こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、 ココロノマルシェに届いたお悩みに回答させていただきます（^^）
ココロノマルシェとは？
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ココロノマルシェ
ご相談文
疎外感や惨めさを感じてしまう(ご相談者さん：mさん）
マルシェの皆様こんにちは。
いつもご回答ありがとうございます。
本日は、人間関係で感じる疎外感についてお聞きしたいです。
私は職場の人間関係をドライな感じで割り切ることが出来ません。
自分が仲良くしている人が、他の人と仲良くする、だとか。
私だけが輪に入れない、だとか。
上手く言えないのですが、自分だけが仲間はずれにされるような出来事が起こると、イライラするような、悲しいような。
いてもたってもいられない感じでモヤモヤムカムカします。
私の嫌いな人が可愛いがられている時も、なんで頑張ってる私よりそんな子を可愛いがるの!?と似たような気持ちになります。
幼少期から先生の虐待、いじめなど。
大人になるまでも、大人になってからも、どこにいても馴染めない感覚があり、そういうのが尾を引いているのかな?と思います。
両親には心の内を話すような感じではなかったのでわかってもらえなかった、という思いもあります。
職場では、依怙贔屓するタイプの上司から嫌われることも多く、気にしないフリをしながらめちゃくちゃ気にしている自分がいます。
やっぱり可愛い子がいいのね、とか。要領がいいのが好かれるんだな、とか。
贔屓される同僚が個人的に可愛いがられる姿に嫉妬もしますし、私のことは見てもくれないんだ、と仲間はずれにされたような寂しく惨めな気持ちになります。
疎外感を感じる度に、自分なんか、という気持ちになって、何もかもがどうでもいい、全て捨てたい、こんな自分も捨てたい、と自暴自棄な気持ちになってしまいます。
正直、逃げ出して引きこもりたい気持ちでいっぱいです。
自分の内側にも集中してみるのですが、ほんとうは自分がどう感じているのか、そんな時にどんな言葉をかけてほしいのか、探ってみても上手く辿り着けないのです。
心が軽くなるようなアドバイスなど頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
暑いので皆様、お身体にはお気をつけくださいませ。
ご回答はここからです。
mさん、ご相談ありがとうございます＾＾
むしろ寒い季節まで、大変お待たせいたしました。
その後状況はいかがでしょうか＾＾？
1日の長い時間を過ごす職場。その中の人間関係に悩まれる方も多いのではないかと思います。
（私自身、20代の時とか全く職場で可愛がられないという時期がありました( ；∀；)。また、人といると「なんか居たたまれない…」と感じていたことも多かったです。）
今日は、疎外感について「いろんな解決方法があるんだな～」とmさんのお気持ちが少しでも軽くなればと思います。
そのため、2つの全く異なるアプローチについてご紹介します。
どうぞよろしくお願いいたします。
自分のほしいものを明確化して、それを満たしていく
さて、
＞自分だけが仲間はずれにされるような出来事が起こると、イライラするような、悲しいような。
＞いてもたってもいられない感じでモヤモヤムカムカします。
＞私の嫌いな人が可愛いがられている時も、なんで頑張ってる私よりそんな子を可愛いがるの!?と似たような気持ちになります。
＞贔屓される同僚が個人的に可愛いがられる姿に嫉妬もしますし、私のことは見てもくれないんだ、と仲間はずれにされたような寂しく惨めな気持ちになります。
と書いて下さっています。
イライラ・モヤモヤ・ムカムカ・寂しさ・惨めさ。
いろんな感情が出てくると思います。
こういう感情って嫌なもので辛いものですよね( ；∀；)。
ただ一方で、こういう感情は「あること」を教えてくれるという見方もあります。
例えば、嫉妬というのはわかりやすいですが、
嫉妬＝自分が本当に望んでいるものを教えてくれる感情
という見方があります。
つまり、なぜ、仲間外れにされるような出来事や同僚にイライラ・モヤモヤ・ムカムカ・寂しさ・惨めさを感じるかと言うと、
本当は〇〇したい
本当は〇〇を得たい
という自分の気持ちがあるからかと思います。
このmさんの「本当に欲しいもの」をまず明確化するのはいかがでしょうか？
例えば、
＞贔屓される同僚が個人的に可愛いがられる姿に嫉妬もしますし
と書いて下さっています。これを以下のようにもう少し深堀します。
（例）
その同僚の可愛がられる姿のどういう部分に嫉妬するのだろう？嫉妬する場面は？
→その同僚が何か失敗した。でも、周りの人は「しょうがないなー」と笑って許してくれる。そういうところに嫉妬する。
→私も失敗しても「しょうがないなー」と受容されたいのかな。
（例２）
その同僚の可愛がられる姿のどういう部分に嫉妬するのだろう？嫉妬する場面は？
→その同僚がちょっと気を利かせてフォルダの整理をした。周りの人は「すごいーありがとう！」と大絶賛。そういうところに嫉妬する。
→私も自分がやったことを「すごい」と褒められたいのかな。
こうすると、「自分が何を求めているか」「だから今の職場でイライラ・モヤモヤ・ムカムカ・寂しさ・惨めさを感じるのだな」ということが整理されるかと思います。
それだけでも気持ちがスッキリする場合があります。
そして、自分が求めているものを自分で満たすことでさらに気持ちが軽くなるかと思います。
（例：「しょうがないなー」と自分で自分を受容する。「こうやっててすごいね＾＾」と自分で自分を承認する・褒める など）
「求めているものがわかった。でも、自分で満たすのがうまくいかない」という場合は、
〇それはいつから求めていたのか（例：子どものころから）
〇それは誰に対して求めていたことなのか（例：母親に対して求めていたこと）
をさらに整理して、過去のことと向き合っていくことで根本的な解決を図るという方法もあります。
（この辺は、カウンセリング案件だと思いますので、もしやってみようと思ったら、ご相談下さい＾＾）
疎外感の裏にある才能に注目：自分の素晴らしさを受け取り、自分の世界を発信する
2つ目のアプローチは、疎外感の裏にある才能に注目するというものです。
mさんは、
＞大人になるまでも、大人になってからも、どこにいても馴染めない感覚があり、そういうのが尾を引いているのかな?と思います。
と書いて下さっています。
私は、カウンセリング以外でも「疎外感をずーーーーっと感じている」という方とお話する機会がなぜか結構あります。
そして、そういう方とお話していると、私は、逆に、
「うーーーん。この方のスケール感が大きすぎて、せせこましい世界だとフィットしづらいんだろうな～」
と感じることがあるのですね。
つまり、その方の長所が突出しすぎていても疎外感を感じるということがあるようです。
（どうしても日本的な「出る杭は打たれる」ということも関係あるかもしれません）
私はmさんのご相談文を拝見して、
＞職場では、依怙贔屓するタイプの上司から嫌われることも多く、気にしないフリをしながらめちゃくちゃ気にしている自分がいます。
など本当に表現が秀逸というか、「なるほど！」と膝を打ちました(←「膝を打つ」って表現が古い 笑)。
つまり、mさんはさらっと本質を突く表現力・センスの良さやそれを支える感受性という長所をお持ちだと思います＾＾。
こういうパターンの場合は、カウンセリングだったら、
自分の素晴らしさを受け取る
↓
自分の世界観を発信する
↓
「その世界観が好き！」という人が周りに集まってくる
or
同じような世界観の人たちが集まってくる
↓
人とつながりができて疎外感がなくなる
という流れで進めていく場合もあります。
あわない世界に自分が合わせるのではなくて、自らが「この指とまれ」の指になるようにするという形です。
職場の人間関係を飛び越える部分もありますが、疎外感解消について、少しでもご参考になれば幸いです＾＾
まとめと動画の紹介
今日は、疎外感について、2つの全く異なるアプローチについてご紹介しました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でも回答しておりますので、よければご覧下さい＾＾
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、ＳＮＳでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです（^^）。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう？」「自分の場合はどうだろう？」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです＾＾
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