こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
自分らしく働きたい(ご相談者さん;紅葉さん)
こんにちは。だれかの相談に乗ることが多い人生だったので、こういう場で相談することも私にとっては少しハードルが高いのですが今日は勇気を出して相談させて頂きます(ドキドキ)
離婚を期に子供と実家に帰り療養しながら長い夏休みを過ごしてたのですが、
今年から社会復帰したい!ていうかお金やばい!と思い求人情報を漁ってる日々です。
が、ぜんぶ楽しくなさそう&私には働けなさそうな求人ばかりで気が滅入っております。
過去に病気になってしまい思うように働けなかった自分を恥じてた期間も長かったため
「私は働けない(稼げない)」という呪縛が最近浮上して子供と一緒に大風邪を引くなど物理的に動けなくなる現実が多発してます。(最近は湿疹が出てきてしまいました。かゆい)
社会復帰するのがとても不安で、働くことに対して恐怖があるんだと思います。
そして復帰するなら「ちゃんとしなきゃ!」が発動していて過度なプレッシャーを背負ってしまい苦しくて一歩が踏み出せずにループしてしまってる状況です。
それでもどうにか現状を変えたくて
最近は「私のできること・できないことリスト」を書き出し始めました。
外出して実際に働いてるひとを観察したり求人の貼り紙が出ていないかなどチェックしに行ったりしています。
こういう環境や職場で働きたいという良いイメージもなかなか湧きません。(紙に書き出してみたり人と会ってみるのが良いのでしょうか?)
自分らしく働くためにどんな行動をしていけば良いでしょうか。
どなたかアドバイスやブログネタにして頂けると幸いです。宜しくお願い致します。
ご回答はここからです。
紅葉さん、ご相談ありがとうございます^^
相談するのって、本当にドキドキする方も多いのではないかと思います。
(特に、今まで誰かに相談に乗ることが多かった方にとっては。)
勇気を持ってご相談いただき、本当にありがとうございます^^
「止まっていたものを動かす時が一番力がいる」
「0から1が一番難しい」
そんな言葉もあるように、新しいことを始める時はパワーが必要な時もあるかもしれません。
(紅葉さんはお子さんもいらっしゃって、もしかしたら育児もお忙しいかもしれませんし。)
そんな中リスタートを切ろうとチャレンジされていること。
現状を変えようと取り組んでいらっしゃること。
それ自体が、本当に素晴らしいことなのではないかと思います(パチパチパチパチ←紅葉さんに拍手!)^^
そんな紅葉さんを是非是非応援できればと思い、ご回答したいと思いました^^
どうぞよろしくお願いいたします。
動こうにもうまく動けない時、「アクセル」と「ブレーキ」をチェックする。
実は、紅葉さんのご相談文を読んで、いろいろお話をお聴きしてみたいな~と思いました^^
というのは、動こうにもうまく動けない時って、いろいろな打ち手があります。
カウンセリングだとどの辺りを押すと楽に進んでいけるかを、話をお聴きしながら一緒に考えて絞り込んでいきます。今日は、紅葉さんとやり取りができず、絞り込みができないので、いろいろな打ち手の例をあげたいと思います。「この辺やってみてもいいかな?」という目線で読んでみていただければと思います^^
就職活動に限らず、動こうにも動けない時は、
「アクセル」:「こうしたい!」「こうなったら嬉しいな!」というビジョン
「ブレーキ」:動くのを押しとどめるブレーキとなっているもの
を整理していくことがあります。
「アクセル」が強ければ、ブレーキが多少あっても、進んでいけます(「アクセル」を強化するアプローチ)。
逆に「ブレーキ」を外せば、自然と進んでいけます(「ブレーキ」を外するアプローチ)。
「こうしたい!」「こうなったら嬉しいな!」というビジョンを描く
まず、「アクセル」を強化するアプローチについてです。
紅葉さんは、
>自分らしく働きたい(ご相談のタイトル)
>自分らしく働くためにどんな行動をしていけば良いでしょうか。
と書いて下さっていて、「自分らしく働きたいな~」と思ってご相談して下さったのではないかと思います^^
この「自分らしく働く」というのは、もう少し具体的に言うとどういうことを指すでしょうか?
というのも、
「やっぱり、私は仕事が生活の中心。ハードであっても、人の役に立つことについて、バリバリ働きたい。何のかんの言ってそれが自分らしい。」
「やっぱり、私は子どもやパートナーが生活の中心。家族との時間を取りたいから、仕事はその生活をサポートするためというのが自分らしい。」
「やっぱり、私は趣味が生活の中心。推し活がしやすい時間帯に働けるのが大事!」
など、本当に人それぞれの考え方があるのかなと思います。
>こういう環境や職場で働きたいという良いイメージもなかなか湧きません。
と紅葉さんは書いて下さっています。
(カウンセリング的には、どうして良いイメージが湧かないのかがとっても気になるところですが)
仕事だけで考えるのではなくて、
〇自分が本当に欲しいものは何なのか?
〇自分が本当に欲しいものの中で、仕事はどういう位置づけになっているのか?
ということを書き出して考えてみるのはいかがでしょうか^^?
「こういう生活したい!だから、仕事はこんな感じでしたい!」ということがハッキリすると、アクセルが強化されるので、進みやすくなるのではないかと思います^^
(「こうしないといけない」というは、ビジョンではないので注意です)
そもそもそれが思い付かないという場合は、モデリング(自分が良いな!と思う人をまねること)もおススメです。
動くのを押しとどめるブレーキを外す
続いて、動くのを押しとどめるブレーキを外すアプローチについてです。
紅葉さんは、
>社会復帰するのがとても不安で、働くことに対して恐怖があるんだと思います。
>そして復帰するなら「ちゃんとしなきゃ!」が発動していて過度なプレッシャーを背負ってしまい苦しくて一歩が踏み出せずにループしてしまってる状況です。
>「私は働けない(稼げない)」という呪縛
と書いて下さっています。
不安や恐怖、「ちゃんとしなきゃ!」というプレッシャー、「私は働けない」という呪縛がある中、働こうと動くのは大変かと思います( ;∀;)
例えばなんですが、どういうところが不安なのでしょうか?働くことの何が怖いな~と思われますか?
「ちゃんとしなきゃ!」というのは、仕事の時にすごく感じるのでしょうか?それとも、他のところでも強く感じたりするでしょうか?
どうして「ちゃんとしきゃ!」と思われるのでしょうか?
「私は働けない(稼げない)」という呪縛はいつごろできたのでしょうか?どうしてそう思うようになったのでしょうか?
上記のことを紙に書き出すなどして、可視化していきます。
不安や恐怖、思い込みというのは、可視化すると「あれ?これって本当に?」ということが出てきたりします。
例えば、「何が怖いんだろう?」と考えて、
「自分には、人と話すのはできないから」
という不安が出てきたとします。
可視化されると、「でも、本当にそうかな?」「こういう時、人と話しているよな」と自然と思えるようになる場合もあります。
また、もう一つ例として、どうして「ちゃんとしなきゃ!」と思うのかな?と考えて、
「前の職場で、ちょっとミスしたら、上司にものすごく怒られたから」
というのが出てきたとします。
これも、可視化されると、「でも、あれはあの上司の個人的なキャラだよな」「ミスが命に係わるような仕事だったからで、別に全ての仕事がそうではないよな」と自然に思えるようになる場合もあります。
こうやってブレーキが取れると、自然と進みやすくなるのではないかと思います^^
書き出して客観視しても、やっぱり怖いとか「ちゃんとしなきゃ!」と思う場合は、感情的な処理が必要な場合かもしれません。無理せずにカウンセリングも使ってみていただければと思います。
まとめ
動こうにも動けない時は、
「アクセル」:「こうしたい!」「こうなったら嬉しいな!」というビジョン
「ブレーキ」:動くのを押しとどめるブレーキとなっているもの
を整理していくという観点から今日はご回答しました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
私自身は、過去は、感情を無視して何とか無理やり自分を動かそうと頑張っておりました(ものすごくブレーキをかけているのに、無理やり車を急発進させようとしていた感じです(笑))
だから、常に100kgの砂袋を引きづりながら動いてるような徒労感を抱えておりました(そのストレスでいろいろ問題行動も…)。
でも、そんなブレーキがあることにその当時は気が付かず。
「人生こんなもんだよ」「苦しくても、みんなそうなんだよ」と思っていました。
カウンセリングでブレーキを外した時に初めて、「こんなにブレーキあったんだな!」とビックリしました^^
そんな自分の経験から、その方らしさが楽に自由に輝くように、カウンセリングで応援できればと思って活動しています^^
もし「自分もブレーキを外して、楽に自由に自分らしく生きたいな!」と思われた方がいたら、お待ちしています!
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
動画でもご回答していますので、よかったらご覧ください^^
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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