ケーススタディ⑥アンダーグラウンド(表で良い人、裏で悪い人)の事例

相談回答(架空相談含む)

こんばんは(^^)。心理カウンセリング勉強中の野内です。

今日は、以下の架空のクライアントさんのケースに全力で答えるという、エアカウンセリングを行いたいと思います。

この事例は、カウンセラー根本裕幸先生の心理カウンセラー養成講座(お弟子さん制度4期)の中で事前課題として出されているものです。

アンダーグラウンド(表で良い人、裏で悪い人)の事例:Fさん

40代、専業主婦。夫は上場企業のエリート。私立に通う中学生の息子と、中学受験を控えた小6の娘がいる。

家の中は常にきちんとしていて、ご近所付き合いもうまくやっている。PTAの役員も何度か経験し、よいところの奥さまに見られる生活をしている。しかし、その一方で、ずっと前から不倫をしている。相手は営業マンだったり、自営業だったり、昼間、自由になる時間を持っている人たちばかり。週に1,2度、誘われるがままにホテルに行き、濃厚なセックスをしている。見た目は大人しそうに見えるので、そのギャップに彼らは虜になってしまうようだ。夫とは2人目が生まれてからほとんどレスだし、元々相性が良くないので、不倫相手とのセックスで満たされているため、こうした関係がなくなるのは女として終わってしまうようで考えられない。しかし、子どもたちや世間の手前、罪悪感もとても強く、どうしていいのか分からないまま、ずるずると関係を続けてしまっている。

子どもの頃からいい子をしてきた。両親はとても良い人たちで休日は家族そろって過ごすことも多く、旅行にもよく行った。父親は高給取りではなかったが趣味は家族と言うくらい家庭的な人だったし、母親がしっかりしていたので、経済的には何ら不安もなかった。大学までちゃんと通わせてもらったし、いい企業に勤めていた(夫とは職場結婚。出産を機に退職)。

結婚するときは家族もとても喜んでくれたし、夫の両親もとても良い人たちで自分は恵まれていると思っていた。兄と妹がいるが、彼らも今は結婚して幸せな家庭を築いている。年に何度かは家族で集まるなど、ほんとうにいい家族だと思う。

それだけに隠れて自分がしていることがとても重たく心にのしかかってきている。こんなことは誰にも言えないし、かといって、その関係をやめることは考えられない。自分はほんとうにおかしいんじゃないだろうか?

ここから回答です。

ご相談ありがとうございます(^^)。もしかしたら、お話するのもかなり緊張されたかもしれません。

毎回書いている気がしますが、カウンセリングでは、不倫が良い・悪いという観点から見るのではなくて、どうしてその状態が必要なのかという理由を一緒に考えていくということと思っています。

なので、いろいろとお話いただくことに、「そんなことしたらダメじゃないか」とか「そんなふうに考えたらダメじゃないか」とか言うことは決してないので、ご安心いただけたらと思います。

最初にお聞きしたいこと

普段の自分と不倫相手の前の自分で、異なる自分と感じるところはありますでしょうか?

最初に書いた通り、不倫が良い・悪いということではないので、Fさんの中で何か普段の自分では表現できない何かがあって、それを不倫相手の前では表現できるということはないでしょうか?

例えば、「完璧でなくても良い」とか「ちゃんとしなくてもよい」とかかもしれないですし、「子どもみたいにワクワク振舞える」とか「キャーキャー騒いで感情を出せる」とかかもしれないですし、全然異なることなのかもしれないので、それは何かな?ということを考えてみていただければと思います(カウンセリングだったらゆっくりそのあたりをお聴きしたいと思います)。

普段の表の世界で出せない何か?

Fさんは罪悪感を感じていらっしゃるけれども関係をやめれないので、「自分はほんとうにおかしいんじゃないだろうか?」と書いて下さっていますが、おかしいとは私は思わなくて、その関係の中でしか得られない何かあるのではないかと推察しました。

つまり、普段の表の世界で抑圧されたり出せない何かが、不倫という出口から出ているということではないかと思いました。ガスボンベにドンドンガスを入れていったら、ガスボンベがいつか爆発してしまいますよね。どこかでガスを抜くからボンベが爆発せずにいられると思います。

Fさんの状況はそれと同じで、なので、急に不倫をやめてしまったりすると、出口が行き場を失ってしまうので、すごく苦しくなってしまうのではないかと思います。

カウンセリングの方向性

なので、まずは、不倫のことはとりあえず一旦おいておいて、不倫の中でしか得られない何かが何なのかということと、その何かが分かれば、別の方法でその何かを得られないかを検討するというのはいかがでしょうか。

その時、Fさんは本当は何が好きで本当は何が嫌いなのか、Fさんが本当は何をしたくて、本当は何をしたくないのかをお聴きしたいなと思いました。

最後に

お家のことをきちんとしていて、ご近所づきあいもうまくやっている、ご結婚前は良い企業に勤めていてと、とてもバランス良く何でもこなせる能力の高い器用な方で、子どもさん達のことを大切に思われている家族思いのFさん。

この問題を乗り越えた時、そのような魅力に加えて、世間から見る良さとかではなくて、本当の自分、本当の自分の思い、ありのままの自分というのが再発見できて、自由に生きやすく生き生きとしたFさんになられるのではないかと思います。

読んで下さってありがとうございました(^^)野内でした。

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