こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
起きていることは私が望んだもの?(ご相談者さん:かなさん)
こんにちは。起きていることは全て正しい、自分が望んだことだと、よく聞きます。
私は、就活では最終選考に残ったりすると途端にやる気が無くなってしまいます。自分でもよく分からないのですが、常にこれを繰り返しています。
あまりに繰り返すので、能力やご縁云々ではなく、私の心の問題だなと思います。形は変わりますが、恋愛も実際付き合うとなったら嫌になるし、評価されると一歩引いてしまいます。
そこで、何故なんだろう、と考えてみたところ、定職につく=人生の終わり、自分の可能性が絶たれるというイメージがあることに気づきました。
だから、仕事に就きたくない、怖くなってしまうんでしょうか?
どのようにしたら、このイメージを乗り越えられると思いますか。
ご回答はここからです。
かなさん、ご相談ありがとうございます^^
最終選考に進むなど、一見すごく良い感じで進んでいる。
でも、その時、自分のやる気がなくなる。
こういったことって、外から見たら良い感じに進んでいるだけに、ご自身も戸惑われるかもしれません。
「えー、何でここでやる気がなくなるの?」といった思いが出てくる方も多いかもしれません。
もしかしたら、周りの人から「もったいない!」とか「何をしているの?」などと言われてしまうこともあるかもしれません( ;∀;)
ただ、心理的に見るならば、必ずその理由があると思います。
なので、このことは、かなさんが悪いとかやる気がないとかでは全くなくて、何らかの心理的な理由があって、この現象が起きているということかと思います。
そして、かなさんが素晴らしいのは、「なぜなんだろう」と考えて下さったことです^^。
そして、
「定職につく=人生の終わり・自分の可能性が立たれる」
というイメージがあることに気づかれたのですね。
すごく大きな気づきだと思いますし、ご自身でここまで気づかれていることからも、かなさんが非常に俯瞰力があり聡明な方なんだな~ということを感じます^^
今日は、定職のお話を例に、こういったネガティブなイメージがある時に、どう対処していったらよいかを考えてみたいと思います^^
ただ、かなさん中で、「恋愛」や「評価されること」についても、嫌になったり引いたりすることもあると書いて下さっています。
これらについても、「それは、なぜなのかな?」ということをご自身に聞いてみていただければなと思います^^
もしかしたら、それらについても何らかのネガティブなイメージが出てくるかもしれません。
その時は、今日の「定職についてネガティブなイメージがある時の対処法」が、横展開可能かと思いますので、良かったら考えてみていただければと思います^^
ネガティブなイメージがある時
さて、私達は、ある物事にネガティブなイメージを持っていることがあります。
かなさんが書いて下さっている、
「定職につく=人生の終わり・自分の可能性が立たれる」
もあるかもしれませんし、別ジャンルですが有名(?)なものに、
「結婚は人生の墓場」
といったイメージを持っている方もいるかもしれません。
こういったネガティブなイメージがあったら、定職なり結婚なりが、「嫌だな」と思うのも無理ないことかと思います(;^_^A
誰も、「そっちに行ったら。人生の終わり・自分の可能性が断たれる」ということに向かって、「わーい(*^-^*)」と進んでいかないと思います(逆に、「わーい(*^-^*)」と進んでいっていたら、それは怖いですね(笑))。
なので、かなさんの中にある定職に就くことに対するネガティブなイメージにより、「最終選考に残ったけれどもやる気がなくなる」という現象が起きている可能性もあるかと思います。
>起きていることは全て正しい、自分が望んだことだと、よく聞きます。
とかなさんが書いて下さっています。
言い換えると、自分の中のイメージによって、ある現象が繰り返し起きる可能性はあります。(定職に就くことに対するネガティブなイメージを持っている→最終選考に残るとやる気がなくなるのようなこと。)
※ちなみに、「起きていることは全て正しい」とは、「起きてることには、それが起きるだけの理由がある」。「自分が望んだこと」というのは、意識的に望んでいるかどうかよりも、自分の心の中に何らかの思いがあるというニュアンスで、私は今回は理解しました。
では、こういったネガティブなイメージが付いている時、どうしたらいいのかということについて、2点今日はご紹介してみたいと思います。
自分の持っているイメージを客観視して、それ以外のイメージを持っている人と触れ合う
1つ目は、今もうかなさんが既にやってくださっている方法に近いのですが、まず、自分が持っているイメージを客観視します。
例えば、
「定職につく=人生の終わり・自分の可能性が立たれる」
というイメージを自分が持っているんだなということを、まず客観的に見てみます。
かなさんは、この文章化されたイメージを見て、どのように感じるでしょうか^^?
この「どのように感じるか」というところが、非常に重要なのですが、
「あー、なんか私不思議なイメージを持っていたな^^でも、実際はそういうわけじゃないな」
と腑に落ちる感じで思えたら、実は結構このイメージを手放しつつあるということかと思います。
その場合は、「定職について楽しく働いている人」「定職について、自分の可能性を広げている人」といった人を探してみるのはいかがでしょうか^^?
ネットの中の人でも良いと思いますし、行きつけのカフェや美容院の人などでも良いと思います^^
できれば、先輩などでそういう人がいたら、お話してみるのも良いかもしれません^^
そうやって、「定職につく=〇〇(ポジティブなイメージ)」を収集していくという方法があるかと思います。
「どうして、自分はそういうイメージを持つに至ったのか?」を考えて、その時に感じていた感情を癒していく
2つ目は「いや、確かに、客観的に見たら、ポジティブに定職についている人がいるのはわかる。でも、どうしても人生の終わり・自分の可能性が断たれるって、私は思ってしまうんだよな」という場合もあるかと思います。
(動画では少し話しているのですが、私もネガティブなイメージを強く持っていたことがあるので、もしそういう方がいたら、お気持ちは非常にお察しします)
その場合は、そう思うには思うなりの理由があるのだと思います。
ここは詳しくお話をお聴きしないとわからないので、一般的なことになってしまいますが、例えば、以下のようなことがあるかもしれません。
前に働いていた職場が本当にブラックで、夜中まで働いても上司にキツく当たられて、疲れ果てていた。休みの日は布団から起き上がれなくて、ずっと寝てばかり。自分の可能性を活かしてとか、絵空事。しんどくてしんどくて、たまらなかった…。
もし、こういった経験をしていたら、「定職につく=人生の終わりと・自分の可能性が立たれる」というイメージを持っても無理ないことかと思います( ;∀;)。
それ以外にも、
〇父が、すごく苦しそうに仕事に行っていた。
〇母が仕事から帰ってくると愚痴ばっかり言っていた。
それをずっと子どもの立場から見ていたという場合は、「定職につく=人生の終わりと・自分の可能性が立たれる」というイメージを持っても無理ないことかと思います。
このように、「どうして、自分はそういうイメージを持つに至ったのか?」を考えて、その時に感じていた感情を癒していくというのが2つ目の方法になります。
ここは、一人でやっていくのが難しい場合も多いので、是非カウンセリングなども活用していただければと思います^^。
2つ目の方法で過去の感情を癒していくと、定職に対するネガティブな思いもなくなり、すごく軽やかに進んでいけるようになるかと思います^^
まとめ
私達は過去の経験などから、定職や結婚やその他いろいろなことに対して、何らかのネガティブなイメージを持ってしまうことがあります。
カウンセリングでは、一人で手放すのが難しいネガティブなイメージの手放しに、一緒に取り組んでいます。
また、その中で、その方の素晴らしい魅力や才能が見つかることも多いです^^
ネガティブなイメージを手放し、軽やかに進んでいけることを応援しています^^
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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