こんばんは(^^)「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ブログに届いたお悩みに回答させていただきます(^^)
野内へのご相談・ご質問は、こちら↓から受け付けております。
ココロノマルシェとのクロスポスト(両方に投稿すること)も大歓迎です(*^-^*)。
ココロノマルシェとは?
根本裕幸カウンセラーのお弟子カウンセラー達が回答する、無料のお悩み相談掲示板です。
お悩みがある場合は、是非、下記の「ココロノマルシェ」のページからお気軽にご投稿くださいね。
ココロノマルシェ
ご相談文
甘えたいのに甘えられない(ご相談者さん:ななさん)
こんにちは。
いい加減、自分軸で生きて幸せをつかみたい、自称、自武女です!(笑)
私は長女で、2つ下にやんちゃで手のかかる妹がいるため、母に苦労をかけないよう、幼いころから「いい子」「手のかからない子」で生きてきました。また、よくも悪くも目立つようで、思春期には同性に叩かれ、本当の自分を隠すようになりました。
一方、人に合わせること、役に立ちたいと頑張ることは得意なので、仕事(教職)においては、それなりに評価され、やりがいも感じています。
しかし、パートナーシップとなると、うまくいきません。もともと無価値感が強く、「私にすきって言われても、嬉しくないよね?」と思ってしまい、上手に甘えられないどころか、4年も経つのに、未だに名前で呼ぶことすらできない始末……本当は私だって、甘えたいし、助けてって言いたい。でも、肝心な時に我慢や遠慮をしてしまいます。最近では彼も私のことを名前で呼んでくれなくなり、さすがに危機を感じるようになりました。彼は頼りになる半面、物言いが厳しいので、落ち込むこともしばしば。例えば、「できない言い訳ばかりしたって自分は変えられない。不満ばっかり言って一生終わるよ」「自分が傷つくのが怖いから、自分の気持ちを言わないって卑怯だし、一緒にいてもおもしろくない」等。自分でもこんな私が嫌です。
自分の気持ちを素直に表現したり、ちゃんと名前で呼んだり、もっと楽にいい関係を築くためにはどうしたらいいですか?
ご回答はここからです。
ななさん、ご相談ありがとうございます(*^^*)
ブログに質問・相談いただくのって、もしかしたら大変ドキドキするものかもしれません。
なので、ななさんの勇気と行動力を称えて、まずは拍手です(*^-^*)!
こうやってご相談いただけるのは、とってもありがたいことだなと思います。
本当にありがとうございます(*^^*)。
そしてそして、テーマは「甘えられない」問題ですね^^。
>幼いころから「いい子」「手のかからない子」で生きてきました。
>また、よくも悪くも目立つ
>人に合わせること、役に立ちたいと頑張ることは得意
ということで、まさに王道中の王道の才媛型自立系武闘派女子ですね(^^)。
甘えられないのにも理由があるし、ななさんの魅力や長所を表してもいる。
まず、本題に入る前に申し上げておきたいのは、ななさんの素晴らしさなのですね^^。
>上手に甘えられないどころか、4年も経つのに、未だに名前で呼ぶことすらできない始末
>肝心な時に我慢や遠慮をしてしまいます。
と書いて下さっています。でも、それには理由があると思うのですね。
>私は長女で、2つ下にやんちゃで手のかかる妹がいるため、母に苦労をかけないよう、幼いころから「いい子」「手のかからない子」で生きてきました。
とも書いて下さっています。
ななさんは、自分の気持ちを抑えて人のために頑張ってこられたのではないでしょうか^^?。
ずっと自分が我慢することでお母さんに苦労をかけまいと頑張ってこられましたね。
ずっとずっと家族に素晴らしい貢献をされてきました。お母さんの助けになってきました。家族の助けになってきました。
本当によく頑張ってこられましたね^^。
ななさんの包容力、相手のために頑張れる与える力、優しさといった素晴らしい長所が、裏返すと少し、
>肝心な時に我慢や遠慮をしてしまいます。
ということになっているのではないかと思います。
>また、よくも悪くも目立つようで、思春期には同性に叩かれ、本当の自分を隠すようになりました。
また、目立つタイプの方は一見よさそうでも、特に思春期、苦労も多いですよね。
そんな中、なかなか自分を出せなくなってしまったというのも無理ないことかと思います。
ただ、逆に言えば、ななさんは非常に目を引くタイプ、存在感がある、魅力あふれるタイプということを示しているのだと思います^^
このご相談からは、上記のようなななさんの素晴らしさも輝いているのですね。
今日は、そんな素敵なななさんがより楽に自由にパートナシップを楽しめるように応援したいと思い、ご回答したいと思います(*^^*)。
よろしくお願いいたします。
「自分の気持ちを素直に表現しようと思ってもできなくて困っているんだよね~」ということを素直に表現する
さて、ななさん的に、「自分の気持ちを素直に表現したり」「甘えたり」って、具体的にどんなことを指すでしょうか?
>「私にすきって言われても、嬉しくないよね?」と思ってしまい、上手に甘えられないどころか、4年も経つのに、未だに名前で呼ぶことすらできない始末……本当は私だって、甘えたいし、助けてって言いたい。
と書いて下さっているので、例えば、
〇「好き!」
〇「助けて!」
と言うことでしょうか^^?
もちろん、自分の気持ちを素直に表現とか甘えるって、そういうことも入るのかと思います。
でも、それだけじゃなくて、
〇「「好き!」と言いたいけど、「私にすきって言われても、嬉しくないんじゃないかな~」とついつい思っちゃって言えなくて困っているの」
〇「「助けて!」と言いたいけど、ついついあなたの負担になるかな~と思うといろいろ遠慮しちゃって言えなくて困っているの」
ということも今の素直な気持ちではないかと思うのです^^。
そして、そんなことを言われたら、結構キュンキュンくる人も多いのではないかと思います。
(ななさんも、もし、お友達が上記のことを言っていたら、どう思われますか?「かわいいな~^^」と思われるでしょうか?)
実は、ななさんのご相談を拝見して、私は、「ななさん、かわいいな~(#^^#)」と思ったです。
なので、もしできるならば、
〇「「好き!」と言いたいけど、「私にすきって言われても、嬉しくないんじゃないかな~」とついつい思っちゃって言えなくて困っているの」
〇「「助けて!」と言いたいけど、ついついあなたの負担になるかな~と思うといろいろ遠慮しちゃって言えなくて困っているの」
といった今の気持ちをコミュニケーションするだけでも、楽に楽しい関係を築けるのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか^^?
もうやっていらっしゃるかな?
もしまだならば、上記のコミュニケーションをすると、少なくとも彼さんは、ななさんがどうして「好き!」「助けて!」「〇〇(彼の名前)」を言わないのかの理由がわかります。そうすると、彼さんは「自分が悪いからじゃなかった」とわかってホッとする部分はあるのではないかと思います。
ちなみに、彼さんの物言い、確かに厳しくて落ち込むのも無理ないかと思います( ;∀;)。
ただ、彼さんの本当の気持ちは、実は言葉とは少し違う可能性もあるかなと思いました(どういった文脈で出てきたかによるかと思いますが)
【例】
(彼さんの本当の気持ち)「僕はななさんが大好きだから、ななさんにも好きって言ってほしいな。ななさんが好きって言ってくれないから寂しいな( ;∀;)」
↓
(ストレートに表現できないので攻撃的発言になると…)「自分が傷つくのが怖いから、自分の気持ちを言わないって卑怯だし、一緒にいてもおもしろくない」
のような可能性もあるかと思いました。
自分自身、友達や職場といった安全そうな場所でやってみて慣れる
とはいえ、ここまで読んで「いや、それ、ハードルめっちゃ高いんだけど(^_^;)」と思われる場合もあると思います。
その場合は、もう少しお付き合いください^^。
最初に書いた通り、
>私は長女で、2つ下にやんちゃで手のかかる妹がいるため、母に苦労をかけないよう、幼いころから「いい子」「手のかからない子」で生きてきました。また、よくも悪くも目立つようで、思春期には同性に叩かれ、本当の自分を隠すようになりました。
>一方、人に合わせること、役に立ちたいと頑張ることは得意
と書いて下さっています。
これは、環境的にも自分の気持ちを素直に表現したり、甘えたり、助けてって言ったりする経験が少なかったのかもしれません。
〇相手の期待に応える
〇人に合わせる
〇相手の役に立つ
という部分については、ミシュラン三ツ星の熟練シェフ並みの手並み。
一方、
〇自分の気持ちを素直に表現する
〇甘える
〇助けてって言ったりする
という部分については、初めての調理実習で人参の皮をどうむいてよいか分からない小学校3年生並の経験しかないという場合もあります。
これに当てはまる場合、最初に書いた通り、それは悪いことではないのですね。
自分の気持ちを抑えて人のために頑張ってこられたななさんがいるのですから^^。
この場合は、ずっと自分を抑えて頑張ってきた自分を承認しつつ、
〇自分の気持ちを素直に表現する
〇甘える
〇助けてって言ったりする
という部分について経験を積ませてあげるというのはいかがでしょうか?
この時、いきなり彼さんでやろうとするのはハードルが高い場合があるので、まずは、自分自身、友達や職場といった安全そうな場所でやってみて慣れるのはいかがでしょうか?
【例】
〇自分自身の気持ちを日記などに素直に表現する。その気持ちを「うんうん。そう思っているんだね~^^」と自分自身でそのまま受容する。
〇自分の好きなものを公表する(人は「役に立ちたい!」という気持ちがあるので、自分の好きなものを公表するとそれに関する情報や物が集まってくることがあります)
〇友達に「今日はケーキが食べたいな。一緒に行かない?」と甘えてみる。
〇職場で自分でもできるけど、あえて同僚や後輩に「これ手伝っていただけますか?」と助けてと言ってみる。
そういう経験を積むことで、
〇「あ~、自分の素直な気持ちを言っても良いんだ…」
〇「むしろ、相手は喜んでやってくれるんだ…」
という気づきが訪れることもあるかと思います。
そうすると、彼さんにも自分の気持ちを素直に表現したり、ちゃんと名前で呼んだり、もっと楽にいい関係を築いていけるのではないかと思います^^。
まとめ
今日は「甘えたいのに甘えられない」というご相談にご回答しました。
〇「甘えたいのに甘えられない」のには理由がある。その理由から、ななさんの素晴らしさも輝いている。
〇「自分の気持ちを素直に表現しようと思ってもできなくて困っているんだよね~」ということを素直に表現してみる。
〇ハードルが高い場合は、安全な場所でやってみて慣れてみる
ということについて、お伝えしました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
ご感想をこちらから送ってくださったり、SNSでつぶやいてくださったりすると、とっても嬉しいです(^^)。
この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
コメント