こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
逃げ続けたくないけど(ご相談者さん;つきさん)
嫌な人(こと)から逃げ続けていいかどうかです。
いまはパートで働いていて、社員から評価されて社員登用の提案がありました。でも決定権のある部長は、売上が厳しいからな〜と後ろ向き。(心配なのは事実)
何回も先送りにされ、ついに面接前日…になったときに夜に嘔吐して、休んでしまいました。
わたしは、会社で重要ポジションにいるおじさん男性が苦手な傾向があります。
前の会社でも、社長が苦手で生理的嫌悪感も抱いてました。今回の方は若めですが生理的嫌悪感はちょっとあります。
行動をおさえつける父親に重ねているのかもしれません。重要ポジションについている方の独特な雰囲気が苦手です。今回は、その人の嫌々面接する感がムカついたというのもありますが…
このまま逃げ続けていいのか、頑張って苦手意識をなくすのがいいのでしょうか。不妊治療を理由にパートでいますが、本当は正社員にトラウマがありまだ躊躇しているのもあります。(数年前に燃え尽きた)
夫は働く必要ないと言いますが、将来の不安など、定期的に社員になってキャリアを積むべきではないかという迷いがやってきて心揺らいでいます。一人でビジネスする気概もなく…。アドバイスいただけると幸いです。
ご回答はここからです。
つきさん、ご相談ありがとうございます^^
まずは体調を崩されたとのことで、現在は調子はいかがでしょうか^^?
パートで働かれているけど社員登用ということで、つきさんのお仕事関係の能力の高さをヒシヒシ感じるところです。
ただ、面接の前日に嘔吐とのこと。
体に来るということは、かなりストレスも大きかったのかなと思いまして、大変な中ご相談いただき、本当にありがとうございます^^
>嫌な人(こと)から逃げ続けていいかどうかです。
>このまま逃げ続けていいのか、頑張って苦手意識をなくすのがいいのでしょうか。
と、つきさんが書いて下さっています。
今日は、
前半:嫌な人(こと)から逃げ続けることについて、どう考えたら良いか?
後半:(逃げるのをやめるとなった場合)苦手な人をどう克服したらいいか?
の2つのポイントをご回答したいと思います^^。
嫌な人(こと)から逃げ続けることについて、どう考えたら良いか?
>嫌な人(こと)から逃げ続けていいかどうかです。
>このまま逃げ続けていいのか、頑張って苦手意識をなくすのがいいのでしょうか。
については、つきさんの「こうしたい!」というゴールによるかと思います。
「つきさんの幸せなゴール」に対して必要なことなら、苦手意識をなくす取り組みもつきさんにとってやる気も出やすいかもしれません。
一方、「つきさんの幸せなゴール」に対して必要ないかなということであれば、わざわざ取り組むモチベーションは持ちづらいかもしれません。
例えて言うと、
「私、自動車の運転が苦手なんです。苦手を克服した方が良いでしょうか?」
と人から聞かれたら、つきさんはどう答えるでしょうか^^?
「ちなみに、あなたは、どこに住みたいと思っているのでしょうか^^?」といったことを聞きたくなるかもしれません。
公共交通が発達しているエリアに住みたいなら、わざわざ自動車の苦手意識を克服しなくても良いかもしれません。
でも、逆にその人が「実は私は北海道の大自然の中に住むのが夢なんです!」と言ったら、「それなら自動車運転の苦手意識を克服しても良いかもしれませんね^^」と言うかもしれません。
この自動車運転の例と同じように、つきさんの「ゴール」によって、苦手な上司を克服した方が良いかは決まるかもしれません。
「どういうふうに自分はハッピーに生きていきたいのか?」の「ゴール」から考える
なので、もしよかったら、つきさんには、「どういうふうに自分はハッピーに生きていきたいのか?」を考えてみていただくは、いかがでしょうか^^?
例えば、
〇パートナー
〇家族
〇趣味
〇友達
〇仕事
といった全体の生活の中で、「自分はどんなふうに生きていけたら幸せなのかな?」ということを考えてみていただければと思います^^。
その中で、例えば、
「職場って、ぶっちゃけ自分の人生の中では重要度は高くないな~」
ということが腑に落ちたら、無理やり苦手な上司の攻略や正社員になることに取り組む必要はないのかもしれません。
一方、
「本当は私仕事をしたいと思っているんだな。でも、こういう上司たちが嫌だから、やめとこうとなっているんだよな」
ということだったら、苦手な人達が障壁になっていて、本当にしたいことに進めていないということかもしれません。
そうすると、それはそれでつきさんが不自由になってしまうかもしれません。
(自動車の運転の例で例えると、「本当は自然豊かなところに住みたいんだけど、自動車運転の苦手意識から、都市部に住まざるをえない」みたいな状態です)
この状態の場合は、「本当の自分の幸せ」に向けて、苦手意識を克服するという方法もあるかもしれません。
つまり、苦手意識を克服した方が良いかは、「自分がどこを目指しているかによる」と言えるかと思います。
特定の人への苦手意識を克服するには?
今回、つきさんにお話をお聴きできないので、本当につきさんにとって苦手克服が必要かはわからないのですが、もし「よーし、自分の幸せなゴールに向けて、苦手克服したいぞ!」と思われた場合のために、ここからは「特定の人への苦手意識を克服するには?」について書いてみたいと思います^^
>わたしは、会社で重要ポジションにいるおじさん男性が苦手な傾向があります。
>前の会社でも、社長が苦手で生理的嫌悪感も抱いてました。今回の方は若めですが生理的嫌悪感はちょっとあります。
>行動をおさえつける父親に重ねているのかもしれません。
つきさんは、カウンセリング的な見方に詳しい方のようで、書いて下さっている通りなのですが、私達が繰り返し会う苦手な人というのは、その特定の個人(社長・重役)そのものが問題というより、私たちの過去の体験が原因となっていることが多いようです。
(例えば小さい子どもの時に犬に噛まれたら、大人になっても犬が苦手になったみたいな感じです。)
実際には、カウンセリングなどで詳しくお話をお聴きしてみないとわからないのですが、つきさんの場合であれば、つきさんの行動を抑えつけてきたお父さんに対する感情がポイントになる可能性があります。
お父さんに対するわだかまっていた感情を解消していくと、自動的に重要ポジションのおじさんを見てもOKになるということがあります。
わだかまっていた感情の解消という部分については、以下の記事も詳しく書いていますので、良かったら参考にしてみていただければと思います。
【参考記事】
もしつきさんがこの部分に取り組んでみようと思われたら、是非カウンセリングも活用してみていただければと思います^^
(つきさんの場合、面接の前日に嘔吐したということで、体に来るくらいなので、感情的にはしんどい部分もあるかと思いましたので、そういう場合は、一人でやるよりもカウンセリングなどのサポートがあると効果的かと思いましたので^^)
まとめ
今日は、以下について書いてきました。
前半:嫌な人(こと)から逃げ続けることについて、どう考えたら良いか?
→苦手意識を克服した方が良いかは、「自分がどこを目指しているか」によるかと思います。「どういうふうに自分はハッピーに生きていきたいのか?」の「ゴール」から考える方法についてご紹介。
後半:(逃げるのをやめるとなった場合)苦手な人をどう克服したらいいか?
→過去のわだかまっていた感情を解消していくと、自動的に重要ポジションのおじさんを見てもOKになるということがあります。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
コメント