こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
私のカウンセリングの師匠である根本裕幸さんの新刊「今日こそ自分を甘やかす」が12/11に出版されました(^^パチパチ パチパチ )。
下記のページで、なんと目次・まえがき・第1章が無料で公開中です↓
今日こそ自分を甘やかす
なかなかのパワーワードですよね(笑)。
このタイトルを見て、
〇「いや、甘やかしたりしたら、ダメになっちゃうやん( ゚Д゚)」
〇「いや、本当の自分はダメダメすぎて、ムチ打って頑張っているのに、甘やかすなんてダメじゃん ( ゚Д゚) 」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません(←昔の私ですね(笑))。
私も昔はビシバシ自分にムチ打っており、クライアントとして昔カウンセリングに行った理由も「仕事で頑張らないといけないのに頑張れない」ということに悩んでいたからという筋金入りなので、お気持ちはお察しします( ;∀;)。
でも、自分に厳しくするのも、自分を甘やかすのも、自分が幸せに生きていくという目的のための方法ではないかと思います。例えば、大阪にいる人が東京という目的地に行くのに、歩いていくこともできるし、新幹線に乗っていくこともできるし、飛行機に乗っていくこともできる。方法は様々ですよね。なので、自分に厳しくするという方法を取ることで「幸せ~(*^-^*)」「やったー良いことあった~(*^-^*)」と思えるならば、それで全然OKですよね(*^-^*)。でも、自分に厳しくしても
〇思ったような成果が得られない…( ;∀;)
〇成果が得られても、ホッとするのは一瞬で、次の瞬間から「まだまだまだまだーーーー」と思ってしまう。たまに、いつまで頑張れば良いのだろう…と思って疲れを感じる…(><)
〇なんか自分って何のために生きているのだろう…と遠い目になる…( ;∀;)。
となった時、幸せになるためにもう少し違った方法があるのかもしれません。
その方法の1つが、「自分を甘やかす」かと思います(*^-^*)。
でも、私達って自分を甘やかす方法を子どもの時や学校で習ったでしょうか?
むしろ、
〇(うまくいっても)「調子に乗るな!」とか言われる
〇「ちゃんとしなさい」「きちんとしなさい」「人に迷惑をかけるなんてとんでもないことだ」「1人がちゃんとしないと皆に迷惑がかかる(連帯責任)」とか言われる。
〇「苦労は買ってでもしろ」「臥薪嘗胆」「ダラダラするな」「早起きはモンモンモンの得だモン*」とか言われる。
*くまモンがたまに早起きしているとTwitterでつぶやいている言葉。これは、厳しいというよりも単に「モン」を多く言いたいだけじゃない?という疑惑が強くて内容が頭に入らないですが(笑)。
ということのほうが多かったかもしれません。
つまり、自分に厳しくすることに関してはプロ級でも、自分を甘やかす・自分に優しくする・自分を大切に扱うと聞いた瞬間「…………」と通信障害!?と疑いたくなるほどの沈黙が落ちる方も多いかもしれません。
そんな方に向けて、自分を甘やかして、幸せになるコツがステップ・バイ・ステップで書かれているのが今日ご紹介する「今日こそ自分を甘やかす」です。
概要
「半人前」といつも反省
資格試験に自信がない
服は必ず周りに合わせて
全部やめたら自分を好きになれた
いま幸せを感じられないのは、それは自分に厳しすぎるから。
(本の帯より)
【目次】
まえがき
Chapter1 あなたは自分に厳しい?それとも甘い?
Chapte2 自分に厳しい人の「心のクセ」
Chapte3 ひとつずつ、自分に優しくしていく
Chapte4 自分を甘やかすほうが、幸せへの近道
前半:自分に厳しいってどういうこと?
この本の前半部分は、自分に厳しいってどういうこと?ということがわかりやすい事例を挙げて書かれています。
厳しい基準&自分の言動を厳しく自分で監視
例えば、厳しい基準を持っていること。
■「英語を話せる」と堂々と言うためには、日常会話は問題なくできて、TOEICは800点くらいあって、ビジネス英語もそれなりにこなせるレベルじゃないといけない。
■「料理が上手」と言うためには、ミシュランの星の1つくらいは必要だ。
■「仕事がデキる」と自信を持つためには、社長賞を連続3回くらい取っていないとダメだ。
「今日こそ自分を甘やかす」(P16)
「そんな極端な…」と思われるかもしれませんが、「自分ってダメなんです」「自分ってできていないんです」と言う時、「じゃあ、できている状態ってどういうこと?」と考えると、結構厳しい基準がある場合もあるかもしれません。
また、自分の言動を自分で厳しく監視するというタイプの厳しさも挙げられています。
社会の目を行動の基準にし始めると「周りからどう見られるか?」「周りから否定されないか?」ということがすごく気になります。
「今日こそ自分を甘やかす」(P27)
社会の目以外にも「こうしなければならない」「そうするべきでない」「そんなことをしたらダメだ」という自分ルール(観念)を私たちはたくさん持っています。そんな厳しいルールで自分を律しているのですね。
結果的に、自分の価値を受け取れなかったり、どっと疲れて何もできなくなってしまったり…
厳しい基準を持ったり、自分の言動を自分で厳しく監視していたりすると、
〇自分の価値を受け取れない(←超厳しい基準に適合するのは難しいので…)
〇休みの日にどっと疲れて何もできなくなってしまう(←常日ごろ厳しい基準や監視で緊張したり疲れがたまっているので…)
〇自分を粗末に扱ってしまう(←自分に厳しく接しているので…)
などといったことが起こりますよ~と書かれています( ;∀;)。
なんだか身につまされますね( ;∀;)
【参考記事】
後半:自分を甘やかす・大切にするには?
本の後半部分は、「じゃあ、具体的に自分を甘やかす・大切にする、自分に優しくするにはどうしたらいいのか?」ということが、実践しやすい形で書かれています。
さすがに全部書くと著者に厳しく怒られる恐れがあるので(←「甘やかしてくださいよ~」と本と絡めて言ってもスベった人になると思われます 笑)、今日は簡単にできること1つと、とっても良いな~と思ったポイント1つを書いてみたいと思います(*^-^*)。
自分のご機嫌の取り方リスト
自分に厳しすぎる人は「こうでなければならない」「これはしていけない」というルールをたくさん持っています。
自分で作ったルールに自分が縛られ、モチベーションが落ち始めると自分にムチを入れて頑張ろうとするものです。
しかし、それではどんどん仕事の質が落ちてしまいます。
だから、自分の気分が上がることをたくさん知っておいて、日常生活の中で手軽に実践していくことをお勧めします。
「今日こそ自分を甘やかす」(P162)
これは言われてみれば当たり前かもしれませんが、自分にとってムチでなくアメをたくさん持っていること。
本では自分のご機嫌の取り方リストを持っておいて、自分で自分の機嫌を取りましょう!と書かれています(*^-^*)。
確かにムチでビシバシ打つ以外にも、自分の機嫌を取ってモチベーションを上げる方法もありますよね( ..)φメモメモ。
人に迷惑をかけた分だけ、感謝すればいい
「人に迷惑をかけたくない」「迷惑だと思うからそれはできない」。そういう思いを持っている方って多いかなと思います。
個人的には、そういう方にカウンセリングでお会いすると、本当に優しい方だな~(*^-^*)、他の人を困らせたくないと思っている方なんだな~(*^-^*)とその方の他の人への優しい気持ちを感じます。
もちろんその優しさは素晴らしいことだと思います(*^-^*)。
だけど、その人の周りの人もその人のことを大切に思っていることもありますよね(*^-^*)。
その人が他の人を困らせないようにジッと我慢している時、周りの人だってその人に我慢せずに幸せになってほしいと思っているのかもしれません。
本の中には、以下のような事例が出てきます。
あるクライアントさんは自分がどうしてもやりたい仕事があり、そのために安定している大企業を退職したい旨を、奥さんに伝えました。
「僕のわがままを許してほしい。ほんとうにやりたいことが見つかって全力でぶつかりたいんだ。家族には迷惑をかけるかもしれないが、精いっぱい頑張るからどうか認めてほしい」
そう頭を下げたのです。
奥さんは最初びっくりした顔をしたそうですが、すぐに「そこまでやりたいことが見つかったんなら思い切り頑張って。家のことは私が何とかするから」と笑顔で言ってくれたそうです。
もし、彼が「人に迷惑をかけてはいけない」という思いに縛られていたら、家族のために夢をあきらめていたかもしれません。
それは彼にとっても、そして家族にとっても幸せなことなのでしょうか?
「今日こそ自分を甘やかす」(P182-183)
まとめ
今日は、「今日こそ自分を甘やかす」という本をご紹介しました。
ダメな自分にムチ打って頑張っているけど、、、うまくいかない時におススメの本と思います(*^-^*)。
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