こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、 ココロノマルシェに届いたお悩みに回答させていただきます。
ココロノマルシェとは?
根本裕幸カウンセラーのお弟子カウンセラー達が回答する、無料のお悩み相談掲示板です。
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ココロノマルシェ
ご相談文
頼られることに強い不快感がある(ご相談者さん:こけももさん)
職場で感じる不快感についてご相談させてください。
私は人に頼りにされることが多く、それが耐えられないくらい不快です。
頼みやすい雰囲気があるようで、若手の頃から他の人に頼みづらいこと等を押し付けられてきました。
今は中間管理なので当たり前ですが、やはり他の人に頼みづらいことを押し付けられます。
私は優しく見えるようで「あなたは優しいから」と言って優しくした覚えのない相手からも押し付けられる始末です。
優しさを搾取されているようでゾッとするほど不快です。
最近押し付けられる仕事そのものよりも、不快感が嫌なんだと気がつきました。
職場ではいつも性格に難ありな人、仕事ができない人、メンタル不調で出社しない人、子育て中でほとんど出社しない人のフォローをしてきました。
そういう人をあてがわれるし実際きめ細かくフォローしてしまいます。うんざりです。
特に年上の女性に甘えれるのが大嫌いです。
この不快感とどう付き合っていけばいいのでしょうか。
ご回答はここからです。
こけももさん、ご相談ありがとうございます^^
職場で非常に頼りにされていらっしゃるこけももさん。
もしかしたら、こうやってご相談をお送りいただくにも、勇気が必要だったかもしれません。
改めてご相談本当にありがとうございます^^
仕事ができる人・気の利く方の中には、こけももさんと同じようなお悩みを持っていらっしゃる方も多いかもしれません。
というのは、仕事を頼む側からすると、
〇仕事ができる人
〇ちゃんと最後まで仕事を遂行してくれる人
に頼みたいと思ってしまうもの。
そうすると、自然とこけももさんのように仕事ができる人・気の利くタイプのもとには、大量の仕事が吸い寄せられてきます。
(もちろん、組織としてそれで良いというわけではないと思うのですが…)
こんな時、どうすれば良いかを今日は2点考えてみたいと思います^^
頑張りすぎを緩めて、仕事を調整する
先ほども書いた通り、こけももさんのように仕事ができる人・気の利くタイプのもとには、大量の仕事が吸い寄せられてきます。
でも、ドンドン頼まれるからと言って、ドンドンその仕事を引き受けてしまうと、自分も疲れてきて、
〇「なんで自分ばっかりこんなふうに押し付けられるんだよ!」
〇「もうやってられない!」
〇「もうウンザリしてきた!」
と感じてしまうのは無理ないことと思います。
自分が楽にできる範囲を超えて、頑張りすぎてしまっている時、頼られて不快な気持ちになるのも無理ないことと思います。
そういう場合は、まず、上記のメカニズムを認識した上で、頑張りすぎを緩めて、仕事を調整するというのはいかがでしょうか?
(具体的には、上司に状況を説明して、ある程度仕事を整理して自分ばかりやらないようにするなど)
ちなみに、仕事を断ることが苦手なタイプの方もいるかもしれません。
そういう方には、「「No」を言うのが苦手な人が上手に罪悪感なくNoと言うためのワークブック」というワークブックをプレゼントしています。
その中で、断る(Noと言う)ためのステップをワークとともに解説していますので、もしよければ、見てみていただければと思います^^(上記の青くなっているリンクを踏んでいただくとそのワークブックのプレゼントページに飛びます。)
過去の傷ついた出来事の影響から自由になる
もう一つのポイントは、こけももさんが、
>最近押し付けられる仕事そのものよりも、不快感が嫌なんだと気がつきました。
>特に年上の女性に甘えれるのが大嫌いです。
と書いて下さっている点です(ありがとうございます!)。
仕事を押し付けられることそのものは一緒でも、
〇この場合は、すごく不快感を感じる
〇この場合は、やや不快感を感じる
〇この場合は、あまり不快感を感じない
ということがあったりします。
人によっては、仕事の内容によってすごく不快感を感じるかもしれません。
人によっては、頼んでくる人によってすごく不快感を感じるかもしれません。
人によっては、頼み方によってすごく不快感を感じるかもしれません。
どの部分に不快感を感じるかによって、「本当は何が不快なのか」が異なってくるかと思います。
こけももさんの場合は、「年上の女性の甘えられる」がすごく不快感を感じるに当たるかと思います。
(もしかしたら、他にもすごく不快感を感じるポイントがあるかもしれません。もしよかったら、「自分がどんな時にすごく不快感を感じるのか」「どんな時はあまり不快感を感じないのか」を書き出すなど整理してみていただくと、「何が不快なのか」がわかって、それだけでも、スッキリすることもあるかと思います^^)
そうすると、不快感に影響しているのは、仕事の内容よりも「年上の女性との関係」という部分がポイントになってくるかと思います。
例えば、私は昔、男性嫌悪が強くて、女性からの頼み事は何とも思ないのに、男性からの頼み事はムカつくということがありました(;^_^A。
(今はそのようなことはありませんので、男性読者も、ご安心くださいませ(笑))
そして、その原因というのは、過去に男性の家族が大変な人で、男性に対してものすごい恨み辛みを持っていたためでした。
(男性家族に持っていた恨み辛みを、当時目の前にいる男性に無意識に適応していたという形です)
カウンセリング的な見方で見ると、目の前にいる同僚が問題ではなく、過去の傷ついた出来事が問題という形です。
こけももさんも、ここまで読んできて、年上の女性へのネガティブな感情ということに何か思い当たることはありますでしょうか^^?
【例】
〇母が非常に弱い人で、いつも愚痴ばかり言っていた。どれだけ母の愚痴を聞いてあげても、不満そうな様子。それがすごく辛かった。
〇姉が要領の良い人で、いつも「お願い!」と嫌なことを自分に頼んできて、美味しいとこどりばかり。親もそれを容認して、誰も自分の気持ちをわかってくれずに辛かった。
〇近所のおばさんが、いつも頼み事ばかりしてきていた。ある日、たまりかねて断ると「ええー、ひどいなー」とむしろ自分が被害者のような言いぶり。どうしていいかわからず、すごく辛かった。 などなど
もし、何か思い当たることがあれば、まず、「今目の前の職場での不快感は、過去の出来事から来ている。今目の前の人は、過去の出来事の人とは異なる人だ」と認識するだけでも、少し見方が変わって不快感が減少する場合もあります。
(本格的には、その過去の出来事に対する感情を消化し癒すと、不快感がなくなります。もし本格的に取り組んでみたいなと思われたら、カウンセリングも使ってみていただければと思います^^。)
まとめと動画のご紹介
今日は、
〇頑張りすぎを緩めて、仕事を調整する
〇過去の傷ついた出来事の影響から自由になる
という2つの異なる観点からご回答しました。
動画でも回答しておりますので、よければご覧下さい^^
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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