こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
出勤が怖くなり体調を崩して辞めるの繰り返しを断ちたい。(ご相談者さん;くるみさん)
40代シングルマザーでこの春看護師国家試験に受かり4月から看護師として働き始めました。
しかしメンタル不調で2ヶ月も経たずに休職です。
仕事中どう見られているかが常に不安でビクビクして出勤が怖くなりました。
自分は迷惑な存在だと思えて、休日も仕事が頭から離れない。職場は人手不足で毎日遅くまで残業。
私は子供のお迎えのため早く帰りますが、圧が強く挨拶しても無視。新人教育はなく、即戦力が求められました。
人は減り、退職が決まり喜んでいる先輩、退職できずに嘆いている先輩を見て憂鬱でした。
親身と思っていた上司はパワハラな態度が出てきました。
看護師はこのぐらい耐えなければダメなのかと思いつつも、ここは合わないと思い転職を考えています。
エージェントに相談したところ激務で有名な病院でした。
これまでも仕事の問題を繰り返しています。
最初の会社は接客は楽しかったですがブラックでぼろぼろになり退職。
その後は人間関係は快適だけど原因不明で体が動かなくなり退職。
バイトもやりましたがどこで働いても、行くのが怖くなり体調を崩しています。
自営もしましたが閑古鳥で、嫌になった頃に離婚話が出て今に至っています。
なぜ仕事がいつもうまくいかないのか。
このままではまた繰り返すように思います。
アドバイスくださるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
ご回答はここからです。
くるみさん、ご相談ありがとうございます^^
まず、体調を崩して休職されているとのこと。
本当に大変だったのではないかと思います。
看護師さんというお仕事で、医療現場。
ただでさえ大変なことかと思いますが、エージェントにも有名な激務な病院とのこと。
心身ともにかなりきつかったのではないかと思います。
今、体調のほうは、いかがでしょうか^^?
くるみさんは、
>40代シングルマザーでこの春看護師国家試験に受かり4月から看護師として働き始めました。
とのこと。
ここからも、決断して実行する力や前に進む力、素晴らしい能力をお持ちだなと思います^^
つまり、何か能力がないということは絶対ないと思いますので、何か心理的に引っかかることがあって、
何度も体調を崩して仕事を辞めざるをえなくなる
というパターンが生まれているのではないかと思います。
カウンセリングだと、このパターンが起きる理由を、一緒に掘り下げて見つけていくことになります。
本当はいろいろお話をお聴きしてみたいところです^^
今日はお話をお聴きできないので、1つの例として、こういう心理があると
何度も体調を崩して仕事を辞めざるをえなくなる
というパターンが生まれるという原因について、書いてみたいと思います^^
よかったら「自分の場合は当てはまるかな?」と思いながら、見てみていただければと思います。
罪悪感からの補償行為によって、燃え尽きるほど頑張ってしまうパターンが生まれる
くるみさんは、
>看護師はこのぐらい耐えなければダメなのかと思いつつも
と書いて下さっています。
これを拝見して、くるみさんは、
辛いことがあっても、我慢して耐える
という形で今までずっと頑張ってこられたのではないかなと思いましたが、いかがでしょうか^^?
体調を崩すというのは、本当に心身のダメージが極限まで高まっている状態と思います。
つまり、
辛いことがあっても、我慢して耐える
↓
まだまだ耐える
↓
まだまだまだまだ耐える
↓
まだまだまだまだまだまだまだまだ耐える
↓
心身のダメージが極限になる
↓
体調を崩す
という我慢しすぎ・頑張りすぎ問題ではないかと思ったのですが、いかがでしょうか?
(くるみさんご自身は、もしかしたら「自分は頑張れていない」と思われているかもしれませんが、体調を崩すところまで極限まで頑張りすぎているというところが今回のポイントです。)
そして、なぜそんなに我慢しすぎたり・頑張りすぎたりしてしまうのかと言うと、
>自分は迷惑な存在だと思えて
とくるみさんは書いて下さっています。
この「自分は迷惑な存在」というのは、いわゆる「罪悪感」の感情かと思います。
私たちは罪悪感が強いと、以下のようなパターンになってしまうことがあります(補償行為と言います)。
「自分は迷惑な存在だ」「自分はダメだ」という感情がある(罪悪感)
↓
「それを補って余りあるほど頑張らないと!」とものすごく頑張ってしまう
「ダメな自分がここにいるには、ものすごく頑張らないと!」と猛烈に頑張ってしまう
↓
燃え尽きて体調を崩すほど頑張ってしまう
↓
最終的に体調を崩してしまう
ここまで読んで、何かピンとくる部分はあるでしょうか^^?
罪悪感からの補償行為の解決法
もし、「ああ、確かにそういうところあるかも」と思われたら、続きを読んでみていただければと思います。
このパターンに当てはまる場合は、根本的には、罪悪感を軽くしていくということがポイントになるかと思います。
カウンセリングだったら、「なぜそんなに罪悪感が強くなったのか」という根本的なところから、罪悪感を軽くすることに取り組んでいくこともあります。
つまり、
罪悪感を軽くする
↓
「自分はそのままでOKだ」(罪悪感があまりない状態)となる
↓
「まあ、そこそこ頑張ればOK!」と思える
↓
良いバランスで仕事ができるようになる
↓
体調を崩さなくなり、仕事を辞めなくてよくなる
という流れを作っていく形になります。
罪悪感を軽くする3つのワーク
とはいえ、まず、自分で取り組んでみたいという方向けに、最後に、罪悪感を軽くする自分でできるワークについて3つご紹介したいと思います^^。
「私は無罪です」
と毎日何回も声に出してつぶやきます。
ちなみに、罪悪感の塊だった私も昔このワークをやっていました。
わずか6文字。なのに、私は必ずこの言葉を言う時、詰まっていました(爆)(または泣いていました 汗)。
罪悪感が強いとこの言葉に詰まってしまったりするのですが、詰まっても大丈夫です^^。
あまり感情を込めずに何回も何回も言うのがポイントです。
浄化のイメージワーク
イメージが得意なら、毎晩お風呂に入ってシャワーを浴びる時に、以下のイメージをします。
あたたかい光が頭の上から降り注いでいます。
その優しいあたたかな光が全身を洗っていくのを感じます。
しばらくすると、その光は呼吸とともにあなたの中に入ってきます。
そしてあなたの吐く息とともにドロドロした罪悪感を外に出してくれます。
ゆっくりと呼吸を繰り返します。
吐く息とともに不要なものが体から流れていくのを感じてみます。
これはカウンセリングで実際にカウンセラーが誘導をして体験してからのほうがイメージしやすいかもしれません。
なので、難しそうなら無理にやる必要はありません^^
自分に優しくする・自分が笑顔になることをする
罪悪感は自分を罰する感情です。
罪悪感があると、無意識に自分を苦しめてしまいます。
自分に優しくしたり、自分が笑顔になったりすることが意識しないとできません。
なので、まず、簡単なことでOKです^^
自分に優しく・自分が笑顔になることをしてみます。
【例】
〇好きなチョコを味わって食べる
〇好きな漫画を読む
〇マッサージを受ける など
【参考記事】
まとめと動画のご紹介
今日は、「何度も体調を崩して仕事を辞めざるをえなくなる」原因として、罪悪感からの補償行為という例からご回答しました。
実際には、原因はこれ以外にもありえます。
「うーん、他にはどんな原因があるのかな?」と思われた場合は、ご質問やご相談いただけますと幸いです^^
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でもご回答していますので、よければご覧ください^^
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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