こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
理解力と説明力が低い(ご相談者さん;よりさん)
理解する力と説明する力が低いなと感じていて特に仕事上でのやりとりで相手がイライラして強くあたってこられることが悩みです。
人間関係が悪くなる要因なのに積極的に理解力、説明力の改善に取り組めず、周りを悪者にしたり私も感情的に不機嫌を相手にぶつけたりして人間関係よくないなと思ってます。
これから転職を控えているのにどんな仕事でも理解力、説明力は必要なものなのにどこに行っても私はダメなのかなと悲観的になってしまいます。
特に口頭ですぐに答えるなどが苦手です。
文章だと冷静に見たりできるのでまだマシなんですけど…。
あとは本質を捉えることが苦手なので仕事の成長が遅いなとも感じてます。
結論から話して理由を後から説明するなど理論上はわかるんですけど突発的なやり取りではすぐに忘れてしまいます。
わかりやすく説明しようと丁寧に話してるつもりが「結局何が言いたいの?」「これを教えてくれれば良いから」「よく分からないから他の人に聞きます」など傷つくことが多いです。
退職する職場で今までよくしてくれていた上司とたぶんそのことで揉めていて…今までうまくやってたのは仕事上必要な絡みがあるから親切にしてくれてただけで本当はずっとイライラしてたの?など人間不信にもなっています。
なんとかした方が生きやすいのに、努力したくない変わりたくない。その心理について知りたいです。
あとは他人軸気味なのか人の反応を気にしすぎてしまうところも改善していきたいなと思います。
アドバイスいただけたら、ありがたいです。
よろしくお願いします。
ご回答はここからです。
よりさん、ご相談ありがとうございます^^
職場の中で自分が一生懸命説明しているのだけど、仕事相手がイライラして強く当たってくるとのこと。
これはかなり辛いと思いますし、よりさんご自身もストレスを感じられるのかなと思います(涙)。
>結論から話して理由を後から説明するなど理論上はわかるんですけど突発的なやり取りではすぐに忘れてしまいます。
私自身も突発的なやり取りの時って、どうしても主語と述語が明後日の方向に(?)取っ散らかってしまったりするタイプなので、お気持ちすごくお察しします^^
一方で、よりさんのこの文章は、「結論から話して理由を後から説明する」といったことを学ばれたり、実際にやってみようと思われたからこその言葉ではないかと思います。
つまり、よりさんは現状を何とかしようと実際にはいろいろなことに取り組んでいらっしゃるのだと思います^^。
また、
>特に口頭ですぐに答えるなどが苦手です。
>文章だと冷静に見たりできるのでまだマシなんですけど…。
と、「どういう時が苦手」「どういう時はまだOK」といったことを整理して下さっていて、分析力のある方ということは伝わってきます^^
つまり、よりさんのように取り組む向上心も分析力もある方が、
>なんとかした方が生きやすいのに、努力したくない変わりたくない。
というには、それなりの理由があるのかと思います。
今日は、
前半:変わったほうが生きやすいのに、努力したくない変わりたくない。その心理とは?
後半:仕事上のコミュニケーションで悩んでいる時、見ておくと良いポイント1つ
ということについてご回答したいと思います。
少しでもよりさんのご参考になれば幸いです^^
変わったほうが生きやすいのに、努力したくない変わりたくない。その心理とは?
変わったほうが生きやすいのに、努力したくない変わりたくない。
そう思う理由は人によって様々なものがあるかと思います。
本来だといろいろお話を伺ってみたいのですが、今日は2つ可能性を挙げてみたいと思います。
「自分の場合、これって当てはまるかな?」と思いながら、読んでみていただければと思います^^
自分なりに頑張ってきたけど疲れ果ててしまって、心の充電がなくなっている
最初のほうでも書いたのですが、よりさんは現状を何とかしようと実際にはいろいろなことに取り組んでこられたのではないかと思います^^(素晴らしいですよね^^)
でも、うまくいかないこともあって、「自分なりに頑張ってやってきたけど、何だか疲れてしまった」「だから、もうこれ以上努力したくない」という状態なのかもしれません。
カウンセリングでいろいろな方のお話を聴いていると、自分がうまく行っている部分については「当たり前」、うまくいっていない部分については「全然できていない」と、自分にすごく厳しい方も多いです。
「もうこれ以上頑張れないくらいまで既に頑張っている」という状態なのかもしれません。
こういう場合は、さらにムチ打って自分を頑張らせるというよりも、
〇「苦手な中いろいろ取り組んできて、本当に自分、頑張っているよね^^」
〇「苦手な中でも、この部分はチャレンジしていて自分えらいよね^^」
〇「ここは自分の頑張りでスムーズに行ったよね^^」
といったように、自分を労わり承認するということがポイントになります^^
そうやって自分を労わって承認して心の充電ができてくると、「もう少しやってみようかな^^」と自然と思える場合もあります。
本当にしたいことじゃない
少し身も蓋もない表現になってしまうのですが(;^_^A、
本当にしたいことじゃない。
だから、努力したくない変わりたくない。
という場合もあります。
例えば、
本当にしたいわけじゃないけど、社会人として理解力・説明力は高めるべき
といった「こうすべき」「ああすべき」といったことだと、なかなかやる気が出ないのも無理ないことかと思います。
もちろん、「こうすべき」ということは社会人としてあるかもしれません。
でも、したいわけじゃないことをやるには、いろいろ仕掛けも必要だったりします。
例えば、以下のような仕掛けがあるかと思います^^
例)
〇それをすることで、得られるワクワクするメリットを描く(理解力・説明力が高まったら、どんな良いことがいっぱい起きるのかを描く)
〇理解力・説明力を高める取組みを楽しめる工夫をする(ちょっとやったら自分にご褒美をあげるとか、ゲーム化して楽しんでできるようにするとか)
つまり、「自分は本当にそれをしたいのか?」という自分の気持ちをチェックして、もし、「したくないこと」をやるという場合には、いろいろ仕掛けが必要。
「仕掛けをどのぐらい自分が設定しているかな?」ということをチェックしてみていただくという方法もあるかと思います^^
仕事上のコミュニケーションで悩んでいる時、見ておくと良いポイント1つ
最後に、仕事上のコミュニケーションで悩んでいる時、見ておくと良いポイント1つについてもご紹介したいと思います^^
それは、
自分のコミュニケーションスタイル・自分自身を良く知る
ということです^^
実はよりさんのご相談をカウンセリングでお聴きしたら、まず、よりさんの職場の雰囲気や職種、業界分野についてお聴きするかなと思います。
というのは、周囲の方の、
>「結局何が言いたいの?」「これを教えてくれれば良いから」「よく分からないから他の人に聞きます」
という言い方は、かなりハッキリ・端的な言葉の使い方かなと思います。
そして、コミュニケーションのやり方・言葉の使い方は、その職場や職種・業界によって文化のようなものがあるかと思います。
良い悪いではなくて、超端的なコミュニケーションが好まれる職場もあれば、ソフトなコミュニケーションが好まれる職場もあるといった感じです。
そして、今の職場のコミュニケーションスタイルは、よりさんのコミュニケーションスタイルと合っているでしょうか^^?
無理やり自分のコミュニケーションスタイルを直すというよりも、自分のコミュニケーションスタイルや自分自身を良く知って、それに合った職場で仕事をするという方法もあるかと思います^^
そのために、まずは自分のコミュニケーションスタイルや自分自身をよく知ってみるというのは、いかがでしょうか^^?
自分のコミュニケーションについて知るためのセルフチェックも以下でプレゼントしていますので、よかったら試してみていただければと思います^^
【参考記事】
まとめ
今日は、以下のことをご回答しました。
前半:変わったほうが生きやすいのに、努力したくない変わりたくない。その心理とは?
→①自分なりに頑張ってきたけど疲れ果ててしまって、心の充電がなくなっている場合
→②本当にしたいことじゃない場合
後半:仕事上のコミュニケーションで悩んでいる時、見ておくと良いポイント1つ
→自分のコミュニケーションスタイルや自分自身を良く知って、それに合った職場で仕事をするという視点を持つこと。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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