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こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
頑張ると体調を崩してしまいます。(ご相談者さん:こむぎさん)
昨年結婚し今年で25歳になる女です。
バリバリと働いている友人たちに劣等感と憧れを感じてしまいます。
身近に有名大卒から大手企業に入社した友人や、医療職として手に職をつけて働いている友人がいるためハイスペックな生活や働き方をカッコイイと思ってしまいます。私は大学卒業をしてからこれまで、非正規雇用で働いています。夫が転勤のある仕事で、入籍するかどうかの時期に夫の転勤が決まっていたため「就職すると私のキャリアが無いまま、転職になってしまう…」と就活をせず卒業しました。
ただ私は頑張って収入を上げようとシフトを増やしたり、業務を増やしたりすると必ず体調を崩します。
疲れているけど楽しくできているな!と充実感があるときに体調を崩すため、「何を無理してたんだろう…」と気持ちもかなり落ち込みます。頑張りたいのに頑張れないのがとても苦しいです。
昔から同性から嫉妬されることも多くありました。「私より下」と相手から見下されることが多かったため、私に彼氏ができたときも彼氏のいない女友達から「なんであなたには彼氏ができるのに、私にはいないのか」と泣かれたこともあります。
仕事を頑張りたいのも、「仕事を頑張っていれば見下されないはず!」と同性から対等として見てもらえるアイテムの一つとして自分の中で捉えていると思います。
先日、仕事に対して充実感を感じていた時期に帰宅途中の電車の中で体調が悪くなってしまい、またかとついに心が折れてしまいました。
正直とても悔しいです。
ただ自分の身体の方が大事なので、これからの人生は自分を大事に生きていきたいと思っています。
もう頑張らないと決めてから、運が味方しているように予想していなかった良いことがどんどん起こっています。
嬉しいですが、頑張って色々と手に入れたかった私としては少し複雑です笑
長くなりましたが、これからの私のテーマ(スタンス)や働き方についてご教授いただければと幸いです。
ご回答はここからです。
こむぎさん、ご相談ありがとうございます^^
頑張ろうとすると体調を崩してしまう。
そういうことがあると、すごくもどかしい気持ちや、「なんで自分だけ、いつも体調を崩しちゃうんだろう…」という悔しい気持ちなど出てきて、すごく辛いことかと思います( ;∀;)
また、バリキャリ系の人も、すごく頑張りすぎて燃え尽きてしまい休職した後、「頑張りたいけど頑張れない…」ところでしんどく感じている方もいらっしゃるかもしれません。
皆さんの役に立つご相談、本当にありがとうございます^^
「頑張る」というのは、すごく日常的によく使う言葉と思います。
映画などでも、「棚からボタモチ的に、何もしていないのに良いことが起こって」というよりも、「苦節10年。臥薪嘗胆!」という物語のほうが、皆が納得できて「すごいね!」となることもあるかもしれません。
(「ヒーローズジャーニー」という物語のパターンでも、「試練を乗り越え」というパートが必ずあったりしますね。)
とはいえ、こむぎさんは、
>もう頑張らないと決めてから、運が味方しているように予想していなかった良いことがどんどん起こっています。
とのことで、「頑張ること」と「成果」は連動しないのではないかということは、薄々感じておられるのではないかと思います^^
「頑張ると体調を崩してしまう」時のパターン
頑張ると体調を崩してしまうという時、
「これが大好きで楽しい!」
という純粋なポジティブな気持ちはありつつも、
「バカにされるのが嫌だから頑張る」
「そのままの自分には価値がないから、頑張って成果を出さないと!」
という自分の中にあるネガティブな思いに追い立てられて頑張ることで、体がダウンしてしまうというパターンがあります。
こむぎさんも、
仕事を頑張りたいのも、「仕事を頑張っていれば見下されないはず!」と同性から対等として見てもらえるアイテムの一つとして自分の中で捉えていると思います。
と書いて下さっていて、ここまでご自身の中で整理されているのって、本当にすごいと思います^^
なので、私は、こむぎさんは、バリキャリになるとかハイスペックになりたいというお話よりも、「バカにされたくない」「見下されたくない」という部分が今回のご相談のポイントなのかな?と思ったのですが、いかがでしょうか^^
>これからの私のテーマ(スタンス)や働き方についてご教授いただければと幸いです。
というご質問に関しては、この「見下されたくない」という気持ちを整理して解消していくと、「見下されるとか見下されないとかではなくて、私はどうしたいのかなー」とフラットに考えられるようになるので、ご自身の働き方やスタンスが自然と納得いくものになるのではないかなと思います^^
なので、今日はこの「見下されたくない」という気持ちを整理していく2つポイントを、ご紹介していきたいと思います^^
「人から見下されている」と感じる時は、自分の素晴らしさを受け取る時
まず1つ目のポイントは、「人から見下されている」と感じる時は、自分の素晴らしさを受け取る時ということです。
例えばこむぎさんが人から何か言われて「見下されている」と感じる時、心理的に考えるならば、こむぎさんを見下してるのはその人ではなくて、こむぎさんご自身が自分のことを低く見ているのではないかと考えたりします。
これは、こむぎさんが低い位置にあるということでは全くなくて、こむぎさんご自身が自分の素晴らしさをまだあまり受け取れていなくて、「自分はダメ」と自分を低く見ているのかもしれないということです。
もし、自分で自分のことを見下していなければ、他の人が自分を見下してきても、「え?なんで?」とポカーンとなります(もちろん、これは理論上のことなので、少し極端に書いていますが(;^_^A)
例えば、「最近ちょっとふっくらしてしまったな~(;^ω^)」と思っている人は、他の人から「そんなにガリガリじゃダメだよ!」と言われたとしても、「え?なんで?」とポカーンとなるかと思います。
なので、こむぎさんが、自分の素晴らしさを受け取ったり、自分の価値を受け取るようになって、自分が自分を見下すのをやめると、他の人がどう言おうと、「それは関係ないわー」と思えるようになるかと思います^^
具体的に自分の素晴らしさを受け取る・自分の価値を受け取るやり方は、以下にたくさん記事を書いてるので、もし興味があったら試してみていただけたらなと思います^^

「私は同性から見下される」と思うに至った理由を紐解く
2つ目のポイントは「私は同性から見下される」と思うに至った理由を紐解くことです。
1つ目のポイントを言われても、「え、いや、でも実際に見下されたりするんだよね…」とモヤモヤする時は、是非2つ目のポイントを読んでみていただければと思います^^
私達は全員いろいろな思い込みを持っているのですが、「私は人から見下される」「私は同性から見下される」という思い込みがあると、そう感じる出来事が多発します( ;∀;)。
そして、その思い込みを持つに至った何らかの理由が過去にあることが多いです。
例えば、子どもの時など、友達から見下される経験があって、すごく傷ついた。
例えば、いつもお姉ちゃんばっかりが「すごいすごい!」と親から可愛がられていて、自分は家族の中で居場所がなかった。
そういう何らかの環境的な要因があって、「私は同性から見下される」という思い込みができる場合もあります。
もしこれに「当てはまるな」と思われた場合は、この部分は1人で解消するのはやや難しいので、カウンセリングも活用いただければと思います^^
カウンセリングでは、その思い込みを持つに至った経緯を整理していくことによって、「私はそういう思い込みを持ってたけど、本当に違うのかもしれないな」と心から納得できるように気持ちを整理していくことができます。
まとめ
「頑張ると体調を崩してしまう」時、ネガティブな思い(「見下されたくない」等)に追い立てられて頑張ることで、体がダウンしてしまうというパターンがあります。
今日は、こむぎさんの「見下されたくない」という気持ちを整理していく以下の2つポイントをご紹介しました。
1.「人から見下されている」と感じる時は、自分の素晴らしさを受け取る時
2.「私は同性から見下される」と思うに至った理由を紐解く
最後になりますが、こむぎさん、ご結婚おめでとうございます(*^-^*)!!!
これからのこむぎさんの未来が楽で自由で楽しいものとなるように、心から応援しております!
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^

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