こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、 ココロノマルシェに届いたお悩みに回答させていただきます。
ココロノマルシェとは?
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ご相談文
執着心の強い友人(ご相談者さん:なさん)
1年ほど仲良くしていた友人についてです。
友人は、現実主義、完璧主義で何年も前のことも根に持つタイプで、自分の納得いくまで相手を説得するような方です。
実際に、何度か隣でそのような姿を見てきました。また、思ったことは全て言うタイプなので、私自身の心をえぐられることも何度かあり、基本的にネガティブな発言が多いことも負担に感じていたため、自然と距離を取るようになっていました。
1週間ほど前、その友人から、なぜ私を避けているのかと聞かれ、過去に私が未読無視をしたことや挨拶してくれなかったことなどについて少し責められました。未読無視をしたのは3ヶ月ほど前の話ですし、大学院で同じ空間にいるからと言って友人がいることに必ず気づくわけでもないので、そのようなことを責められ戸惑いました。私もその友人から過去に未読無視や既読無視をされたことはありますが、過去のことなので今となっては気にしてもいない程度ですが、気にするタイプの友人はずっと考えていたと言っており、不服に思っていたようです。
また、大学院内に絶対に私がいることわかってるのになぜ知らないふりをするんだと言われましたが、いつもこのようにこちらの行動を予想したり決めつけてきたりするので、困っています。
今までのことが何個も積み重なって今こうなってるんだけど、とも言われ、未読無視などの小さいことを一つ一つ掘り下げて、しつこく不満をぶつけられました。
数ヶ月前に、私がその友人と一緒に行動するのが精神的にきつくなり距離を置いた時期がありましたが、その時も、私と話したくないの?嫌われてるのかと思ったよと言われたこともありました。
今回は、友人関係を切りたいと思ってるなら、あなたのその思いを尊重して切るけど、とも言われましたが、こちらはそのようなこと考えておらず、話が少し飛躍していて驚きました。
その友人には過去に、あなたしか友達いないよと言われたことがあり、私が他の友人と行動していると不服そうな感じを醸し出していたり、こちらとしては監視されている感じがし、他の友人とは楽しめるような会話もなかなかできませんでした。
先週、このような話をされてから、お互い会う機会がなかったこともあり話やメッセージのやり取りはしていないのですが、これまでの友人の姿を見ている自分からすると、白黒つけられるまでこちらに対してなんらかのアプローチをしてくる可能性も考えられます。
私としては、論文作業や就職活動などすべきことが多いため、その友人のことは気にせず過ごすようにしており、今回のことでさらにその友人とは距離を置きたいと思うようになってしまったため、積極的には関わっていきたくないところです。ですが、また友人から話し合いのような形で話しかけられたり、責められたりすることもあるかもしれないので、そのことも含め、今後その友人に対してどう対応していけば良いのか、助言をいただきたく思っています。
大変長くなってしまい恐縮ですが、お力添えいただけますと幸いです。
ご回答はここからです。
なさん、ご相談ありがとうございます^^
なさんは院生さんで、院のご友人から、
>未読無視などの小さいことを一つ一つ掘り下げて、しつこく不満をぶつけられました。
とのこと。非常にキツイことと思います(涙)。
(私も高校生の時に、なさんと同じようなことが起きて、非常に困った経験がありました。)
大人になってからの友人やパートナーシップは、対等な関係。
どちらか一方が、ずっと相手の欲求を満たし続けるのみというのは、難しいかもしれません。
なさんも、疲れてしまったり、距離を取りたいなと思っても無理ないことと思います。
なさんの場合は、ご友人との関係ですが、恋人関係で、
「どうして未読無視するの!?」
「いや、忙しくて…(なんだか重たいな…)」
といったやり取りをしたことがある方は、結構いるかもしれません。
なさんのご相談は、そういった多くの人の参考になることではないかと思います^^
改めて、ご相談本当にありがとうございます。
「自分がどうしたいか?」を改めて自分に聞いて、自分の心を優先する
なさんは、お気持ち的には、
>友人とは距離を置きたいと思うようになってしまったため、積極的には関わっていきたくないところです。
とのこと。
上記にも書きました通り、それは無理ないことと思います。
一方、
>また友人から話し合いのような形で話しかけられたり、責められたりすることもあるかもしれない
とのこと。
この時、
「話し合いのような形で友人が話しかけたりするのに、なさんは応じるか。」
「友人が責めてくるのに、なさんは応じるか。」
というのを考えてみるのはいかがでしょうか^^?
例えば、ご友人が、話しかけてきても
「就職活動のことで、他の人と約束があるから、今日はあんまり時間がないから、もう行くね」
というふうに応じるかどうかは、なさんが選択できるかと思います。
(もちろんここでご友人が暴力に訴えかけてくるような人だったら話は違ってくるので。今日はそうではないと仮定してお話します。)
もしかしたら、なさんは
「友人が話しかけてきたら、絶対時間を作って対応しないといけない」
と無意識に思っていらっしゃる可能性もあるかもしれません。
(もしそうだとしても、それが悪いわけではなく、なさんの優しさ・誠実さの表れと思います^^)
ただ、一旦
「相手が話しかけたりしても、それに応じるかは自分が選択できる。自分はどうしたいか?」
をご自身に聞いてあげるのはいかがでしょうか^^?
自分の行動を縛っている無意識の自分ルールを解く
ここまで、「自分がどうしたいか?」を改めて自分に聞いてあげて、自分の心を優先することについて書いてきました。
ここまで読んできて、どのように感じるでしょうか^^?
「あ、なるほど。確かに自分で選択できるよね。OK!」
と思われた方もいると思います。
一方、
〇「それって頭ではわかるけど、なんかモヤモヤするな…」
〇「えー、なんか抵抗あるんだけど…」
と思われる方もいらっしゃると思います。
「ちょっとモヤモヤする」「抵抗ある」と感じる方は、続きも見ていただければと思います^^
その場合は、
〇「何がモヤモヤするのかな?」
〇「どうして抵抗あるのかな?」
と自分に優しく聞いてあげて、その理由を書き出して可視化するのはいかがでしょうか?
というのも、「ちょっとモヤモヤする」「抵抗ある」と感じる場合、何か無意識の自分ルールに抵触している可能性があります。
例えば、
〇「人を嫌いなったりするのはいけない」
〇「人の話は最後まで聞かないといけない」
〇「自分を優先するのはよくない」 など
という無意識の自分ルールがあると、先ほどのドライな対応や自分の心を優先する対応に抵抗を覚えるかと思います。
無意識の自分ルールを書き出して可視化すると、軽い自分ルールは、気が付くだけでも「あ~、なんか変なこと思い込んでたな!」と制約から解放されることもあります。
(上記でも解けない強い自分ルールは、お一人では解くのは難しいと思いますので、もし取り組んでみたいなと思われましたら、カウンセリングも使ってみていただければと思います^^。)
まとめと動画のご紹介
今日は、
〇「自分がどうしたいか?」を改めて自分に聞いて、自分の心を優先する
〇自分の行動を縛っている無意識の自分ルールを解く
ということを中心にご回答しました。
動画でも回答しておりますので、よければご覧下さい^^
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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