こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
いい子をしてきたから?人生設計に困ってます。(ご相談者さん:きゃりおんぬさん)
いつもカウンセラーさんの回答に、勇気をもらっています。ありがとうございます!
現在35歳。これからの人生をどんな風に生きていきたいのかがわからなくなってしまいました。
学生時代はその年齢になれば進学し、大学卒義とともに就職。周りの流れに乗って進んでいけばよかった。でも、その先はどうするの?ということが考えられていないことにはたと気付き、婚活の末、結婚することができました。
ここ数年は、どうにか結婚したいという思いで行動していたので、それを達成した今、またこれから先どうしていきたいのかがわからなくて、モヤモヤし始めて困っています。
親の顔色を伺い、いい子をしてきた自覚があります。親と同じような人生を進むものと思い込んいたのですが、でも、結果的に選択していることは全く違うので、自分の中で理想が描けず困ってしまっているのかな、とも思います。
ロールモデルを探してみるといい、というアドバイスをもらったことがあるのですが、それもなかなかわからず、どうしたらいいものかと八方塞がりです。
こんな状況から抜け出すためのアドバイスいただけたら嬉しいです!
ご回答はここからです。
きゃりおんぬさん、ご相談ありがとうございます^^
また、ご結婚おめでとうございます!
今ご結婚されて30代。ある程度社会人としても、経験を積んでこられたところかもしれません。
さらにご結婚されて、「今後どう生きていったらいいのかな」ということ、結構多くの人が悩むお年頃なのかもしれません。
そういう意味で、非常に他の人にも参考になるご相談だと思います^^
改めて、ご相談、本当にありがとうございます。
いい子・優等生タイプの人の持つ能力を、自分が幸せになるために使う
きゃりおんぬさんは、
>周りの流れに乗って進んでいけばよかった。
>親の顔色を伺い、いい子をしてきた自覚があります。
と書いて下さっています^^
確かに、方向性に今悩んでおられるところかもしれませんが、一方で、これは、きゃりおんぬさんの能力や頑張りを示しているところもであるかと思います。
いい子をしたりとか周りの流れに乗れるだけの能力。
相手がして欲しいことを察すること。
人の気持ちを読むこと。
それを実際に行動に移して実行すること。
そういった総合的な能力自体は、今までにきゃりおんぬさんが頑張ってきたからこそ、磨かれてきたものとしてあるかと思います。
だから、いい子をしてきたことや、流れに乗ってきたこと自体が悪いのではなく、今、この能力をきゃりおんぬさんが幸せになるように使い方を変えられるようになると、きゃりおんぬさんの人生がさらに楽しくなっていくのではないかと思います^^
いい子・優等生タイプの人は、周りの気持ちを自分の気持ちよりも優先するタイプ?
では、その能力の使い方を変えるとは、どういうことかと言いますと、「自分の気持ちを大切にする」方向に、自分の能力を使っていくというのはいかがでしょうか^^?
いい子・優等生タイプの人は、ある意味で周りの気持ちを自分の気持ちよりも優先するタイプと言い換えることもできるかと思います。
周りの期待に無意識に応えていたり、「相手はこうしてほしいんだろうな」と無意識に相手の気持ちにフォーカスする癖がある場合も多いです。
もちろん、それ自体が悪いわけではないのです^^。
ただ、相手の気持ちにフォーカスするということは、自分の気持ちが置き去りになってしまうパターンも多いかと思います。
自分がどうしたいかよりも、相手がどうしてほしいと思っているかどうか。
自分の気持ちよりも、相手の期待に応えること。
そんな形で、無意識に自分の気持ちが置き去りになってしまうこともあります。
そうすると、
「なんか自分の気持ちがわからないな」
「今後どうしたらいいのかなー」
「ロールモデルっていっても…」
となってしまうのではないかと思います。
【参考記事】
ちなみに、カウンセリングだったら、きゃりおんぬさんがどうして結婚したいと思ったのか、本当のきゃりおんぬさんはどういった人なのかを一緒に掘り下げてみたいと思います^^
ただ、今日はそういった個別の詳しい話をお聴きできないので、一般論になりますが、自分の気持ちを大切にする方法について一つ例を挙げてみたいと思います^^
好きなもの・嫌いなものを100個ずつ挙げるリスト
きゃりおんぬさんの好きなもの・嫌いなものを100個ずつ挙げるリストを作ってみるのはいかがでしょうか?
これには2つの意味があります。
1つは、好きなもの・嫌いなものという自分の気持ちを明らかにする練習になること。
2つ目は、そのリストを作るために自分の気持ちに意識を向ける練習になること。
普段から、「あ。これって私好きかな」とか「これって私嫌かな」と、自分の気持ちに意識を向ける練習にもなるかと思います。
「嫌い」という感情も、大切な感情
最後に少し自分の経験から蛇足かもしれませんが、注意点を書かせていただきますね^^
私も「自分の気持ちがわからないなー、方向性がわからないなー」という時期がありまして、その時って、「嫌いって思っちゃいけない」というのが強かったのです。
例えば嫌いなことや嫌いな人があったとしても、それを認めることが難しかったのです。
だからいつも、「それは、ちょっとだけ苦手なの(←本当はめちゃ嫌い)」とか「でも、あの人にもいいところがあるから」とストレートに自分の「嫌い」という感情を受け止めることができなかったのです。
ただ、別にその人に向かって「あなたのこと嫌い」と言わなければ、自分の心の中だけで思っている分には、全然悪いことではないかと思います^^
「嫌い」というのは、なんだか認めにくい感情かもしれませんが、そういった感情も、きゃりおんぬさんの大切な感情ということを、知っておいていただければと思います^^
【参考記事】
まとめ
今日は、いい子をしてきて他人のために頑張ってきた人が「これだ!」と思える未来を得るためには、自分の気持ちを大切にすることが第一歩ということを書いてきました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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