こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
転職したいのにしたくない(ご相談者さん;あいさん)
こんにちは。30代女性です。結婚しており3歳の子どもがおります。
もう何年も転職したい気持ちはあるのに動くことができずはがゆい思いをしております。
自分の本当にしたいことがわからくなっており、ご相談いたしました。
現在は営業職に就いており、今の会社に転職して10年程経ちます。
10年間の中ではいろいろとあり、元々少人数の会社でしたが業績不振でかなり人員が削減された時期もありました。その時は私は自ら希望して会社を立て直すために今の職場に残りました。
それからは新しい人も何人か入ってきましたが皆続かず、今は社長含めて5人になりました。
ありがたいことにかなり社内の人に恵まれており、子どもの都合でお休みや早退をすることがあっても快く送り出してくれます。
皆とても理解してくれて、嫌だなと思う人はひとりもいません。今のメンバーは全員社歴も長く、毎日一緒なので身内のような感覚すらあります。
仕事の内容はというと、営業職であり本当にいろいろな人と接したり、時にはトラブルの間に入ることもありますので、とてつもないストレスがあります。と同時にやはり頼ってもらえたり、感謝していただけたりすることでとても喜びややりがいもあります。それがあるので10年続けてこられたと思います。
やめたいと思う理由としては、
・固定給はそれなりだが、会社の業績不振により賞与はもう何年もゼロの為、平均して年収が低いこと
・もっと地盤のできている大きな会社(更に欲を言えば素敵なオフィス)で働いてみたい
・思い切って全く違う職種にもトライしてみたい気持ちもある
・仕事におけるストレスが大きいこと(トラブルの際には上司がいつも助けてくれます。ただ私自身のストレス耐性が低いのかも)
こんな感じです。
そして転職に踏み切れない理由としては、
・子どもの保育園のお迎えがある為、働ける時間が限られている
・かなり自由に休みや早退ができ、融通がとても利く今の環境を手放すことが不安
・職場の人がすき
・転職活動がめんどくさい
・退職することが申し訳なく感じる(罪悪感)
こんな感じです。
転職サイトにはいくつか登録し、求人を見たりすることはもう何年も続けています。
「いいなぁ」と思う求人もあるのですが、応募にまで踏み切れません。
私は本当は辞めたくないのか?
よくわからなくなります。
どう心を整理するのが良いでしょうか。
ご回答はここからです。
あいさん、ご相談ありがとうございます^^
あいさんのご相談、とっても共感を呼ぶご相談なのかな~と思いました^^
自分の勤めている職場が、良いところはあるのだけれども、嫌なところもあって。
転職したいという気持ちもあるのだけれども、何だか踏み切れない。
そうやって悩んでいらっしゃる方、たくさんいるのではないかと思います^^
あいさんのご相談文もリアルで、
>転職サイトにはいくつか登録し、求人を見たりすることはもう何年も続けています。
「いいなぁ」と思う求人もあるのですが、応募にまで踏み切れません。
とのこと。
「共感しかない!」と思われている方も多いかなと思います^^
皆さんの参考になるご相談。本当にありがとうございます^^
今日は、あいさんが「本当にしたいこと」に向かって動いていくのを応援できるよう、2点、ポイントを挙げてご回答してみたいなと思います。
仕事以外も含めたライフワークを描く
1つ目は、「仕事以外を含めたライフワークを描く」ということです。
あいさんは今回、この職場にいるのかor転職するのかと葛藤されていらっしゃるのかと思います。
でも、もう少し幅広い観点から、あいさんが仕事以外も含めた生活をどんなふうにしていきたいのかを考えてみるのはいかがでしょうか^^?
その中で、自分は仕事に何を求めているかを明確にしていくと、この職場にいるのかor転職するのかにスルッと答えが出るかもしれません。
というのも、
>10年間の中ではいろいろとあり、元々少人数の会社でしたが業績不振でかなり人員が削減された時期もありました。その時は私は自ら希望して会社を立て直すために今の職場に残りました。
とのこと。つまり、この時点では、希望して会社を立て直そうと思っておられて、転職しようとは思っていなかったのでしょうか^^?
もしそうだとすると、どの時点から「もう転職したいなー」と思われるようになったのでしょうか?
「転職したいな」と思い出した時期は、どういう心境や状況の変化があったのでしょうか^^?
カウンセリングだったら、この辺りのお話をお聴きすることで、あいさんが何を求めていらっしゃるのかを、あいさんと一緒に明確にするかなと思います^^
で、ここからは、例なのですが、人によっては、結婚したりお子さんができたりすると、仕事に求めるものや重要度が変わったりすることも、もしかしてあるのかなと思ったのですね。
で、そういう時に、「自分の人生から見て、仕事ってどういうものなのか」「自分は仕事に何を求めているのか」を、改めて考えてみるのは、いかがでしょうか^^?
例えば、「仕事に対するやりがい」「収入の安定性」「家族との時間」といったものの中で、今の自分にとって何が最優先なのかを見直してみる。
そうすると、たとえば、「今の職場で何とか改善を試みる」という選択肢が見えてくるかもしれないし、あるいは「転職した方が良い」と腹をくくる材料にもなるかもしれません。
自分らしい人生(ライフワーク)を考えてみるというのは、いかがでしょうか^^?
チャレンジできるだけの余力をつくる
2つ目は、全然違った観点になりますが、あいさんは今、ご自身の余力ってどのぐらいあると思われるでしょうか^^?
というのは、転職活動って、チャレンジという面もあるかと思います。
新しいチャレンジをする時って、すごくエネルギーが必要ですし、気力も体力もいる作業ですよね。
>結婚しており3歳の子どもがおります。
とのこと。
小さいお子さんがいらっしゃるということで、育児というのは、場合によっては、仕事に換算すると、ブラック企業も泣いて逃げ出すほどのハードワークをされている方もいらっしゃるかと思います。
(24時間365日営業、しかも、大人の合理性が通じないなど。)
もし、余力があまりないな~という場合でしたら、新しいことにチャレンジすることができないのは無理ないことではないかと思います。
もし、これに当てはまるかもということでしたら、「余力を作る」ことで、初めて、転職活動や次の一歩を踏み出す準備が整うのではないかと思います。
なので、最後に、余力をつくるための4つの問いをご紹介してみたいと思います^^
(これは、育児以外でもハードワークで疲れている方や、やらないといけないことがいっぱいの方、両手の荷物が既にいっぱいの方向けの問いになります。まずはいらない荷物を降ろすことで、新しい荷物が持てるようになるという考えです。)
まずは、自分が普段やっていること・やらないといけないことを紙にバーッと書き出します。
(ここでは、「家の掃除」を具体例とします。)
余力をつくるための4つの問い①それはやりたくてやっていることですか?
1つ目の問は、「それはやりたくてやっていることですか?」です。
掃除をやりたくてやっていることなら「やりたいこと」の欄に「掃除」と書きます。
もしちょっとでも「うーん、やりたくはないかな」と思ったら、次の問に進みます。
余力をつくるための4つの問い②それは今やらなければならないことですか?
2つ目の問いは「それは今やらなければならないことですか?」です。
掃除は今やらないといけないことでしょうか?
もし、「今やらなくても良い」と思ったら、「先送りすること」の欄に「掃除」と書きます。
でも、今やらないといけないと思ったら、次の問に進みます。
余力をつくるための4つの問い③それは本当に必要なことですか?
3つ目の問いは「それは本当に必要なことですか?」です。
掃除は本当に必要なことでしょうか?
もし「絶対に必要なことではないな」と思ったら、「不要」の欄に「掃除」と書きます。
でも、必要だと思ったら、次の問いに進みます。
余力をつくるための4つの問い④それは誰かに任せることができませんか?
4つ目の問いは「それは誰かに任せることができませんか?」です。
掃除を誰かに任せたり(家事代行なども含む)できないでしょうか?
もし誰かに任せられると思ったら、「誰かに任せる」の欄に「掃除」と書きます。
4つの問いを経て、余力をつくる
4つの問いを経ると、
〇やりたいこと
〇先送りすること
〇不要なこと
〇誰かに任せること
〇最後まで残ったこと
のように、自分が普段やっていること・やらないといけないことを分類することができます。
そして、「先送り」「不要」「誰かに任せる」ことを作っていくことで、自分の余力を作っていきます。
もしよかったら、ご活用いただければと思います^^
まとめ
今日は、
〇仕事以外も含めたライフワークを描く
〇チャレンジできるぐらい余力をつくる
という点をご回答しました。
余力をつくったり、自分が本当にしたいことを描きたいなと思った時、是非アウトソーシングとして、よかったらカウンセリングも活用いただければと思います^^
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
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