「私はあの人が嫌い」と思ってもいい?感情を否定しないための心理の話

気持ちを楽にする心理学

こんにちは。

「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。

心理カウンセラーの野内みちるです。

「私はあの人が嫌いだ」「私はこれは嫌だ」と思うこと

皆さん、「私はあの人が嫌いだ」「私はこれは嫌だ」と思うことを自分に許可できていますでしょうか?

具体的には、以下のような人が自分の周りにいて、それに対して自分がネガティブな感情を感じているとします。

Aさん:とても明るく元気で誰とでも気さくに楽しく話したい人。少しお節介な部分があり大人しめの人に対して「もっと明るくならないと」「人と会わないと」と求めてもいないアドバイスを伝えてくる。

Bさん:仕事のできる上司。確かに実績はすごいが、部下に対して「それってファクト?」「ソースは?」と詰問口調で聞くので、部署はいつもピリピリした雰囲気。部下は緊張して萎縮してしまい、うまく答えられない人が多い。

その時、「私はAさんが嫌いだ」「私はBさんが嫌だ」と思っても良いと思えているでしょうか?

「Yes!」という方はここで「終了――――――――」なのですが(笑)、私はここが本当に苦手でした(><)。

カウンセリングで様々なクライアントさんとお話しても、ここが苦手という方はいらっしゃるなと思います^^

どう苦手かと振り返ってみると、「そんなこと思っちゃダメ」とネガティブなことを思う(感じる)ことを禁止しているパターンが多いです

「そんなこと思っちゃダメ」とネガティブなことを思う(感じる)ことを禁止している

例えば、こんな感じ。

①「でも、Aさんにも良いところがあると思うのですよね。明るくて元気だし。お節介ということは逆に見れば積極性があるということだし。(ナントカカントカ以下続く…)」

②「でも、Bさんの言っていることって正しいですよね。確かにソースチェックが甘かったし。(ナントカカントカ以下続く…)」

③「でも、Aさんは他の人から好かれているんですよね。私が気にしすぎなんだな…」

④「でも、Bさんの言い方が気にならない人もいるんですよね。私が気にしすぎなんだな…」

ネガティブなことを思う(感じる)とその瞬間に、上のようなツッコミが自動的に入って、無理やり方向転換させようとしてしまう方も多いかもしれません。

確かにAさんに良いところもあるだろうし、Bさんが社会的・会社的に見て正しいこともありますよね。

Aさん・Bさんのキャラややり方が好きだという人も、気にならない人もいるでしょう。

でも、もしそれでも、自分がネガティブな感情を感じたとしたら、まずはそれを「そう感じているんだな~」と認めてあげることが大事なのかもしれないなと今は思います^^

「そう感じているんだな~」と自分が感じていることを認めてあげる

「そう感じているんだな~」と自分が感じていることを認めてあげるとは、以下のような感じです。

「私はAさんのお節介なところが嫌だと思っているんだな」「私はBさんのきつい言い方が嫌だと思っているんだな」とその気持ちもただただ「そう思っているんだな」等とフラットに認める。

確かにAさん・Bさんが気にならない人もいる。

でも、人はそれぞれ感じ方も違う。

他の人がどう感じていようとも、「私はAさんのお節介なところが嫌だと思っているんだな」「私はBさんのきつい言い方が嫌だと思っているんだな」等とその気持ちもただただ「そう思っているんだな」と認める。

ネガティブなことを思う(感じる)ことと何か行動することは違う

「でも、気持ちを認めたら、すごくひどいことを相手にしてしまいそう…」

こういう心配をされている方もいるかもしれません。

この時重要なのは、ネガティブなことを思う(感じる)ことと何か行動することは違うということが腑に落ちることです。

①「Aさん(or Bさん)は確かに嫌だけど、人はいろんな人がいるしそんなこと一々気にしていても何も始まらないですよね…。人は変えられないって言うし。」

②「でもAさんに「そういうこと辞めて」って言っても聞いてくれないし…」

③「Bさんに逆らったら会社に居づらくなるし…」

こんなふうに思うかもしれません。

例に沿って言いますと、ネガティブなことを思う(感じる)ことと何か行動することは以下のように分けられます。

①「Aさん(or Bさん)が嫌だ」と自分が感じることと、それに対してAさん(or Bさん)の行動を変えてもらうことは別のこと。

②「Aさん(or Bさん)が嫌だ」と自分が感じることと、Aさんに「そういうこと辞めて」と言うことは別のこと。

③「Aさん(or Bさん)が嫌だ」と自分が感じることと、Bさんに逆らうことは別のこと。

この点は、文字情報で見ると「当たり前じゃん(笑)」ということかもしれませんが、行動はどうあれ、ネガティブなことを思う(感じる)ことはできるかと思います^^

「私はあの人が嫌いだ」「私はこれは嫌だ」と思うことを自分に許可するメリット

ここまで、ネガティブなことを「そう感じているんだな~」と自分が感じていることを認めてあげるという話を書いてきました。

最後に改めて、「私はあの人が嫌いだ」「私はこれは嫌だ」と思うことを自分に許可するメリットについて書いてみたいと思います。

メリット1:自分が楽になる(完)

って短すぎますね(笑)

もう少し説明すると、自分の感情を否定して抑圧しているとすごく苦しくなってしまいます。

例えば、「私はAさんのお節介なところが嫌だ」という感情を「そんなことを思っちゃいけない!」と否定して抑圧していると、

(私1)「嫌だ」
(私2)「そんなこと思っちゃいけない!」
(私1)「でも嫌だ」
(私2)「そんなこと思っちゃいけない!!!」
(私1)「でもでも嫌だーーーー」

とすごく自分の中で葛藤が出て苦しくなってしまうことがあります。

人間誰しも生きていれば「嫌だ」「嫌いだ」と思ってしまうこともあると思います。

だからといって、
・その人の椅子にブーブークッションを仕掛ける(←細かい(笑))
・その人の湯飲みに雑巾のしぼり汁を入れる(←古い(笑))
・その人の帰り道に落とし穴を掘る(←壮大(笑))
わけではないわけです。

もう出てしまったネガティブな感情を無理やり否定して押さえつけるよりも、「そう感じているんだな~」と認めてしまったほうが意外と楽になることが多いように思います。

メリット2:自分のために動けるようになる

「自分はこれが嫌だと思っているんだな」と感じることで、その状況をただ我慢するのではなくて、状況を変えるために行動することにつながりやすくなります

例えるならば、「寒いな」と感じるので
→「ストーブを付ける」という行動
→「温かいお湯を飲む」という行動
→「窓が開いてないかチェックして開いてたら閉める」という行動
につなげるようなイメージです。

私自身も、「嫌だ」と思うことを自分に禁止していた時は、「寒くない」「寒くない」と「寒さ」を感じることを禁止していて、結局我慢ということが多かった気がします(コント(笑)!?)。

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最後まで読んで下さってありがとうございました^^

心理カウンセラーの野内みちるでした。

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