こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、いただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
私は、8月24日のユーチューブの時に私が通っている作業所で私が執着をしていることで、回答をいただいた、私です。
あれから、私が1人の人に執着をしていることで、今、大きな問題になってきていて、もう、やめさせられるすんぜんの所まできています。
私は今の作業所をやめさせられるともう行く所がありません、私はどうすればばいいのかをアドバイスをください。(Aさん)
ご回答はここからです。
Aさん、ご相談いただき、ありがとうございます^^
先日Youtubeライブを行ったのですが、その時のご質問の続きとしていただきました^^
Youtubeライブの時は、作業所の職員の方にAさんが執着しているというお話だったのですが、詳しい状況がわからなかったので、その執着が業務を阻害するレベルなのかどうかを考えていただければというお話をしました。
そして、
>私が1人の人に執着をしていることで、今、大きな問題になってきていて、もう、やめさせられるすんぜんの所まできています。
とのこと。
これはAさんにとっても、大変な状況と思います( ;∀;)
この作業所を辞めさせられたら行くところがないと思うと、焦ってしまったりすることもあるかもしれません。
今日は、人に執着してしまってそれが大きな問題になった時、どういうポイントを見ていくと良いかについて、一緒に考えていければと思います。
Aさんの場合は、職場での人間関係ですが、例えば恋人への執着とか、別れたパートナーへの執着ですとかで悩まれている方もいらっしゃると思います。
そういった方にとっても参考になればと思います^^
人に執着してしまってそれが大きな問題になった時、そうならざるを得ない理由がある
さて、人に執着してしまってそれが大きな問題になった時というのは、
執着した結果困った状況になっている。
でも、なかなか執着がやめられない。
という「執着をやめたほうが良いと思う。けど、なかなかやめれない!」という状況ではないかと思うのですが、いかがでしょうか^^?
こういう「頭では〇〇したほうがよいと思うけど、それができない」葛藤の状態と見ることができるかもしれません。
こういう時に、「執着をやめたほうが良いよ。」などと言われても、「それはもう既にわかっている!」と思われるかと思います。
私自身も20代後半から30歳くらいまで、人ではないのですが、お酒にすごく執着していました(アルコール依存の問題ですね)。
で、その時は、リアルに健康を害するレベルだったので、「お酒をやめたほうが良い」ことは理性ではわかっていました。
でも、やめれない。
こういう「頭では〇〇したほうがよいと思うけど、それができない」葛藤の状態の時は、カウンセリング的には、
そうせざるを得ない理由がある
と考えます。
つまり、Aさんの場合ですと、Aさんが悪いわけではなく、その職員さんに執着せざるを得ない理由があるということではないかと思います。
では、その執着せざるを得ない理由とは何でしょうか?
これは、カウンセリングなどでゆっくりお話をお聴きしないとわからないのですが、1つの方法として、
執着している人(Aさんの場合であれば社員さん)とのやり取りで、どのような感情を得ているか(何が満たされるのか)
を考えるという方法があるかと思います。
例えばなのですが、客観的に見るとワガママな恋人に執着しているという例を考えてみます。
いつもお金は自分が出しているし、恋人の予定が優先されて、自分が会いたい時には会えないみたいなケースだとします。
「もう別れてもっと大事にしてくれる人と付き合ったら良いと思うのに、でも別れられない」場合だとしたら、その恋人とのやり取りでしか得られない感情って何かなというのを考えてみます。
例えば、「相手も勝手だけど自分も自由に振る舞える(自由さ)」とか「いつもキチンとしている自分ではなくダメな自分も出せる(ダメな自分にOKを出せる安心感)」などという場合もあるかもしれません。
これはあくまで例なので、Aさんの場合は何なのかな?とご自身でも、よかったら考えていただければと思います。(これは私もお話を詳しく聴かないとわからないので、自分でも考えてもわからない場合は、カウンセリングも活用してみていただければと思います^^)
そして、カウンセリングでは、それを自分である程度満たせるように一緒に取り組んでいきます。(ある程度自分で満たせれば、相手に執着する必要がなくなるので)
(例えば、「自由さ」をその恋人との関係で得ているなら、自分一人の時も自由さを得られるようにするには、どうしたら良いかについて、一緒に取り組んでいきます)
安全にその欲求を満たす方法をたくさん見つける
ただ、このプロセスはかなり根本的なことなので、自分で満たせるようになるまで時間がかかる場合もあるかと思います。
(ちなみに、私のアルコール依存の問題は、カウンセリングを使っても、1~2年ぐらいはかかりました。もちろんこれは個人差があるかと思いますが^^)
なので、しばらくの間は、安全にその欲求を満たす方法を、なるべく多く見つけるのはいかがでしょうか^^?
タコ足配線のような感じで、安全にその欲求を満たす方法を、分散してたくさん持つというイメージです。
例えばですが、Aさんの場合、その職員の方以外にも、たくさんお話をしたりする先を持つという方法もあるかもしれません。
まとめ
今日は、人に執着してしまってそれが大きな問題になった時、
〇そうならざるを得ない理由がある。その理由は何かを見つける。
〇安全にその欲求を満たす方法をたくさん見つける
ということについてご回答しました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
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