こんにちは。心理カウンセリングを勉強中の野内です。
先日、「ワンダー 君は太陽」という映画を見ていたのですが、めちゃくちゃ泣けましたので、皆様の涙活のお供にと思い、この映画を紹介したいと思います。
映画「ワンダー 君は太陽」のあらすじ
映画「ワンダー 君は太陽」のあらすじはこちら↓。
オーガスト(オギー)・プルマンはトリーチャーコリンズ症候群が原因で顔の形が変形しており、27回の手術を受けるなど長らく入退院を繰り返していた。容態が安定したオギーは学校に通うようになるが、クラスメートたちの差別によるいじめを受けふさぎこんでしまう。オギーは自分の顔が普通ではないことを嘆いたが、両親の励ましを受け立ち直り、学校生活に適応するため、家族に支えられながら懸命に行動を起こす。
(「ワンダー 君は太陽」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
“2021年3月11日 (木) 19:00″ UTC URL: http://ja.wikipedia.org/)
この映画、10歳の男の子(オギー)が、あらすじにある通り、始めて小学校に通い始め、その中で様々な経験をしながら成長していくという物語です。オギーの物語もとても素敵で泣けるのですが、今日私が注目したいのは、オギーの姉のヴィアです。
ヴィア=手のかからない良い子
オギーは生まれつきの疾病により入退院を繰り返していました。当然、オギーの父(ネート)も母(イザベル)もオギーにかかりっきり。オギーの姉のヴィアは「世界で一番手のかからない子」と母(イザベル)に言われる良い子。オギーの入院先の病院の待合室で宿題をこなし、父・母にも心配をかけません。
オギーが小学校に通い始めた初日、大変な目にあうとやはり父・母もオギーにかかりっきりになります。しかし、ヴィアも同じ日が高校の初日。友達との関係で悩んでいました。
「オギーは太陽で、私はその周りの惑星」と考えるヴィア。「でも、弟は大好き。この太陽系にも慣れたわ」という台詞が彼女の優しさと寂しさを象徴しているように思います。母(イザベル)はオギーを産んで絵本のイラストレーターと美術の先生になる夢を保留にしています。しかし、今でも絵が上手だとヴィアは思っています。
穏やかに微笑むヴィア。友達とギクシャクして悩んでいるけれども家族には心配をかけまいと「良い日だった」と答えるヴィア。しかし、彼女の胸の内には「私からみると、ママの描くどの宇宙もオギーが中心。ミランダ(ヴィアの親友)がうちは地球みたいだって冗談言っていた。息子(サン)の周りを回っているから、娘の周りではなくて。でも、ママはとてもいい目をしている。1度でいいから私を見てほしい」という思いがあるのです。映画では、そんなヴィアの成長も感動的に描かれています。
とても大変な状況にある家族(この映画ではオギー)がいると、その周りの家族(この映画ではヴィア)もどうしても我慢が多くなりますね。もちろん、仕方ないと自分を納得させていても(「この太陽系にも慣れたわ」という台詞)、ヴィアにはヴィアの気持ち・悲しみがいっぱい詰まっている。この映画は、主役のオギーだけでなく、その周りのヴィアやオギーの友達(ジャック)等を多面的に描いており、共感できる方も多いのではないかと思いました。
AmazonプライムやNetflixにも入っているようなので(2021年3月時点)、興味のある方は是非(^^)
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