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こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
負の感情をぶつけられる(ご相談者さん:miyuさん)
職場の女性から、不機嫌をぶつけられます。
具体的には、不機嫌に当たってくる、おおきなため息をつく、舌打ち、引き出しを強く閉めたり、ドンッ!と書類を置くなど…
思い返せば、転職しても職場に一人は居るなぁ、しかも近くに…と思います。
さすがにそういう人達の影響を受けたくないと思い、相談させていただいています。
幼い頃から、姉や母が感情的で、よく当たられてきたので、顔色を伺っていました。
受け止めなきゃと思って、話を聞いたり、なだめたりしていました。
そして私も、付き合っていた彼には同じようなことをして、破局しています。
されて別れた人もいます。
感情をぶつけることが、普通だと思っていましたが、数々の破局から、あ、感情って人にぶつけると終わる…と知り、カウンセリングを受けたり、心理学を勉強する中で、自分の育った環境はどうやら普通ではないらしい、と気づきました。
そして、相手の顔色を伺ってるから、相手が調子に乗るんじゃないか?受け止めてくれると思われるから、何度もぶつけられるんじゃないか?と気づきました。
相手の不機嫌は相手の責任。私には関係ない。と、何度も何度も、私は私。人は人。と心の中でも唱えてます。
バーリア。と心の中で思っています。
長くなりましたが、相談です。
やはり線引きをしても、負の感情をぶつけられると、気分がどんよりしたり、私は私って思おう等、頭で考えるので疲れてしまいます。
影響を受けたくないのですが、引っ張られない方法や、どんより気分を引きづらない、早く切り替える方法があれば知りたいです。
自分を大切にしたいので、もう転職しかないのか…とも思っています。
長文で申し訳ありませんが、何かヒントをいただけますと助かります。
ご回答はここからです。
miyuさん、ご相談ありがとうございます^^
>不機嫌に当たってくる、おおきなため息をつく、舌打ち、引き出しを強く閉めたり、ドンッ!と書類を置く
い、いますね。そういう人( ;∀;)。
引き出しを強く閉めたりドンッと書類を置かれると、一瞬、自分の身体がぎゅっとこわばる感じ。
ため息・舌打ちにも、つい自分がピクっと反応してしまう感じ。
自分に関係ないと分かっていても、体の緊張がなかなかとけない感じ。
「この人の今日の機嫌は大丈夫かな…?」みたいな感じで、どうしても様子をうかがってしまう感じ。
自分のせいではないとわかってもいても、つい「何かまずいことしたかな」と、頭の中で記憶をたどり始めてしまう感じ。
そんなことに心当たりのある同志の方もいらっしゃると思います。
本当にしんどいと思いますし、まずは、そんな状況の中お仕事に行かれた方は、今日も本当に本当にお疲れ様でした^^。
そうやって頑張っておられるmiyuさんが、職場でのびのびと安心して働けるように応援できればと思いまして、今日は、不機嫌な態度に振り回されないためのヒント2つをご回答したいと思います^^
少しでも参考になれば幸いです。
ヒント1:健全な境界線をつくる。それを続けるために自分の頑張りや成果を受け取る
>相手の不機嫌は相手の責任。私には関係ない。と、何度も何度も、私は私。人は人。と心の中でも唱えてます。
>バーリア。と心の中で思っています。
とのこと。
miyuさんはカウンセリングを使ってみたり心理学を学ばれて、実際に取り組みを進められていて、本当に素晴らしいですよね^^
ちょっとだけ最初に、初めてこういう考え方に触れたという方のために補足しますと、相手の不機嫌に振り回されている時は、「相手の感情は相手のもの。相手が不機嫌なのは相手の課題であって、自分の課題ではない。」という境界線が少し曖昧になっている場合があります。
なので、miyuさんが実際に使っていらっしゃる
「私は私。人は人」
「バーリア」
というのは、私と相手の境界線を意識する言葉で、それによって「それは相手の課題」と思えたら、振り回されずらくなるということかと思います^^
(実際にカウンセリングでも、私もこの言葉をおススメすることもあります^^)
そして、miyuさんにもしよかったら考えていただきたいのは、
この方法を実際にやってみて、どんな変化があったでしょうか?
ということです。
無理やり良かったと思い込もうという意味ではなくて、実際にどうでしょうか^^?
例えば、「確かに前よりはしんどくなくなったな~」という場合もあるかもしれません。
「自分の調子が良い時は気にならなくなった。でも、調子が悪い時はどうしてもしんどい…」という場合もあるかもしれません。
「この人には効果があるんだけど、この人には効果がないんだよな」という場合もあるかもしれません。
というのは、実際にカウンセリングや心理学で学んだことを、しんどい状況の中でもチャレンジし行動できるmiyuさんって素晴らしいなと思います^^
で、この辺りは詳しくお聴きしてみないとわからないのですが、そういった自分の頑張りや成果(効果)を受け取ると、より前向きに変化を加速させることができる場合があります^^
(山登りに例えると、自分が頑張って山の5合目まで登ってこれたとして、「おー、頑張ってここまで登ってこれたな~」と振り返って成果を受け取ると、「じゃあ、もうちょっとこの調子で登っていけそうかな」と思いやすくなるみたいな感じです^^)
健全な境界線をつくるというのって、一朝一夕にはいかない部分もあり、そういった長丁場の変化を支えるためには、自分の頑張りを労わり認めるというのは、1つのポイントかと思います^^
もちろん、長丁場の変化の最中なら、「ちょっと今回はうまくいかなかった」ということも何もおかしいことではありません。それだけ頑張ってチャレンジしているということです。
「あ~、なるほど」と思われたら、
〇「頑張って取り組んでいるよね。こういうところは変化が出てきたかも。」
〇「今日は調子が悪かったから難しかったかも。でも、本当によく頑張ったよね^^」
というように、自分の頑張りを労わり認めるのを、よかったらお試しいただければと思います^^
ヒント2:不機嫌な人をみて感じる感情を整理する
ヒント2つ目は「感情」に注目したヒントです。
不機嫌な人を見た時に、miyuさんはどのような「感情」を感じるでしょうか?
>負の感情をぶつけられると、気分がどんよりしたり
と書いて下さっています。
この「どんより」ってもう少し言いますとどんな感情かをよかったら考えてみていただければと思います^^
人によっては、「怖い」と感じる人もいらっしゃるかもしれません。
「自分はダメだ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この何らかのネガティブな感情が、しんどさを作っているのではないかと思います。
miyuさんは、
>幼い頃から、姉や母が感情的で、よく当たられてきたので、顔色を伺っていました。
>受け止めなきゃと思って、話を聞いたり、なだめたりしていました。
と書いて下さっています。
そういう状況だと、どうしても周りの人に「姉」「母」を映し出してしまって(投影)、ついつい無意識に受け止めモードに入ってしまうということもあるかもしれません。
そうやって家の中で頑張ってこられたmiyuさんがいらっしゃるわけですから。
職場の不機嫌な女性をみてmiyuさんが感じる感情。
それは、姉や母に感じていた感情と似ているでしょうか?
もし、「結構似ている」という場合は、姉・母に小さいmiyuさんが感じていた感情を整理していくと、職場の不機嫌な人をみても特に気にならなくなるということもあります。
感情の整理に関しては、以下も参考になればと思います。
【参考記事】

もちろん、カウンセリングでも感情の整理をお手伝いしています^^

まとめ
今日は、不機嫌な態度に振り回されないためのヒント2つとして、以下をご回答しました。
ヒント1:健全な境界線をつくる。それを続けるために自分の頑張りや成果を受け取る
ヒント2:不機嫌な人をみて感じる感情を整理する
今は気にならなくなりましたが、私は、昔、相手が不機嫌な雰囲気ですと、何とも言えないモヤモヤした気持ちになっておりました(^_^;)
その時に、カウンセリングをクライアントとして受けた経験から書いた記事もありますので、よかったらご覧ください^^(今日の切り口とは少し異なっていますので)
【参考記事】

何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
<動画は準備中です>
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^

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