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こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
なんとなく苦しいです。(ご相談者さん:たぬきそばさん)
私は今、35歳です(あ、女性です)。
今思えば10代半ばからなんとなく「生きづらい。苦しい」と感じておりました。
今も漠然とした苦しさは続いており、閉塞感があります。上手く言えないのですが、漠然とした苦しみはなんだか認め難く、今ここでこうやって言葉にするのも憚られる心境です。自身の中にある苦しみやつらさ、痛みを認めたくないのです。
心について自力でいろいろ調べてきた結果、「感情は抑えつけずに感じ切ったほうがいい」というのも知識や理屈では知っているのですが、どうしても自分の中にある負の感情を認めることができません。そうやって自分の感情から逃げているから、漠然とした苦しみが続くのでしょうし、自分が具体的にはなにで悩んでいるのか不明瞭なままなのだと思います。
私みたいな人間の場合、少しずつ感情を吐き出していって気持ちの整理をしていくのが一番なのでしょうか?
先生方のお知恵を貸してください。よろしくお願いします。
ご回答はここからです。
たぬきそばさん、ご相談ありがとうございます^^
理由というのが、そんなに明確にはなっていないけれども、何となく生きづらい・苦しい。
私のカウンセリングのコンセプトが、そういう「生きづらさから楽で自由になる」ということで、自分自身も、そういう生きづらさを、たぬきそばさんと同じように10代半ばぐらいからか感じていたというところもあり、とても共感を持って、ご相談を拝見しました^^
カウンセリングでも、分かりやすい理由(例えば、彼と別れたとか、仕事を急にクビになったとか)ではなく、なんかいつもずっとしんどい・苦しいというお話をお聴きすることもあります。
一見すると、しっかりと働いてたり、お友達もいたり、すごく綺麗な方であったり、社会に適応している方。
一見すると「この人、何の苦しみもないんじゃないかな?」と思われる方でも、心の中には、すごく苦しみをいっぱい抱えてる方。
そういう方にも、カウンセリングでたくさんお会いしてきました。
私の場合だと、昔、他の皆が、何であんなに楽しそうに楽に自由に生きていられるのかが、本当にわからなかったんですよね( ;∀;)。
皆が自由に振る舞ったり、気楽にパパっと行動を起こしたりしているように見えて、私だけなぜか常に重荷を背負っていて苦しいみたいに感じていました。
しかも、それを「なんか苦しい」「しんどい」みたいにしか、言語化できなかったです(;^ω^)
実際のカウンセリングだったら、もっといろいろとお話をお聴きして、ピンポイントでたぬきそばさんの「生きづらさ」から自由になるポイントを探していきます。
ただ、今日は詳しいお話をお聴きできないので、ご相談文に出てくる「感情の取り扱い方」をポイントにおいてご回答してみたいと思います^^
何か少しでも参考になれば幸いです^^
ネガティブな感情との付き合い方が難しい
たぬきそばさんは、
>どうしても自分の中にある負の感情を認めることができません。
と書いて下さっていますが、自力でいろいろ勉強していく中で、「自分の中の負の感情を抑えつけて感じきれていないから、しんどくなってるのかな」というところまで自力到達されていて、すごいな!と率直に思います^^
確かに、生きづらさを感じる人の中には「ネガティブな感情との付き合い方が難しい」と思われる方は多いのではないかと思います^^
というのも、「感情との付き合い方」というのは、小学校でも習ったりしないかと思います。
なので、子どもの時にお家等の中で、感情とどう付き合うかを体感的に、獲得していくかと思います。
そうすると、子どもの感情に受容的な家で、自分の感情を優しく受け止められる機会が多ければ、感情との付き合い方が自然と体得されるかと思いますが、環境的になかなかそういう機会がなければ、感情との付き合い方がわからないのも無理ないことと思います。
「感情は我慢する」「感情を無視する」という方法以外に、どう感情と付き合っていいかわからない方がいたとしても、大変な環境の中で、強く生きてきたということだから、それはその方が悪いわけでは全然ないと思います^^
実際、
>「感情は抑えつけずに感じ切ったほうがいい」
と理論上はわかって、それが体感的にわからないことについて「感じ切るってどういうこと?」「認めるってどういうこと?」というわからなさや、「それをしてどうなるの?」といろいろ疑問が出てきても当然のことかと思います^^
「痛みを認めたくない」と思っている自分をありのままに受け止める
なので、最初のステップとしては、
>漠然とした苦しみはなんだか認め難く、今ここでこうやって言葉にするのも憚られる心境です。
>自身の中にある苦しみやつらさ、痛みを認めたくないのです。
という「憚られる」「認めたくない」と思っている自分を「そっか。そう思っているんだね^^」とありのままに受け止めるというのは、いかがでしょうか^^?
「自分の感情を感じきる」「自分の感情を認める」というと、何だかすごく難しそうに聞こえるかもしれません。
でも、簡単に言うと、「あ、そっか、〇〇って感じてるんだね」とありのままにただ受け止めるのが、感情との付き合い方の最初の一歩になるかと思います^^(「自己受容」と言ったりします)
痛みを認めたくないにはないなりの理由がある。その気持ちの言い分を聴いてあげる。
そして、
>自身の中にある苦しみやつらさ、痛みを認めたくないのです。
という時、苦しみやつらさ、痛みを認めたくないにはないなりの理由があるかと思います。
例えば、友達が「自分の苦しみやつらさ、痛みを認めたくない」と言っているとしたら、「認めなさいよ!」と詰め寄るのではなく、「そっか。どうして認めたくないのかな^^?」と優しく聴くのではないかと思います。
その気持ちの言い分を聴いてあげるというところからスタートするのではないかと思います^^
この部分は、一人でやるのは難しいかもしれないので、是非カウンセリングも活用して、優しく紐解いていっていただくと、本当に気持ちが楽になって、「この世界って、こんなに楽で自由なんだな^^」と実感できるようになるのではないかと思います^^
まとめ
今日は、「何だか生きづらい・苦しい」というご相談に、「感情の取り扱い方」にポイントをおいてご回答しました^^
同志として、たぬきそばさんのこと、とってもとっても応援しております!
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^

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