こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
周りの言葉を否定にとらえてしまう(ご相談者さん:ナオさん)
初めて相談させていただきます。
私は個人事業主としてスタッフが数人いるお店を経営しています。自分の好きなことを表現する場として、忙しいながらも毎日充実しています。
ただ、周りからの意見を全て自分を否定する言葉として受け止めてしまうことに悩んでいます。
例えばスタッフから「ここはこういうやり方に変えた方がいいんじゃないですか?」という業務の改善を相談されるのも、まるで自分自身を否定されているような気持ちになり、胸が苦しくなります。
こうやって書くとバカバカしく思いますが、実際にそういうことがあるとしばらく落ち込むくらいのときもあります。
スタッフとの面談も、本来なら自分がスタッフを評価する側のはずなのに、どんな改善を求められるのかと恐怖心が出てきてしまいます。
表向きは、しっかりと意見を汲み取るようにして、いい、悪いの判断は冷静にしています。
スタッフだけではなく、取引先などもそうで、主に仕事でそういう思いになることが多く、どこかで毎日「今日は何を言われるか」と構えてしまっていて、苦しいです。
関係無いかもしれませんが、好きなことに周囲を巻き込んでしまっている、迷惑をかけている
という想いもどこかにある気もしています。
なぜか夫や友人にそう思うことは少ないように思います。
自分の中で何が起こっているのか、アドバイスをいただきたいです。
よろしくお願いします。
ご回答はここからです。
ナオさん、ご相談ありがとうございます^^
ナオさんは、個人事業主としてお店を経営されていて、
>自分の好きなことを表現する場として、忙しいながらも毎日充実しています。
とのこと。とっても素敵なライフワークを生きられているんだな~と思って、ご相談文を拝見しました^^
一方、仕事の指摘が、自分へのダメだしに感じるとのこと。
>表向きは、しっかりと意見を汲み取るようにして、いい、悪いの判断は冷静にしています。
と、冷静に対応されていて、本当に素晴らしいな~と思います^^
でも、
>どこかで毎日「今日は何を言われるか」と構えてしまっていて、苦しいです。
とのことで、心にはかなり負担がかかっているのではないかと思います(涙)。
ナオさんのように自立系の方にとっては、こうやって相談すること自体が、勇気が必要なことだったかもしれません。
心の負担を無視せずに、勇気を持ってご相談いただき、本当にありがとうございます^^
ナオさんが、より楽しく自由にライフワークを生きられるように、一緒に考えていければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします^^
「否定されている」と感じるのはなぜかを絞り込む質問
カウンセリングだったら、ナオさんが「否定されている」と感じるのはなぜかについて、ナオさんにいろいろお話をお聴きすると思います。
今日はお話をお聴きできないので、質問をいくつか挙げたいと思います。
もしよかったら、以下の質問にご自身で書き出すなどして考えていただければと思います^^
(そうすると、なぜこういうことが起きているのかがわかる場合があります。)
質問1:自分を否定されると感じるのはいつからでしょうか?何かきっかけがあったのでしょうか?
(もし何か「この時点から!」というのがあれば、その前後で自分はどう変わったかを整理すると、「この辺が原因かな?」ということがわかったりします)
質問2:夫や友人とナオさんの関係と、スタッフさん・取引先とナオさんの関係はどう違うでしょうか?
(夫や友人にそう思うことは少ないと書いて下さっているので、どう違うのかを整理すると、「こういう原因で、自分は否定されていると感じるんだな」という詳細がわかったりします)
質問3:お客さんから何か言われた時は「否定された」と感じるでしょうか?お仕事で、「否定された」と感じる時と「そうではない」時があれば、その違いは何でしょうか?
(お仕事で「否定された」と感じる時と「そうではない」時があれば、どう違うのかを整理すると、「こういう原因で、自分は否定されていると感じるんだな」という詳細がわかったりします)
カウンセリングだと上記のような質問を通じて、どうしてこの問題が起きているのか、本当の原因は何なのかということを一緒に絞り込んで探していく場合があります^^
仕事の指摘が、自分へのダメだしに感じる時の2つのポイント
今日は、実際のナオさんのお話を詳しくお聴きできないので、こういう可能性があるかな~ということを2点あげたいと思います^^
「罪悪感」があると、「否定された・責められた!」と感じる時あり
1つ目は、ナオさんの中で、何らかの「罪悪感」を感じていらっしゃるかもしれません。
>好きなことに周囲を巻き込んでしまっている、迷惑をかけている
>という想いもどこかにある気もしています。
というのは、罪悪感の一形態なのかな?とも思います。
罪悪感は自分で自分を責めている(「悪いやつだ」と責めている)ということです。
なので、「そんな悪いやつは皆からもきっと責められるに違いない!」と感じてしまったりします。
罪悪感があると、スタッフの何気ない一言でも
「責められている!」
「否定されている!」
と感じてしまう場合があります。
問題は、スタッフの一言ではなく、自分の中にある罪悪感というケースです。
この場合は、「罪悪感を軽くする」ということが根本的な解決策になってくるかと思います。
罪悪感を軽くする方法は様々あるのですが、例えば、ナオさんの場合、思考の転換としては、以下のようなものはいかがでしょうか^^?
「申し訳ない!」と感じたら、「ありがとう」に変換する
例えば、
好きなことに周囲を巻き込んでしまっている、迷惑をかけていて「申し訳ない!」(罪悪感)
とも考えられますが、
好きなことに周囲を巻き込んでしまっている、迷惑をかけてるかもしれないけど、それでもやらせてもらって「ありがたい!」(感謝)
とも言い換えられるかもしれません。
これは思考の転換で、綺麗にハマると結構スカッと罪悪感から感謝に行ける場合もあります。
(でも、無理にそう思い込めという意味ではないので、やってみてモヤモヤするようなら、別の方法もたくさんありますので、無理しないようになさって下さいね^^)
【参考記事】
ナオさんにとって「経営者」のイメージって?
2つ目は、ナオさんにとって「経営者」のイメージって何かな?ということです。
ナオさんは、個人事業主として、複数のスタッフを抱えれるほど成功されているわけですね^^
きっと今までバリバリお仕事をされてきたと思いますし、その実力は間違いないことと思います^^
そんなナオさんにとって「経営者」のイメージってどんな感じでしょうか^^?
よかったら、
経営者=〇〇
というのをたくさん書き出してみていただければと思います。
例えば、
経営者=何もかも背負わないといけない。
経営者=完璧にやらないといけない
とかが自分のイメージにあると、スタッフさんの指摘が否定に感じるということもありうるかもしれません。
自分の中のそういうイメージでって、今までの経験から形作られるものです。
割と周りにバリバリ自分で背負ってやっている経営者が多かったら、そういうイメージになる場合もあるかもしれません。
もし、「あー、確かにそういうところあるな~」と思ったら、ちょっと違うタイプの経営者も観察してみるのはいかがでしょうか^^?
人によっては、
経営者=スタッフやいろんな人と一緒に作っていく
経営者=スタッフやいろんな人に助けてもらって進む
という人もいるかと思います^^
いろいろ観察していくと、「なんだ、意外といろんな人に協力してもらったらいいんだな(ホッ)」と思うと、すごく楽になるかもしれません。
まとめ
今日は、
〇「否定されている」と感じるのはなぜかを絞り込む質問
〇仕事の指摘が、自分へのダメだしに感じる時の2つのポイント
について、ご回答しました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でも回答しておりますので、よかったらご覧ください^^
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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