こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
我慢をやめてその反動で怒ったけれど(ご相談者さん:ミントさん)
こんにちは。私の元の性格といいますか、私の一部ではあるんですが、我慢の限界がきて、それを押し出したら(自分でもどうかと思いつつ)今まで我慢してた話がすんなりと通ってしまい、それでいいのか?と思っていることがあるので、ちょっと聞いていただきたいのですが…長くてすみません!
子供の頃から泣き虫だったり、感情豊かであり、けれど周りから浮いたりいじめられたりだとか、怖い親にちょっと不満顔したら「なんだその顔は」と虐待か?というくらい責められたことも叩かれたこともありずっと我慢する生活が続いてました。
私が欲しいものは貶されたり(けど私の話は聞かずにいらないものは押しつける)、なのに妹は買ってもらえたりとか、結構不満や嫌な気持ちは抱えたまま育ちました。
それは人間関係にも現れて、苦手なり嫌いなり合わないなりの子(高圧的だったり八つ当たりなり普通に仲良くなれない)との友人関係も多く、それが積み重なった結果、私がうんざりして爆発する→相手が驚いて顔色伺う→私はもう爆発したので友達でいる意味を感じない→疎遠みたいなパターンが多いのです。ちょっと自分で思ってもひどいですけど。
言葉を選ばす言うと、我慢した私がうんざりして周りにキレまくった結果、これをこうして、あるいはもうやらないと要求したらすんなり通るというか、ゴネ特みたいでどうかと思いつつも、相手が大人しくなったり、欲しい結果は手に入るのでそのままいっていいのか…といったところです。
それまでは相手の意図を汲んだり気遣ったり私なりにしてたのですが、報われない、馬鹿みたいと思うことが続くと…って感じです。
開き直って怒るというか。人に合わせるのは多分向いてないのでしょうか。
それとも我慢しすぎか、もっとわがままでも良いのでしょうか?
以前姓名判断を用いた占い師さんには、勝ち気の気質のままいった方が良いと言われたこともあり、それが自分らしさならそれでいっていいのか悩んでいる最中です。
幼少期はなぜか近所のお兄ちゃんを乗り物にして遊んでた記憶があります。向こうも嬉々として乗り物になってたような…(当時はロリコンかと思ってました)
ご回答はここからです。
ミントさん、ご相談ありがとうございます^^
「我慢しないこと」と「わがまま言うこと」は、どう違うのかな?
「自分がずっと我慢していて開き直って怒ると、自分の要求が通るんだけどこれでいいのかな?」
といったご質問なのかと思います。
ミントさんのご相談文、ついつい我慢しがちなタイプの人の思考・行動をすごく上手く表現して下さっていて、「わかるーーーーーーーー!」という人が大量発生しているのではないかと思います。
犠牲とか我慢しがちなタイプの人って、相手に気をつかったり、相手の意図を組んだりしているのだけれども、段々とミントさんも書いて下さっているように、
「何か報われてないな…」
「私1人頑張っててバカみたいだな」
といった気持ちになる事って本当にあるなと思います^^
じゃあ、どうしたらいいのかというのは、多くの人に参考になるご相談と思います。
改めて、ご相談本当にありがとうございます!
自己主張=ワガママ?
ミントさんに当てはまるかわからないのですが、よくあるパターンとして、私達って、
自己主張=ワガママ
といった方程式を心に持っている人もいると思います。
でも、この方程式を、
自己主張
=我慢して怒って言う前に、爽やかに自分の気持ちを伝える
=「自分はこう思ってるんだよ」ということを相手に爽やかに伝えるのは、相手との関係をより良くしていくためにすごく大事なものである
という見方に変えていくと、我慢せずに楽しく他者とやっていけるようになるのではないかと思います^^
自分の気持ちを爽やかに伝えるとは?
例えば、ミントさんも我慢に我慢が募ってバーンと怒る前に、
「私はこれは嫌なのです。こういう方法はどうでしょう?」
「私はこういうふうにしてもらえると嬉しいです。どうでしょうか?」
と、気持ちを怒ったりとかではなく爽やかに相手に伝えて、相手が、
「あ!そうだったんですね。すいません。じゃあ、こうしましょう」
「ミントさんはこうしたいんですね。わかりました。ただ自分もここはできなくて、折衷案として、こういうのはどうでしょうか?」
みたいなやり取りができたら、ミントさんは罪悪感も感じなくて済むし自分の「こうしたい」という思いは実現しやすくなるし、ミントさんも気分良くいられるのかと思ったのですが、そういった方向はいかがでしょうか^^?
具体的な方法:アサーティブコミュニケーション
具体的なやり方については、アサーティブコミュニケーションという「自分の気持ちを爽やかに伝える技術」があります。
私はそれを結構オススメしているので、アサーティブコミュニケーションのやり方のワークブックを作ってプレゼントしています。
よかったら、そちらもダウンロードして参考になさっていただけたらなと思います。
以下からダウンロードできます^^
ということで、ここまでで大筋お答えしているかもしれませんが、最後にミントさんのご質問に細かく回答すると、以下のようになるかと思います。
>人に合わせるのは多分向いてないのでしょうか。
今までずっと人に合わせてこられたので、その能力自体は素晴らしいものがあるのではなかと思います^^今まで本当によく頑張ってこられましたよね^^
ミントさんが人に合わせるのが向いていないというよりも、もしかしたら、「しんどくなるまで人に合わせてしまう」ということが問題のポイントなのかもしれません。
>それとも我慢しすぎか、もっとわがままでも良いのでしょうか?
そうですね。怒るまで我慢してしまうということで、少し頑張って我慢しすぎな部分があるのかもしれません(もちろん、それが悪いわけではなく、そうせざるを得なかった環境的要因があるのかと思います。そういった環境の中で、頑張ってきたミントさんは、私はすごく素晴らしいと思っています^^)。
今の状況がしんどいとか、怒ることで意見が通ることに少し罪悪感を感じるということであれば、「もっとワガママになる」というよりも、「もっと自分の意見を爽やかに言う」という方向はいかがでしょうか^^?
まとめ
「我慢しなさい、お姉ちゃんでしょ」「人の気持ちを考えなさい」などと言われてきた人の中には、自己主張=ワガママという図式を無意識に持っている人もいるかもしれません。
でも、爽やかに自分の気持ちを伝えることは、相手との関係をより良くしていくために大事なものという見方もあるかもしれません^^
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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