こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
自立できるようになりたい（ご相談者さん：ヨシさん）
はじめてリクエストさせていただきます。
僕は３３歳のゲイの男です。
僕は約５年程ニートの状態です。
実家暮らしなので生命維持はできてます。
一度も正社員で働いたことはありません。
新卒の時は面接すら受けられませんでした。
面接でボロッカスに自分を否定されるんじゃないかという思いが強かったです。
仕事へのイメージも悪く、苦しくがんばらないとお金は得られない。
自分には収入を得る力がないようにも思えます。
物心ついた頃からいじめられてました。
小、中学校はひどく、高校でも最終的にハブられました。
大人になってからも職場で嫌がらせを受け、
誰にも助けてもらえず辞めざるを得ませんでした。
そこからズルズル。
最近人から、いじめたくなる魅力があるんじゃないかと言われました。
優しいとはよく言われますが、ブチ切れると自分でも大変なくらいなので、
嫌がらせを受けてやり返すとなると、
法に触れる方法を取ると思います。
父親はいますが仕事で実質、母と姉との母子家庭状態でした。
僕自身、ゲイであること自体は良いことだと思っていて、この３人にはカムアウト済みです。
普通に仕事を続けて自立できるようになりたいです。
アドバイスよろしくお願いします。
ご回答はここからです。
ヨシさん、ご相談いただき、本当にありがとうございます＾＾
＞はじめてリクエストさせていただきます。
とのこと。リクエストをお送りいただくのも、大変勇気が必要なことと思います。
改めて、ご相談いただき、本当にありがとうございます＾＾
＞普通に仕事を続けて自立できるようになりたいです。
とのことで、ヨシさんのリスタートを是非是非応援できればと思い、ご回答できればと思います＾＾
「仕事を続けて自立できるようになりたい。うん、でも…」という引っ掛かり
ヨシさんのご相談は、お休みしているお仕事をもう一度リスタートさせて続けていきたいということかと思います＾＾。
ただ、
「よし、明日から働くぞ！」
となっていれば、ここにご相談は送っていただいていないと思いますで、
「仕事を続けて自立できるようになりたい。うん、でも…」
という引っ掛かりのようなものがあるのではないかと思います。
この「うん、でも…」という引っ掛かり。
ヨシさんが背景として書いて下さっていたように、
＞面接でボロッカスに自分を否定されるんじゃないかという思いが強かったです。
＞自分には収入を得る力がないようにも思えます。
という自分に対するネガティブな思いですとか、
＞大人になってからも職場で嫌がらせを受け、誰にも助けてもらえず辞めざるを得ませんでした
という実際の職場でのネガティブな経験によって、「うん、でも…」という引っ掛かりが生まれているのではないかと思います。
カウンセリングだと、どの辺が一番引っかかっているのかをお聴きして、ボトルネックとなっているところを絞り込んでいきます。
ただ、今日はお話をお聴きできないので、ご相談文の中から「もしかしてこういうところが引っ掛かりになっているのかな？」というところを２つ挙げさせていただきます＾＾。
「自分には当てはまるかな？」と思いながら、よければ読んでみていただければと思います＾＾
「この世界は、自分を否定し、攻撃してくるものだ」という思いを持っている？
１つ目は、
「この世界は、自分を否定し、攻撃してくるものだ」
という思いがヨシさんの中にないかをチェックしてみていただければと思います。
というのも、実際に職場で嫌がらせを受けるという辛い経験があったり、
＞物心ついた頃からいじめられてました。
＞小、中学校はひどく、高校でも最終的にハブられました。
という経験があったと書いて下さっています。
いじめって本当に傷つくし、一般社会で考えたら犯罪レベルの場合もありますものね。。。
そういう経験があると、人間はどうしても、
「人は自分を攻撃する」
「人は自分を否定する」
という思いができてしまったりすることがあります。
もしそういう思いがあるならば、そういう世界に「さあ！飛び込んでいこう」と言われても、「えっ、、でも…」と躊躇するのも無理ないことかと思います。
例えば、サメがいっぱいいると思っている海に「さあ、飛び込んでいこう！」と言われても、飛び込めないのと一緒です。
もし、「この世界は、自分を否定し、攻撃してくるものだ」という思いを自分が持っているかもと思われたら、まず「そういう世界観を自分は持っているんだな」と気が付くだけでも、少し見方が変わる時もあります。
というのも、「そういう世界観を自分は持っているんだな」と可視化されると、
「でも、本当にそうなのかな？」
と考えるキッカケになったりする場合があるからです。
本格的に取り組むならば、「どうしてそういう世界観を持つに至ったのか？」という過去の体験を整理して手放していく方法もあります。
（これは一人でやるのは難しい場合も多いので、本格的にここに当てはまるなと思われる場合は、カウンセリングも検討してみていただければと思います＾＾）
「自分はダメな人間だ」という思い込みを持っている？
２つ目のポイントは、１つ目の話と連動しているのですが、
「自分はダメだ」
「自分はダメな人間だ」
という思い込みがヨシさんの中にないかをチェックしてみていただければと思います。
これは、本当にヨシさんがダメだという意味では全くなくて、そういう思い込みを自分が持っていないかをチェックするという意味です。
私自身「自分には良い所が一つもない！」と力強く言えるぐらい、昔、自己否定満載だったので、もしここに当てはまる方がいたら、とってもお気持ちお察しします（涙）。
ヨシさんは、
＞面接でボロッカスに自分を否定されるんじゃないかという思いが強かった
と書いて下さっています。
実は、これは、ボロッカスに自分を否定しているのは面接の人ではないのかもしれません。
自分が自分自身をボロッカスに否定していると、「他の人も自分を否定するだろう」と思ってしまう場合があります。
例えば、自分が自分のことを「自分はダメな人間だ」「自分には良い所が一つもない」と思い込んでいるとします。
そうすると、そんな自分が人から「あなたは良いね＾＾」と言われると思いづらいかと思います。
「きっと、あの人も、面接官も自分のことをダメな奴だって思うに違いない」と思ってしまうかと思います。
自分が自分を否定していると、「人からも否定されるのではないか」という怖れが出てきます。
この自己否定が強い状態で「さあ、新しいことリスタートしてみよう！」とはなかなか思いづらいかと思います。
自己否定に当てはまっているな～と思われた場合は、「自分のことをもっと優しい目でみてあげる」「自分のことをもっと肯定的な目でみてあげる」ということが解決のポイントになるかと思います。
具体的に「自分のことをもっと肯定的な目でみてあげる」ためにはどうしたらいいかについては、以下の記事で詳しくご紹介していますので、よかったらご覧ください＾＾
【参考記事】
まとめ
今日は「リスタートしたいけど、でも…」という要因について２つご回答しました。
私のカウンセリングのご感想で、よくいただくのが、
「自己否定がなくなって、生きやすくなった！」
「世界は戦場ではないんだなと思うことができるようになった！」
というものです＾＾
過去の辛い体験や生きづらさを抱えた方が、「安心と自由の世界」へお引越しするのをお手伝いしています。
もし本格的にやってみたいなと思われたら、カウンセリングも検討してみていただければと思います＾＾
ヨシさんのリスタートを心から応援しております！
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でもご回答していますので、よかったらご覧ください＾＾
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、ＳＮＳでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです（^^）。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう？」「自分の場合はどうだろう？」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです＾＾
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