ケーススタディ②上司とよく揉める事例

相談回答(架空相談含む)

こんばんは(^^)。心理カウンセリング勉強中の野内です。
今日は、以下の架空のクライアントさんのケースに全力で答えるという、エアカウンセリング②を行いたいと思います。

この事例は、カウンセラー根本裕幸先生の心理カウンセラー養成講座(お弟子さん制度4期)の中で事前課題として出されているものです。

エアカウンセリング①(仕事が続かない事例)はこちらから

上司とよく揉める事例:Bさん

34歳男性。今の会社は3社目。大学を卒業して就職した会社には7年いたが、上司や周りの人と折り合いが悪く、体調を崩して休職していた時期もある。2社目はIT系のベンチャー企業に転職。心機一転頑張ろうと思ったが、ここでも上司と衝突する。あれこれと厳しい要求を出し、それに応えられないとキレる上司で、自分もついカッとなって言い返してケンカになることも多かった。だんだん職場に居づらくなって退職。しばらく何もしていなかったが、年齢的なこともあり、今の会社に就職。メーカーの営業職で、給料は以前よりずっと下がってしまった。しかし、ここでも上司と衝突してしまう。今度の上司は前のようにキレたりするタイプではないが、あまり仕事ができる人でもなく、その仕事ぶりにイライラしてしまう。前の2社の上司は性格は良くなかったが仕事はできる人だったので尊敬すべき点はあったが、今回の上司はそれがないので、むしろバカにしている。それが伝わってしまっているのか、上司も自分に対しては冷たい。

父親がやたらと干渉してくるタイプで、家の中では常にイライラしていた。弟に対しては甘いのに、自分に対してはとても厳しい。母は優しい人だったが、父親の言いなりで味方になってくれなかった。思えば、家の中ではいつも孤立いていた。

こんな調子では結婚もできないし、将来も真っ暗だ。今の会社はクビになるようなことはないが、早くも辞めたくなっている。年齢的にも転職するなら最後だと思っているので、今後どのような方向に進んでいけばいいのかを早く決めたい。

ここから回答です。

ご相談ありがとうございます。仕事の悩みは「仕事内容」の悩みもありますが、ご相談いただいたような「人間関係」の悩みも大きなパートを占めると思います。今日は、そんなお仕事における「人間関係」の悩みで、結構悩んでいる方も多いのではないかと思いますので、ご相談に本当に感謝します。一緒に考えていければと思いますので、よろしくお願いします(^^)。

カウンセリングでは一見関係ないと思われることかもしれませんが、意外な関係があったりすることもありますので、よければ教えていただければと思います。ただし、答えたくないことについては無理に答える必要はもちろんないので、「パス」はありと思っていただければと思います。

最初にお聞きしたいこと

かなり単刀直入にお聞きしてしまいますが、一番最初の職場の上司はどういうタイプの方だったのでしょうか?また、どんなところで折り合いが悪くなってしまったのでしょうか?

目上の人のとの関係性について

Bさんは上司との関係性でとても今までご苦労されているのはないかなと思いました。1社目は業種は書いていませんが、2社目はITベンチャー、3社目はメーカーの営業職と異なる分野で、上司のタイプも以下のように異なる人のように思いました。

2社目:あれこれと厳しい要求を出し、それに応えられないとキレる上司。

3社目:前のようにキレたりするタイプではないが、あまり仕事ができる人でもなく、その仕事ぶりにイライラしてしまう。

1社目の上司がどういうタイプかは分からないのですが、2社目・3社目は異なるタイプの上司だけれども、同じように上司との関係性でとても苦労してしまう場合、ある種、「上司との関係で苦労してしまうパターン」があるのではないかと推察します。

投影について

それで、パターンとして、上司(また、上司というのは目上の人という部分もあるかと思うのですが)との関係で苦労してしまうというのは、いつからなのだろうか?上司との関係が、自分の過去の誰かとの関係に似ていないか?と思い返していただければと思います。
心理学的にはこれは、「投影」と言う現象ではないかと思います。

投影:心の中を外の世界に映し出したもの。自分の感情を人や物に投影すると、その人や物がその感情の要素を持っているように見える。

つまり、例えば、自分の父との関係で葛藤があり、とても嫌な気持ちを持っていると、「父」を「上司」に投影して「上司」との関係も葛藤があり、嫌な気持ちをたくさん感じる等です。

ちょっと分かりにくいかと思うので、例え話を1つ。
あなたは学生時代とても仲良かった友人がいるとして、その人の名前が「根本」だったとしましょう。それで、ある日、取引先の新担当者に会うことになって、新担当者から名刺を渡されたらそこには「根木」という文字が。なんか、一本棒が足りないけど、良さそうな新担当者かも~と思うとかありませんか?
(ここは、「それってあるー」みたいなことにしておいて下さい 土下座)

これは、学生時代の友人を新担当者に「投影」して、良さそうな人と感じるということかと思います。

上司との関係≒父との関係?

今回は、ご相談内容に、お父さんとの関係について書かれているので、基本的には、お父さんとの関係を扱わせていただければと思いますがいかがでしょうか。カウンセリングでは、上司との関係について直接いろいろしていくよりも、大本となったお父さんとの関係を振り返っていくことで、結果的に上司との関係が良くなったり(気にならなくなったり)するケースがあるので、そのような方針を考えました。

お父さんとの関係を振り返っていく具体的なステップ

お父さんとの関係を振り返っていく具体的なステップは以下になります。

1.感情の解放・・・お父さんに感じている感情を解放する。お父さんとの関係で感じていたこと、出来事について、お話をお聞きできればと思います。また、自分でやる場合は、何でも良いですが紙に書きまくる。誰に見せるわけでもないので遠慮なく放送禁止用語のオンパレードでどうぞ。ここはとても大切だと思います。恨み辛み憎悪煮えたぎる感情を解放する。

2.感情的理解・・・基本的に1.を徹底して「もうお腹いっぱい悪口言いつくしたぜ」みたいになってから、お父さんがなぜ、そのようなことをしたのかをもしできるならば感情的に理解する。感情的理解しようとしても、またしても恨み辛みがこみ上げてきたら、「1.」に戻りもう一度悪口書き放題しましょう。また、感情的理解といっても、実際にお父さんと仲良くならないといけないわけでもないですし、「あ~、まあ、お父さんの立場とか時代背景とか社会背景を考えるとそうしちゃうのも無理ない部分もあったのかな~。どうでもよいけど」ぐらいなイメージでしょうか。

※特に、ハードな環境であった方は、基本は「1.感情の解放」が最重要と思いますので、むしろ感情的理解とかしなくても、「どうでもええわ」みたいになったら格段に生きやすくなるかなと思います。

1.2.(場合によっては1.のみ)を経て、結果的に上司との関係が良くなったり(気にならなくなったり)した場合は、自分のチャレンジを労い・褒め称えて・このチャレンジを通して得た恩恵(上司問題以外にも人間関係が良くなったり、自分が生きやすくなったりするかもしれません)を受け取っていただければと思います。

こちらの本を参考にして書きましたので、詳しくは是非この本をどうぞ↓

まとめ

仕事における人間関係のお悩みについてでした。Bさんにとって、上司との関係改善や生きやすくなるヒントに少しでもなりましたら幸いです。

今回は架空のご相談ですので、またしても全力の独り芝居(爆)ですが、何か参考になることがありましたら幸いです。読んでくださってありがとうございました(^^)。野内でした。

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最後まで読んで下さってありがとうございました^^

心理カウンセラーの野内みちるでした。

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