こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
社会で仕事をする恐怖(ご相談者さん:かきさん)
はじめまして。
私は今40代ですが、これまで一度もきちんと働いたことがありません。
現在は家事専業ですが、これまでアルバイトをやっても少し嫌なことがあればすぐ辞めてきました。社会に出て働くことがすごく怖く感じます。
父親の影響なのかと思っていますが、父親は「髪を振り乱して働く」とかそういうのが好きらしく、私のことは「おまえみたいな甘い考えのやつは社会に出ても通用しない」ということを高校生か大学生くらいから常に言われてきました。そして父自身も、仕事から帰ると毎日「しんどいしんどい」を連呼していました。
こういった観念がある場合、どのように払拭していけばよいでしょうか?
好きなことをするためにはある程度お金が必要ですし、自分で稼いだお金を自分で好きなように使える、というのをやってみたい思いは強くあります。そして、朝起きて、憂鬱でもないフラットな気持ちで仕事に向かうことができればすごくいいのに、とも思います。
もう何十年もこの心持ちでいることが、すごく人生を損していると感じます。
何か自分の内面でひっかかりがあってこうなってしまっているなら、本当に改善したいです。
ご回答はここからです。
下記さん、ご相談いただき、ありがとうございます^^
かきさんが書いて下さった
社会に出て働くのが怖い…
ということ。
実は、最初に社会に出て働く時に、多くの人が持っている感情ではないかと思います。
私自身も一番最初に就職して働きだした時は「やっていけるかな…」とすごく不安でした^^
そして、その恐れを持って初めて踏み出した一歩がうまくいかないと、ますます怖いとなってしまうのも無理ないことかと思います。
そんな中、かきさんが、
>好きなことをするためにはある程度お金が必要ですし、自分で稼いだお金を自分で好きなように使える、というのをやってみたい思いは強くあります。そして、朝起きて、憂鬱でもないフラットな気持ちで仕事に向かうことができればすごくいいのに、とも思います。
このように思って、ご相談くださったことは、すごく勇気のあることと思います^^
その勇気に拍手喝采を送りたいなと思いますし、本当にご相談ありがとうございます!
そして、そう思うようになったきっかけが何かあったのかどうかを是非お聞きしてみたいなと思うのですが、まず、変えてみたいなって思われたこと自体が、かきさんの前向きな気持ちやガッツを表しているのではないかと思います。
そんなかきさんを、是非応援できればと思い、ご相談に回答できればと思います^^
さて、かきさんがすごくわかりやすく書いてくださっているように、「社会に出るのが怖い」という思いができた原因は、自分の家庭にある場合もあります。
ご相談文を拝見して、かきさんの中では、2つの思い込みが、お父さんとの関係で形成された可能性があるのかもしれないと思います。
今日はその2つを紹介し、それをどう変えていったらいいのかについてご回答したいと思います。
「当てはまるかな?」と思いながら、読んでみていただければと思います^^
1つ目の思い込み:「仕事=辛くしんどいもの」という仕事に対するネガティブなイメージ
1つ目は、「仕事が辛いもの、しんどいもの」という仕事に対するネガティブなイメージについてです。
お父さんが毎日「しんどい、しんどい」と連呼していたら、「仕事ってそんなにしんどいものなんだ…」と思ってしまうのは無理ないことだと思います( ;∀;)。
もしよかったら、
「仕事=○○」
と書き出してみて、どんな言葉が出てくるかチェックしてみていただけたらと思います^^。
もしかしたら「仕事=辛いもの」「仕事=しんどいもの」「仕事=髪を振り乱して働くもの」などが出てくるかもしれません。
そういう言葉が出てきたなら、仕事に対してネガティブなイメージが心の中にあると考えられるかもしれません。
仕事に対するネガティブなイメージがあると、そんなネガティブなものに踏み込んでいくのは怖いと誰でも思ってしまうかと思います。
この思い込みを緩めていくには、「仕事を楽しくやっている人はいないか?」というサンプルを集めるという方法があります。
ネットの中でも良いですし、近所のヘアサロンの美容師さんでも、カフェのバリスタでも、楽しそうに幸せにそうに仕事をしている人を探してみます。
お父さんの世代はどうかわかりませんが、今の時代、仕事を楽しんでいる人や好きなことを仕事にしている人もたくさんいるかと思います。
そういう人たちはどんな風に仕事をしているのか、是非観察してみていただければと思います。
そうすると、「あ~、まあ、仕事もいろいろあるんだな。必ずしもしんどいっていうわけではないんだ」と自分の持っているネガティブな仕事のイメージが相対化され緩んでくることがあります。
2つ目の思い込み:「自分は甘くて社会に通用しないんだ」といったネガティブなセルフイメージ
2つ目は「自分は甘くて社会に通用しないんだ」といったネガティブなセルフイメージについてです。
>私のことは「おまえみたいな甘い考えのやつは社会に出ても通用しない」ということを高校生か大学生くらいから常に言われてきました。
とのこと。長いことずっとそういうことを言われてくると、「自分は甘くて社会に通用しないんだ」といったネガティブな思い込みができてしまうかもしれません。
実際には非常に才能あふれる方なのに、ネガティブなセルフイメージを持っている方は多くいます。
子どもの頃に親か友達や近所の人から言われた一言(例えば「あなたは甘い」など)を、ずーーーーーっと無意識にセルフイメージとして持ち続けてしまうこともあります(「私は甘いんだ」と思い込んでいる)。
ここの誤解を解いていくのは、カウンセリングではよく扱います。
最初に取り組むこととしては、かきさんご自身の価値や魅力を受け取るのはいかがでしょうか^^?
「仕事はマッチング」です。
自分の長所と、仕事が求めているものが一致すれば、たとえマニアックな長所でも、それが仕事として成立します。
聖人君子である必要もないし、マルチにすべてのことができる必要もありません。
もし「社会に出ても通用しない」というネガティブな自己像がある場合、自分の素晴らしいところや長所、魅力を見つけて、それに合った仕事を考えてみると、仕事に対する不安が和らぐかと思います。
自分の長所や魅力を見つける方法や、自分に合った仕事については、たくさん記事もありますので、よかったら参考にしていただければと思います。
【参考記事】
まとめ
今日は、
仕事に対するネガティブな思い込み
ネガティブなセルフイメージ
をどう変えていくかについて、ご回答しました。
強い思い込みというのは、一人で解くのが難しいので、そういう場合は、よかったらカウンセリングも活用してみていただければと思います^^
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
コメント