの理由の逆をやるということになります。
①自分自身に意識を向ける
1つ目の他人軸になってるという部分についてです。
他人軸(他人に意識が向いてる)の逆なので、まず自分自身に意識を向けることになります。
②自分の感情や感覚に意識を向ける
2つ目は「極端に思考的になってる」の部分についてです。
「思考的」の逆は「感情的」「感覚的」。
自分の感情や感覚に意識を向けるということがポイントになります。
③悪そうな本音・本心について「本当にそれが悪いのかな?」と確かめて「そういう時もあるよね」と優しく受容してあげる
3つ目の「実は自分の本心・本音がわかったら困ることがある」ということについて、よしのさんの場合は「本心や本音の自分がすごい悪いもの」「それがわかることが困る」という部分があるのかもしれません。
もしそうならば、悪そうな本音・本心について「本当にそれが悪いのかな?」と確かめてみて「そういう時もあるよね」と優しく受容してあげることがポイントになります。
具体的なおすすめワーク
さて、上記をまとめて、具体的に日々どんなことをやるのがおススメかについて、最後ご紹介したいと思います。
簡単なワークをもしよかったら取り組んでみていただければと思います^^
具体的には、よしのさんが自分自身に日々の中で「これってどうしたい?」「どう思った?」と聞いてあげるというワークです。
そして、答えが出てこようと出てこなかろうと「そうなんだね^^」と優しく受容してあげるというワークです。
私も昔、自分の本心がわからないという時、これと似たようなワークで「毎日、お昼に何を食べたいか自分に聞く」というワークをやっていました^^
でも、聞いても出てこないのです(笑)
「今日のお昼何食べたい?」
――――――シーン――――――――
毎日これ(笑)。何も出てこないです(笑)。
その時に、「何で出てこないんだよ…。自分ってダメだな」と自分に厳しく接するのではなくて、「そっか、今は出てこないんだね^^」と自分に優しく接するイメージです^^
最後に
そして、よしのさんに、もしよかったら考えていただきたいことがあります^^。
例えば先ほどのワークをやろうとなっても、私の過去の事例を書いたように、急にペラペラ自分の本心が出てくるということはなかなかないかと思います。
その時に、よしのさんがこのワークなどを通じて「本当はこうなりたいんだ!」とか「今の状況は本当に嫌なんだ!もう脱出したいんだ!!」というものがないと、続けていくのはなかなか難しいかもしれません。
「本当はこうなりたいんだ!」というのは、例えば、自分の本心や本音と繋がったり、他人と本音で話したりすることができるようになって、「本音を言い合える友達ができる」とか「本音を言い合えるパートナーができる」ということかもしれません。
「今の状況は本当に嫌なんだ!もう脱出したいんだ!!」というのは、過去の私みたいに「もうこの苦しいのは嫌だ!嫌だ!嫌だ!!!」みたいなことかもしれません。
今回のご相談文だけでは詳しく分からなかったのですが、よしのさんが「本当はこうなりたいんだ!」「今の状況は本当に嫌なんだ!もう脱出したいんだ!!」というものを思い出して、よかったらワークもお試しいただければと思います^^
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
自分の本音・本心とつながり、楽で自由に生きるカウンセリングはこちら
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
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