こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
彼への依存心と、お金を稼ぐ自信がないこと。(ご相談者さん:らんさん)
こんにちは!
いま、彼との将来と、自分の金銭的な問題が交差しているような気がして悩んでいます。
わたしはこの1.2年ほど、燃え尽き症候群のようになり実家にてお休みしています。兄弟の問題、難しい恋愛、フリーでやっていた仕事での葛藤などが重なって、燃え尽きてしまったんだと思います。その後に母の実家に頼って療養しながら休ませてもらっています。
技術、対人関係、あらゆる面で自信が無く、将来は自分の代わりに稼いできてくれる人と結婚して、したいことをゆるゆるやりたいなぁ…などと驀然と思っていました。
そして今年の中頃に出会った男性と恋仲になりました。
同棲・将来の話などが出る中で、
私はすぐには働けないから、金銭的に頼ることになると思うけど、大丈夫かな?
と聞いてみたところ、働いてもらうつもりはないよ、と言ってくれました。
ですが、最近になり彼が仕事で燃え尽きているような感じになり、支えるのは無理かも…と素直に打ち明けてくれました。
そして私の中の彼への期待や依存心のようなものがあることに気が付きました。
精神的な依存もあるし、金銭的に頼りたい、彼が稼げなくなったらどうしたらいいのだろう…わたし、頑張れるのかな…というような思いです。彼のかわりに、バリバリ働けたらなぁとも思います。でも、燃え尽きへの不安があったり、稼いできてもらう、という理想を捨てきれない自分もいます。今までは、ずっと一人で生きては来ましたが、中途半端な自立しかしてこなかったなぁとも感じます。親に金銭的な援助をお願いしたり、奨学金を返せていなかったりです。両親は離婚しており、母親は家業を継ぐような武闘派で、父も昔からワーカホリックです。兄と弟がいますが、両者ともに精神的に弱く働けていません。
私がしっかりしなきゃ…と思いますが、もう前のように頑張れなくなってしまったんです。
どう生きたらいいの〜😭と悩んでおります。
ご回答はここからです。
らんさん、ご相談いただきありがとうございます^^
素敵なパートナーとうまくいっているけど、そのパートナーが少し燃え尽きぎみ。
彼のかわりに、バリバリ働けたらなとも思う。
でも、自分も燃え尽きてお仕事をお休みしている状態で、今後どう生きたらいいか悩んでいる。
そんなご相談なのかなと拝見しておりました。
さて、ご回答の前に、らんさんと彼さんのコミュニケーションが本当に素晴らしくて、そのことだけ、先にお伝えさせていただければと思います^^
>私はすぐには働けないから、金銭的に頼ることになると思うけど、大丈夫かな?
と聞いてみたところ、働いてもらうつもりはないよ、と言ってくれました。
ご自身の状況をちゃんと共有しつつ、相手の話を聴こうとされているところ。
結構伝えるのが難しいことを爽やかにコミュニケーションできているらんさん。
めちゃめちゃすごいな~と思いながら拝見しました^^
また、彼さんのほうも、
>ですが、最近になり彼が仕事で燃え尽きているような感じになり、支えるのは無理かも…と素直に打ち明けてくれました。
と腹を割って話してくれていますね。
燃え尽きるぐらい頑張っている彼さんが、らんさんには弱いところを見せられる。
それぐらい彼さんから見て、らんさんは信頼できる方なのだろうなと思います^^。
そんな素敵なお二人のパートナーシップを応援する意味でも、らんさんのご相談にご回答できればと思います^^
「働いて稼ぐ=すごく頑張ること」という図式?
らんさんは、
>彼のかわりに、バリバリ働けたらなぁとも思います。でも、燃え尽きへの不安があったり、稼いできてもらう、という理想を捨てきれない自分もいます。
と書いて下さっています。
〇自分がバリバリ働けたなという思い
VS
〇燃え尽きへの不安
〇稼いできてもらうという理想
このような葛藤があるのかなと思ったのですが、いかがでしょうか^^?
そして、らんさんの中に
>彼が稼げなくなったらどうしたらいいのだろう…わたし、頑張れるのかな…というような思い
>私がしっかりしなきゃ…と思いますが、もう前のように頑張れなくなってしまったんです。
とあるように「働いて稼ぐ=すごく頑張ること」という図式があるのかなと思ったのですが、いかがでしょうか^^?
燃え尽きるぐらい頑張ってしまうということは、実は「頑張らない」ことが問題ではなく、「燃え尽きるまで頑張りすぎてしまう」ということが一番の問題なのかもしれません。
(スポーツで例えると、「練習を頑張らない」ことが問題ではなく、「怪我するぐらいまで練習を頑張りすぎてしまう」のが問題みたいな感じです。)
【参考記事】
逆に言うと、
辛い頑張りではなく、楽しく働く・稼ぐ
といった考え方について、らんさんはどのように感じるでしょうか^^?
私達は皆、身近な人を見たり、過去の経験から「仕事=〇〇」「働く=〇〇」「稼ぐ=〇〇」といった心の前提をたくさん持っています。
例えば、お母さんが「仕事なんだから、嫌なことを我慢するのは当然なんだよ。」といったことをずーーーっと言っていたら、「仕事=嫌なことを我慢してそれでお金をもらうもの」といった心の前提ができるかもしれません。
または、最初に入った会社の上司が「仕事は楽しむもの^^自分が好きなことをドンドンやれば、相手にも貢献できる」と行動していたら、「仕事=自分が好きなことをやって楽しんで、相手に貢献すること」といった心の前提ができるかもしれません。
これはどの心の前提が正しい・間違っているということではありません。
でも、もし、ネガティブな心の前提を持っていたら、それをやるのはしんどいので、葛藤してしまうのは無理ないことかと思います。
つまり、「仕事=〇〇」「稼ぐ=〇〇」という心の前提をポジティブなものに変えていくと、葛藤が解消されるのではないかと思います(例:辛い頑張りではなく、楽しく働く・稼ぐなど)^^。
ネガティブな心の前提をポジティブな心の前提に変える方法
では、具体的にネガティブな心の前提をポジティブなものに変える方法についてです。
心の前提を可視化する
まずは、自分がどんな心の前提を持っているかを可視化します。
もしよかったら、らんさんも、
「仕事=〇〇」
「稼ぐ=〇〇」
という〇〇に入る言葉を20個ずつ書き出してみるのはいかがでしょうか^^?
これだけでも「あれ、私、変なこと思い込んでいたな?」と思って手放しやすくなる場合もあります。
自分とは異なるポジティブな心の前提を持っている人を探す
2つ目は、「自分とは異なるポジティブな前提を持っている人を探す」という方法です。
例えば、自分が「仕事=嫌なことを我慢してそれでお金をもらうもの」という心の前提を持っていたとします。
そうしたら、それとは異なるポジティブな前提(例:仕事=辛い頑張りではなく、楽しいもの)を持っている人を意識して探してみます。
今はYoutubeやブログなど個人が発信しているものもあるので、まずはネットからでも良いかと思います^^
最初は、
「そんなの絵空事でしょー」
「その人は特別でしょー」
と思うかもしれませんが、是非何人か探してみて、実際に話してみたりすると、自分の前提が変わることもあります。
なぜネガティブな心の前提ができたのかを振り返り癒すことで、前提を変える
最後は、「なぜネガティブな心の前提ができたのかを振り返り癒すことで、前提を変える」です。
身近な人を見たり、過去の経験から「仕事=〇〇」「稼ぐ=〇〇」といった心の前提ができるということを先ほど書きました。
私はカウンセリングだったら、らんさんに今までのお仕事のこと、そして、ご家族のことをお聴きしてみたいなと思います。
この過去の経験を振り返り癒すことで、心の前提が変わってきます。
この辺は一人でやるのは難しい場合も多いので、取り組みたい場合はカウンセリングも検討してみていただければと思います^^
【参考記事】
この問題を乗り越えると得られるもの
らんさん:燃え尽き症候群のようになるぐらい頑張り屋さん
彼さん:仕事で燃え尽きるような感じなるぐらい頑張り屋さん
このようにお二人ともすごく頑張り屋さんなのですよね。
そうやって頑張ってこられたことはすごく素晴らしいことです^^
そして、らんさんが「辛い頑張りをせずに、楽しく生きる」という選択肢も手に入れられると、それはらんさんだけではなく、彼さんにもプラスの影響があるかもしれません^^
そして、ますますお二人のパートナーシップも素晴らしいものになるかと思います。
二人ともが「辛い頑張りをせずに、楽しく生きる」方向に舵を切るチャンスとも捉えることができるかもしれません。
是非、そんなビジョンをイメージしてみていただければと思います^^
まとめ
今日は、「働く」「稼ぐ」ということに対する心の前提という観点からご回答しました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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