こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
先日、自信のつけ方として「習慣を変える」ということについて少し触れていました↓。
今日は、習慣化についての本「理想の人生をつくる習慣化大全」をご紹介したいと思います。
概要
“続けられる”“やめられる”“先延ばししない”“プラス思考になる”“やりたいことが見つかる”―人生の豊かさの9割は習慣で決まる!行動・思考・感情・環境の習慣化の方法65。
(「BOOK」データベースより)
【目次】
序章 習慣化で理想の人生をつくろう
第1章 行動の習慣
第2章 思考の習慣
第3章 感情の習慣
第4章 環境の習慣
精神論や根性論ではない習慣化の本
習慣化。この一言でどんなイメージが浮かぶでしょうか?強固な意思とか根性によって初志貫徹みたいなイメージでしょうか?石の上にも三年とか臥薪嘗胆とか、とにかくストイックなイメージでしょうか(*^-^*)?
もちろん、そういうストイックな方法が好きな人はそれはそれで良いと思うのですが(^^)、この本は、習慣化を精神論や根性論で乗り切ろうとすると辛くなり、結局続けられなくなるので、習慣化を妨げているボトルネックがどこに存在しているかを把握してアプローチしよう!という本です。
私、この著者の方の別の本で「人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術」↓を読んだ時、「早く起きるためには、早く寝ないといけない。だから、早く寝るのを妨げているところ(ボトルネック)を探す」ということが書いてあって、なるほど~と思って一時期5時起きをしていました(^^)。このように、意思の力に頼らなくても良い習慣化という点がこの著者さんの素晴らしい点かな~と思います(^^)。
本の構造
この本では、習慣化を妨げるボトルネックとして、以下の4つのレベルが想定されています。
〇行動:第1章で行動の習慣が変わる26の方法 を紹介
〇思考:第2章で思考の習慣が変わる18の方法 を紹介
〇感情:第3章で感情の習慣が変わる15の方法 を紹介
〇環境:第4章で環境の習慣が変わる6の方法 を紹介
行動・思考・感情・環境の4つの切り口から、うまく自分を乗せて習慣化できるようになる方法、計65個(65のSWITCH)が紹介されています。なぜ、65個も紹介されているかというと、人それぞれ全員に当てはまる究極方法はないので、うまく自分を乗せる方法を発見するためだそうです(^^)。
それでは、いくつか面白いな~と思った例をご紹介してみたいと思います。
行動の習慣:SWITCH04 大変な日は「例外ルール」で乗り切る
「毎日30分ジョギングする」とか決めても、様々なイレギュラーが日常的に発生してきますよね。
こういうイレギュラーな出来事のせいで、習慣化したい行動をサボる日が続くと、自己嫌悪に陥ったり無力感を感じたりしてやる気がなくなり、挫折の道に突き進んでしまいがちです。
特に完璧主義的な傾向の人はこれはわかる方も多いかもしれません(私もイタタ…( ;∀;))
これを防ぐために、「例外ルール」を設けると良いようです。
例外ルール:イレギュラーな出来事への対応をあらかじめルール化しておくこと。例えば、「22時以降に帰宅する時は、駅から速足で歩けばOKにする」といったルール等。
例外ルールをうまく活用して「ゼロにしないで、今日も一応やれた!」と思えるようにするということですね(^^)。
行動の習慣:SWITCH12 「いつやるか!」タイミングを工夫する
「いつやるかを決めるだけ」で行動の実行確率が上がるということで、習慣化したいことを「いつ」「どこで」やるかまで決めるという方法です。
〇<朝>、<行きの通勤電車の中で>自分を5つ褒める
〇<夜寝る直前に><布団の中で>今日良かったこと・感謝できることを3つ考える
のような形かと思います。
思考の習慣:SWITCH35 「今はこれでいい」と納得する
著者は駆け出しのコーチだったころ、自分の書いたコーチングのコラムがつまらなくて悩んでいたそうです。自分の師匠に相談した時に、言われたのがこの一言。
「「うーん、でも、今はこれでいい!」と思えませんか?」
駆け出しでいきなり素晴らしいものを書けないけど、現時点で可能な限りを尽くすしかない。全力を尽くした結果であれば、「今はこれでいい!」と唱えて小さく成長していくことを続けてみてはいかが?というSWITCHです。
これは、カウンセリング的な見方をするなら、理想主義に陥いると自己否定してしまうので、自己受容的な思考(今の自分を受容する)をしたら進みやすくなるのでは?という意味かと思います(^^)。
まとめ
行動から環境まで、幅広く習慣化のノウハウについてまとめた、とても使いがっての良い本だと思います(^^)。
ご興味のある方は是非~。
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