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こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
他人から大切にされたい(ご相談者さん:Kさん)
40代の独身女性です。恋人もいません。
私はここ数年他人に大切にされたい、特別になりたいと強く感じていました。
それを自覚したのが大人になってからというだけで、昔からあったのかもしれませんが。
大切にされたいと思うのに、自分を好きにならない人をずっと好きで追いかけていたり、自分を大切にするみたいなのもよくわからずただ感情の赴くまま行動してきました。
他人に大切にされたいというわりに自分が他人を大切にできているかというと、多分そんなこともないです。
何かやらかしてしまうと、私はもう1人きりの方がいいのかもと悲劇のヒロインぶって友人から離れようとしたり面倒な性格です。最近他人に大切にされなくてもいいのではないかと思い始めました。
snsなどを見ると他人から大切にされることはとても素晴らしいこと、価値があること、男に溺愛されるのが勝ち組みたいな投稿をみて洗脳されていたのかもしれない。
私も他人を大切になんてしなくていいし、されなくても別にいいのではと思い諦めようと思いました。
でもやはり他人への期待みたいなのが消えなくて、どうしたらいいのかわかりません。
このような他人への期待はどうやったら消せるでしょうか?
わかりにくい質問で申し訳ありませんが、どなたかアドバイスお願いします。
ご回答はここからです。
Kさん、ご相談ありがとうございます^^
他人から大切にされたい。特別になりたい。
この気持ちって、誰の中にでも、少しはあるものなのかと思います^^
例えば、仕事で自分が頑張って成果も出しているのに、全然評価もされないし、給料も上がらないし、裁量も増えない。
そんなことになったら、「なんかこの会社、私を大切にしてないな」と思って嫌な気持ちに、多くの人はなるかと思います。
パートナーシップでも、自分は相手のことをすごく好きで追いかけ尽くしている。でも、相手は全然自分の気持ちを配慮したり、大切にしてくれない。
そうなったら、やっぱり嫌な気持ちになって当然かなと思います^^
なので、「大切にされたい」という気持ち自体は、あって当然のものと思いますし、すごく大事なものじゃないかと思います^^
また、「特別になりたい」という気持ちについても、よくセールスとかでも、「特別なお客様へのセールです」みたいな謳い文句があります。
もし、誰も特別になりたいと思っていなかったら、このセールは、全然誰からも興味を持たれないから、商業的に成功しないわけです。
でも、実際には現実、こういう謳い文句がいっぱいあるということは、「特別になりたい」という気持ちも多くの人が持っていることかと思います。
他人に大切にされなくてもいいと思いつつ、他人への期待が消えない時
Kさんは、
>最近他人に大切にされなくてもいいのではないかと思い始めました。
と書いてくださっています。
一方、
>でもやはり他人への期待みたいなのが消えなくて、どうしたらいいのかわかりません。
とも書いて下さっています。
こういう葛藤が出てくるということは、もしかしたら、Kさんの中に強く「特別になりたい」「大切にされたい」という気持ちがあって、でもそれを得られなくて、すごく傷ついてしまうということがあったのかもしれません。
人間の心の働きとして、そういう傷つきがあると、「いや、もう欲しくないよ、そんなの」と本当に欲しい気持ちをなかったことにして自分の心を守る反応が出てくることがあります。
でも、心の中では「欲しい」という気持ちもあるから、なんとなくフワッと「欲しい」という気持ちが上がってくる時がある。
そんな状態かもしれないなと思ったのですが、いかがでしょうか^^?
「大切にされたい」「特別になりたい」で、本当に求めていること
>このような他人への期待はどうやったら消せるでしょうか?
とKさんは書いて下さっています。
これに直接答える前に、具体的に良かったら考えてみていただけたらと思うことがあります^^
それは、「大切にされたい」「特別になりたい」というのは、K さんにとっては具体的にどういうことを指すでしょうか?
例えば、どういうことをされたら「大切にされた」と感じるかや、どういう風になったら「特別になったな」と感じるでしょうか?
また、「大切にされたな」とK さんが思った時に、Kさんはどんな感情を感じるでしょうか^^?
例えば「安心感を感じます」という人もいるかもしれません。「自由な感じがします」という方もいるかもしれません。
同様に、「特別になったな」と思う時、どんな感情を感じるでしょうか?
例えば、「ここにいていいんだ」と感じる方もいるかもしれないし、「自分はOKだ」と感じる方もいるかもしれません。
K さんにとって「大切にされること」とか「特別になること」というのが、具体的にどういうことで、それでどんな感情を感じるのかを良かったら考えてみていただけたらなと思います。
他人への期待をやめるには、自分で自分を満たす
そして、この「大切にされたい」とか「特別になりたい」というのは、そこで感じる感情を感じたいと言い換えられるかと思います。
この本当に求めているもの(感情)を明らかにしていきます。
最初に、私たちは「大切にされたい」「特別になりたい」という気持ちを誰でも感じてるというお話をしたのですが、ここで大きいトラップとしては、その感情を他人から埋めてもらおう・他人から与えてもらおうとすると、結構しんどくなってしまうということです。
もちろん、他人から埋めてもらう部分というも、現実にはあると思います^^
でも、他人からしか埋めてもらえないとなると、本当に他人がそれをしてくれるかは他人次第。
他人がその感情を埋めてくれたら自分は満たされるし、他人がそれをしてくれなかったら自分は全然満たされなくて辛い。
そうやって他人次第になってしまうと、非常に苦しいことと思います。
例えて言うと、自分は喉がカラカラな時に、「水がもらえるかどうか」が他人次第というのは、すごく苦しいことだと思うんですよね。
自分が本当に求めている物を明らかにしていただいて、それを、自分で満たすことができるようになると、そんなに他人に期待しなくなります。
「他人への期待をやめるにはどうしたらいいですか?」というK さんのご質問にストレートに答えるなら、「自分で自分を満たすことができるようになると、他人に期待しなくなります」ということかと思います^^
例えて言うと、自分で水を汲んで飲めるようになったら、自分で飲めるわけなので、他人に「もらえるでしょうか」と期待しなくても済むというお話と一緒です。
まとめ
今日は、他人への期待を止めるには?ということで、2つのポイントをご回答しました。
1.本当に自分が求めてるものを明らかにする
2.それを自分自身で満たすことにトライしてみる
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^

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