こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
スマホがやめられません(ご相談者さん:ココアさん)
もう何年も同じことを繰り返しています。
時間があるとついスマホばかり見てしまうのです。
仕事をしている日はお昼ごはんを食べるときに見るくらいですが、仕事が終わってからは電車の中でほぼずっと見ています。
更に帰ってから寝るまでもスマホを見ている時間が長いです。
主にSNSを読んだりブログを読んでいます。
目のためにも良くないし、それを読んでいたって自分のいろいろな時間が削られているだけだと思っています。
でも読むのが好きでやめられないのです。
こんなに長年やめられないのは、もしかしたらこれは心の問題なのかと思い始めました。
仕事ではストレスがありますし、不満をいつも抱えているわけではないですが、人生が充実しているとは言いがたいです。
スマホを見ている間は自分がないがしろになっている気もしています。自分のことを考えなくて済む、という感覚があります。
昔読んでいた新聞はほぼ読まなくなってしまったし、電車の中で本を読むのが定番だったのに、本を読むこともかなり少なくなりました。
この習慣を改めないと、いろいろなものを失ってしまうような気がします。
スマホと適切な距離を取れるようになりたいです。もし目に留まった方がいらっしゃったら、アドバイスをいただけたら幸いです。よろしくお願い致します。
ご回答はここからです。
ココアさん、ご相談ありがとうございます^^
先日、私は大阪市の地下鉄に乗っていました。
ココアさんのご相談を拝見したところだったので、パッと車内を見渡したら、99%ぐらいの人がスマホを見ていました(笑)。
なので、「スマホをやめたいけど、やめられない」というココアさんのご相談、密かに同じことを感じている方も多いのではないかと思います。
皆さんの参考になるご相談、改めて、本当にありがとうございます^^
そして、実はこのご相談、いろいろな切り口から考えることができます。
なので、本当はココアさんにいろいろとお話を具体的に伺いたいところではあります^^
今日は、3つのパターンからスマホがやめられない理由や対処法について考えてみたいと思います。
ココアさんに全て当てはまるかは正直わからないのですが、「自分の場合、当てはまるかな?」とチェックしながら、見てみていただけたらなと思います^^
何らかのストレスを「スマホを見る」という行動で発散して、バランスを取っている?
「やめたいのに、やめられない」という時、その行動(スマホを見る など)をすることで、心のバランスを取っている場合があります。
>仕事ではストレスがありますし、
とココアさんも書いて下さっています。
何らかのストレスを「スマホを見る」という行動で発散して、バランスを取っているという場合があります。
この場合、
〇ストレスそのものを減らす【根本原因となっているストレスを減らす】
〇ストレスの発散先を別の物にする【スマホ以外のストレス解消法を見つける】
ということが解決法になるかと思います。
ここについては、詳しくはこちらの記事で書いていますので、よかったらご覧下さい^^
【参考記事】
本当にやりたいこと・情熱を傾けることに向かわないように、慰み的にスマホに時間を使う?
ココアさんのご相談文の中で、一番気になったのは、
>スマホを見ている間は自分がないがしろになっている気もしています。自分のことを考えなくて済む、という感覚があります
という部分です^^
(ちなみに、こういったご自身の状態に気が付かれていて、それを言語化できることから、ココアさんの感性や感受性の豊かさや表現力の卓抜さを感じ取れます^^)
ココアさんにお聴きしたいのは、
「自分のことを考えると何か困ることがありますか^^?」
という質問です。もしよかったら考えてみていただけたらなと思います^^
>不満をいつも抱えているわけではないですが、人生が充実しているとは言いがたいです。
とも書いて下さっています。
もしかしたらなのですが、
本当はやりたいことや本当は情熱を燃やしたいことがある。
(または、本来は情熱的な方である)
↓
でも、何らかの理由でそれを押さえつけている。
(例えば、自信がないとか、「自分には難しいかも」といった思考により)
↓
本当にやりたいこと・情熱を傾けることに向かわないように、慰み的にスマホに時間を使う。
という構図になっている場合もあるかもしれません。
もし「ちょっと当てはまるかも…」と思われたら、
〇「自分のことを考えると何が困るのだろうか^^?」
〇「自分が本当にしたいことって何だろうか^^?」
ということを、書き出すなどして考えてみていただければと思います。
「スマホはいけない」という言葉は、本当は誰の言葉だったのか?
最後3つ目は、1つ目・2つ目とは少し毛色が異なります。
ココアさんの中で、
スマホを見る=新聞・本を見るのと違って、自分のいろいろな時間が削られているだけ
と感じていらっしゃるのではないかと思います。
ちなみに、
スマホを見る=新聞・本を見るのと違って、自分のいろいろな時間が削られているだけ
というのは、誰の言葉でしょうか?ということを考えてみていただければと思います。
(例:お母さんが「新聞や本を読むのは大事なこと。ゲームとかスマホとかは良くない」といった価値観を持っていて、子どもの頃にそういったことを言われ続けてきた。学校の先生が「スマホばっかり見てはいけない」と言っていた など)
「スマホはいけない」という言葉は、本当は誰の言葉だったのかな?ということを考えてみていただければと思います^^
もしかしたら、そういった過去の誰かの言葉で、「スマホはいけない」という思い込みができているという場合もあります。
こういう場合、それに気が付くだけでも「いや、お母さんや先生はそう言っていたけど、別にスマホも良いのでは?」と思える場合もあります。
まとめ
この問題は、そもそもスマホをやめたほうが良いのか・やめないほうが良いのかということも含めて、いろいろな切り口があります。
今日は以下の3つのポイントを書きました。
〇何らかのストレスを「スマホを見る」という行動で発散して、バランスを取っている?
→根本的なストレスの低減やストレス解消方法をスマホ以外にする方法があります。
〇本当にやりたいこと・情熱を傾けることに向かわないように、慰み的にスマホに時間を使う?
→自分の本当にやりたいことを明確にすることで、そちらに向かっていくという方法があります。
〇「スマホはいけない」という言葉は、本当は誰の言葉だったのか?
→「スマホはいけない」という思い込みから解放されることで、「別にスマホを楽しんでも良いのでは^^?」と思える場合があります。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でもご回答していますので、よかったらご覧ください^^
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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