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こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
過去の後悔の乗り越え方(ご相談者さん:もかさん)
32歳の派遣社員です。
後悔の乗り越え方のヒントをいただきたく投稿させていただきます。
転職活動中で、おかげさまで面接は進んでいます。当たり前ですが、自分にぴったりな会社ばかりではなく、あれがいいけれどここが ..という状態で、落ちた会社も数しれず。ふと、新卒カードを活かしてもっと視野広く会社を見ていたら…と落ち込んでしまう瞬間が多々あります。
経験してきたことから得たことを振りかえったり、人に話を聞いてもらう、新卒だったらなにを手に入れたかったかを分析して今の転職活動に活かすなどはしてきましたが、それでもつらくなるときがあります。おごりかもしれませんが、3ヶ国語話せますし、それなりの大学を出ていますし、仕事への意欲もあるので、その気になればどこでも行けたと思うんです。だから余計につらい。大学生の時はその時なりの基準で選択しましたが、今の私からすると新卒でそこに行かなくても…と思うのです。よく言えば成長したといえると思います。
なにか心が軽くなる考え方などあれば、ご教示いただけますとうれしいです。
ご回答はここからです。
もかさん、ご相談ありがとうございます^^
「あのとき、違う選択をしていたら、どうなっていただろう。」
ふとした瞬間に、過去の自分の選択について思い出して、ため息が出る。
多くの人が一度は感じたことがあるのではないかと思います。
もかさんの場合は、新卒の時のお仕事に関する自分の選択というところかと思います。
お仕事以外でも、恋愛で「あの時自分があんなことしなければ、あの人と別れずに済んだかもしれないのに…」という後悔もあるかもしれません。
私ですと、心理学・カウンセリングを知ったのが30歳前後ぐらいの時だったので、「もっと早く知ってたら、暗黒の20代を過ごすことがなかったのに…」と思っていた時期もありました(;^_^A
「今更そんなこと言っていてもしょうがないじゃん」と頭では思うけれども、やっぱり「あーあ…」と気持ちが落ち込む。
そういうことって本当に「あるよね…」と、しみじみもかさんのご相談文に共感している方も多くいるのではないかと思います。
多くの人の参考になるご相談、本当にありがとうございます^^
今日は、そういう「あの時こうしていれば…」という辛い後悔を手放すポイントを、3つの角度からご紹介します。
何か少しでも参考になれば幸いです^^
「悔しい」「辛い」という気持ちを受容する
1つ目のポイントは「悔しい」「辛い」という気持ちを受容することです。
というのも、最初に書いた通り、後悔する選択を全くせずに生きている人もいないと思いますし、その時を思い出して「辛い」と感じる感情が出てくるのも無理ないことかと思います。
これはもかさんが当てはまるかは詳しくお聴きしてみないとわからないのですが、
「その経験を糧に!」
「それがあったからこそ良かったこともある!」
みたいな見方に、向上心が高い人ほど、頑張って無理やりポジティブな方向に持っていこうとしてしまう時もあるかもしれません。
もちろん、本当に心からそう思えたら良いのですが、
>それでもつらくなるときがあります。
ともかさんが書いて下さっていて、「つらいな」というお気持ちが、やっぱりあるのではないかと思います。
なので、まず1つ目は、無理やりポジティブに変換しようとするとか、ネガティブな気持ちを無理やり押さえつけるのではなくて、
「そうだよね。そう感じちゃうの、無理ないよね」
「そうか。今そう感じているんだね。無理ないよね」
と、まずその気持ちを認めてあげるだけでも、「そうなんだよ」と少し気持ちが落ち着く場合もあったりします。(感情の受容)
今の自分に優しくする
2つ目のポイントは、「今の自分に優しくする」ことです。
こういう「後悔」が出てくる時というのは、どうしても「今この瞬間がしんどい」時ではないかと思います。
例えば、もかさんのケースでも、もかさんが今「最高に楽しい仕事で活躍しております!キラリ!」みたいな感じになっていたとしたら、新卒の時の選択はそんなに気にならないのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか^^?
今のこの時期が何らかの形でしんどいからこそ、もかさんは「この今のしんどいことは、過去の自分が仕事選びでミスってしまったからじゃないかなぁ…」とどうしても思ってしまう。
そういうことではないかと思ったのですが、もかさんはそれを聞いてどう思われるでしょうか^^?
急いで付け加えると、それが悪いということでは全くなくて、「今しんどいなと思ってる自分」に対して、優しくしてあげるというのはいかがでしょうか^^?
このあたりは詳しくお話をお聴きしてみないとわからないんですが、派遣でお仕事しながらも転職活動をしているもかさんは、お忙しい中、本当に頑張っていらっしゃると思うのですね^^。
そんなふうに何とか頑張ってやっている転職活動。
>当たり前ですが、自分にぴったりな会社ばかりではなく、あれがいいけれどここが ..という状態で、落ちた会社も数しれず。
というように、マッチングしないと、やっぱり辛い気持ちになったり、しんどくなったり、嫌な気持ちになったりするのは無理ないことと思います。
だから、今もかさんが頑張って転職活動をしているのは本当に素晴らしいことですから、そんな頑張っている自分に対して「よくやってるよね^^」と労ったり、ケーキでもご馳走してあげて労ってあげるのはいかがでしょうか?
「大変な中、よく頑張ってるよね」と自分の辛さを分かってあげて、自分に優しく接して「今の自分のしんどさ」を軽減するというのが、2つ目のポイントです。
「今できること」に意識を向ける
「あの時こうしていたら…」と後悔している時って、「過去のこと」に意識が向いています。
なんで、それをちょっと意識の力を使って、じゃあ「今できることって何なのかな?」っていうところに意識を向けていくのが、3つ目のポイントになります。
「今できることって何かな?」と今に意識を向けると、過去から意識が「今」に移ってきます。
「今できることをする」と言っても、大きなことではなくて良いです。(世界平和とかじゃなくて良いです(笑))
例えば「この転職活動のために何か本を1P読む」でもいいし、「今、転職活動を頑張ってる私にケーキをご馳走する」でもいいし、「深呼吸する」でも良いかと思います^^
「過去に行きそうになったら、今この瞬間に意識を向ける」としていくと、「過去に入り浸って辛くなる」ことから抜けられるので、「今に意識を向ける」が3つ目のポイントになります。
まとめ
今日は、「あの時こうしていれば…」という後悔を手放すポイントとして、3つの角度からお返事しました。
1.「悔しい」「辛い」という気持ちを受容する
2.今の自分に優しくする
3.「今できること」に意識を向ける
今回のもかさんのケースですと、転職活動が軌道に乗って、楽しいお仕事ライフを送れるようになる(今が充実する)と、過去は気にならなくなる可能性も高いかと思います^^
転職活動で「自分に合った会社」「自分が本当にしたいこと」を明確にして、楽しいライフワークを生きたいなと思われた、カウンセリングでお手伝いもしています。
その時は、よかったらカウンセリングも活用してみていただけたらなと思います。
【参考記事】



何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でも回答していますので、良かったらご覧ください^^
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
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