こんにちは(^^)。「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。心理カウンセラーの野内みちるです。
今日も、 ココロノマルシェに届いたお悩みに回答させていただきます(^^)
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ご相談内容
結婚したいけど、したくない。(るいさんより)
はじめまして。30代です。
未婚です。恋愛、結婚について悩んでます。
私は昔から彼氏ができにくいタイプでした。仲のいいグループ5人のうち彼氏いないの私だけとかざらにありました。え、まだいないの?興味ないんだね。って罵られたこともあります。
女子中高大で、中高は男女交際禁止のルールがある厳しい学校でした。だからか、男性と話すときには冷や汗でてました。
大学に入ってからは自由になりよく男性を好きになるのですが、自分から好きだと告白したことはありません。怖くてできません。でも向こうから来てくださる場合もあり、2人ほど男性と付き合ったことがあります。
2人目の彼、28才の時にまさに適齢期の時にお付き合いしていた優しい彼がいました。もちろん欠点もありましたが、お互い上手くやってましたし、私がヒステリーを起こしても寄り添ってくれることが多く幸せだなと思っていました。そんな彼に結婚しよう。とプロポーズもされました。しかし、私は見事に幸せをぶっ潰すことに成功しました。プロポーズを断り、彼とはそれっきりです。
当時から結婚をすることが怖くて仕方ありません。結婚式をするとなると親戚付き合い、仕事の人たちと家族が顔を合わせること、義父義母、兄弟との関わりに対する不安や重さ、嫌悪感、逃げたいと言う思いすべてが頭の中で爆発寸前。彼には理由は告げませんでしたが、彼のことが嫌いなわけではなく、結婚自体がこわいんです。
あれから5年ほど経ちました。その間も好きな人はできるのですが、適齢期で向こうも結婚を意識するだろうと思いなかなか交際に踏み切れません。結婚はしたいんです。でもいざ目の前に結婚が来た時、母親と同じようになる恐怖、自分のような苦しみを感じながら子供はいきるのかという苦しい考え、あとは前述させてもらった結婚後の人付き合いの拒否反応が沸々とわいてきて、苦しいです。
結婚を躊躇なく素直に望める人になるにはどうしたらいいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答はここからです。
るいさん、ご相談本当にありがとうございます。
結婚が怖い。でも結婚したい。
ある意味で相反する思いがあって、引き裂かれているような思いでしょうか( ;∀;)。
>2人目の彼、28才の時にまさに適齢期の時にお付き合いしていた優しい彼がいました。もちろん欠点もありましたが、お互い上手くやってましたし、私がヒステリーを起こしても寄り添ってくれることが多く幸せだなと思っていました。そんな彼に結婚しよう。とプロポーズもされました。
優しい彼さんで、るいさんに寄り添ってくれることが多くて幸せと思われていたのですね(*^^*)。
彼さんもプロポーズをするぐらいるいさんとの関係が居心地の良いものだったのかなと思います。
るいさんも恋人関係として関係性は良かったけど、結婚となると怖くなってプロポーズを断ってしまった。
それぐらい結婚が怖いお気持ちがあったのではないかと思います。
この、るいさんのお気持ちに共感される方も多いのではないかな~と思います。
改めてご相談に感謝しますとともに、今日は、その怖さを減らし、ビジョンを描くというところについて、考えていければと思います(*^-^*)。どうぞよろしくお願いいたします。
「家庭=〇〇」「結婚=〇〇」とは?
恋人関係は良くても結婚となると怖くなるということは、結婚・家族ということに何らかの引っかかりがあるのではないかと思います。
そして、家族・結婚に対する私達のイメージというのは、自分が生まれた家庭の影響を最初は受ける部分があるかと思います。
>いざ目の前に結婚が来た時、母親と同じようになる恐怖、自分のような苦しみを感じながら子供はいきるのかという苦しい考え
と書いて下さっていて、るいさんも元々のご家族の関係でご苦労が多かったのかなと思います。
私もどちらかと言うとハードめの家族関係で、過去に
「家庭=〇〇」
というのを考えてみようというワークをやった時、
「家庭=地獄」
以外何も出てこない(^_^;)ということがありました。地獄の中の地獄、全ての苦しみの源泉。阿鼻叫喚の圧倒的地獄というイメージでした。
るいさんだったら、「家庭=〇〇」「結婚=〇〇」にどのような言葉が思い浮かぶでしょうか?
るいさんは結婚自体が怖いと書いて下さっているので、もしかしたらネガティブな言葉が並ぶかもしれません。
でも、「今、こういうふうに思っているんだな~」と認識することで、これからそれを変えていくことができるかと思いますので、まずはどんな思いがあるかを書き出してみていただけたらなと思います(*^-^*)。
自分の「家庭=〇〇」「結婚=〇〇」という観念から自由になる
実は、るいさんは上に書いたような「家庭=〇〇」「結婚=〇〇」について書き出すということを既にご相談文の中で一部やっていただいているかと思います(ありがとうございます!)。
例えばですが、
>結婚式をするとなると親戚付き合い、仕事の人たちと家族が顔を合わせること
→結婚=結婚式をするとなると親戚付き合いや仕事の人たちと家族が顔を合わせる?
>義父義母、兄弟との関わりに対する不安や重さ、嫌悪感、逃げたいと言う思い
→結婚= 重たい義父義母、兄弟との関わりが発生する?
誰でも「結婚したらこうしなければならない」(例えば、結婚式は親戚を呼ばないといけないとか義家族との関係をすごく頑張らないといけないとか)という自分の中でのルール(心理学的には「観念」と言ったりします)が、あったりするものですが、るいさんの結婚に関する観念を改めて洗い出してみるのはいかがでしょうか?
そして、その1つ1つを付箋に書き出し、「本当にそうしないといけないのかな?」と考えてみるか、「逆にこれをやっていない人っているかな?」と他の人を探してみると、「別にそんなことしなくてもいっか」と思えて観念から自由になる時があるかと思います。
【例1】
(観念) 結婚式をするとなると親戚付き合いや仕事の人たちと家族が顔を合わせる
↓
「本当に結婚式をするとなると親戚付き合いや仕事の人たちと家族が顔を合わせないといけないのかな?」と考えてみる。
↓
「別に必ずしも親戚付き合いや仕事の人たちと家族が顔を合わせなくてもいっか」と思えるようになる
(観念) 結婚式をするとなると親戚付き合いや仕事の人たちと家族が顔を合わせる
↓
「結婚式で親戚付き合いや仕事の人たちと家族が顔を合わせなかった人はいるかな?」と考えてみる。
↓
「本人2人だけで海外挙式」「そもそも結婚式をしない」人などがいる
↓
「別に必ずしも親戚付き合いや仕事の人たちと家族が顔を合わせなくてもいっか」と思えるようになる
【例2】
(観念) 結婚により重たい義父義母、兄弟との関わりが発生する
↓
「本当に結婚すると重たい義父義母、兄弟との関わりをしないといけないのかな?」と考えてみる。
↓
「別に必ずしも 重たい義父義母、兄弟との関わりをしなくてもいっか」と思えるようになる
(観念) 結婚により重たい義父義母、兄弟との関わりが発生する
↓
「結婚しても、軽い義父義母、兄弟との関わりをしてる人はいないかな?」と考えてみる。
↓
「年2回2時間程度といった軽いつきあいの人もいる」「パートナーと話し合って、負担ない範囲で付き合いをしている人もいる」
↓
「別に必ずしも 重たい義父義母、兄弟との関わりをしなくてもいっか」と思えるようになる
こういった観念を洗い出して手放して自由になっていくと、怖さが軽減されることもあるかと思います。
ただ、この時に、無理にポジティブに思い込もうとする必要はなくて、自然と「あれ、なんか変なこと思いこんでいたな(^^)」と思えたら付箋を破って捨てると良いかと思います。
逆に、頭では観念通りにしなくても良いというのはわかるのだけど、なんかモヤモヤするといった場合は、その観念ができた理由があると思います。なので、カウンセリングはそういった観念のできた理由を探りながら過去の体験を癒すというのが得意分野かと思いますので、カウンセラーも適時活用いただけたらなと思います。
るいさんの結婚のビジョンとは?
上記の「結婚したらこうしなければならない」というところから自由になるのと同時に、以下のことを考えてみていただけますでしょうか?
〇「るいさんはどうして結婚したいと思いますか?」
〇「どんな結婚をしたいと思いますか?」
文字で見ると圧迫面接みたいになっているかもしれませんが(すいません(。-人-。))、純粋にどうして結婚したいと思っているのか、どんな結婚をしたいと思っているのかを考えてみていただけたらと思います。
昨今、パートナーシップの形態は様々で、事実婚もありますし、法律婚もありますよね。結婚したとしても、その中身(働き方や子どもの有無、居住地や生活スタイル)も本当に様々だと思います。
例
〇子どもは持たずに2人とも仕事・趣味を充実させながら自由に暮らす
〇別居婚で別々に暮らしながら、週末は一緒に暮らす
〇妻が働き夫が家事や子育てをしながら暮らす
など
結婚というのはパートナーシップのことだと思いますが、自分が本当はどう生きたいのか、自分はどんなパートナーシップを作りたいのか、どういうことに自分は幸せを感じるのかという幸せな生き方について考えてみていただけたらなと思います。
るいさんは幸せな生き方をすることができるし、その幸せに結婚というものが入っているなら、ビジョンを描くことでそれを実現しやすくなるかと思います。
具体的な考える質問項目例
1.どんな結婚をしたいと思いますか?(もしうまくでてこない場合、逆に「こんな結婚は嫌だ」というものを出して、それを逆転させるのでも書きやすくなるかもしれません^^)
2.1.の結婚のかたちは、どんな男性となら実現できるでしょうか?有名人に例えると?
3.2.で出した男性との結婚生活は、るいさんはどんな気持ちを感じて過ごすと思いますか?
最後に
家族で苦労が多かった方で、「幸せな家族が欲しかった…」とお感じになられている方もいらっしゃるかもしれません。
ずっと幸せな家族が欲しかったけど手に入らなかった方は、その方ご自身が幸せな家族を創り出す才能を持っているという見方もあります(*^-^*)。
るいさんが幸せに進まれることを心から応援しております!
このたびはご相談いただき、本当にありがとうございました(*^-^*)
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