こんばんは(^^)。心理カウンセリング勉強中の野内です。
今日は、気が利くタイプの人が燃え尽きないコツについて考えてみたいと思います。
「気が利く」とは、辞書的には「細かいところまで注意が及ぶ」という意味のようですが、今日は、どちらかと言えば「細かいところまで注意が及び、リスクマネジメント能力が高い人」という意味で用いたいと思います。
気が利くタイプは雪かきタイプ!?
そのような気が利くタイプというのは、職場などでも、
〇「あー、これは事前にこうしておいたほうが良いな」
〇「このお客さんにこの資料を出したら、グラフが気に入らないと言われる可能性があるから、表形式にしておこう」
などなど
いろいろなことに気が付き、リスクマネジメントにつなげることができるのではないかと思います。
リスクマネジメントというのは、リスクが顕在化して損害(実際に困ったこと)が起きる前にそのリスクとなる要因を取り除くことになるので、現実には困ったことが起こらないという特徴があると思います。
そのため、気が利くタイプの人がいろいろと実際に動いてリスクマネジメントをしているために何も困ったことが起こらないわけですが、その動きに気が付かない人からすると、「何も起こっていない=何もしていない」とされてしまうこともあると思います。
仕事場とかでも、その気が利くタイプの人が去った後に初めて、「あれー、なんか急にうまく回らなくなってきたなー。そうか、あの人が実はいろいろと影で動いてくれていたんだな」と分かるみたいなこともあるのではないかと思います。
哲学者の内田樹さんは以下の本等の中で、村上春樹さんの小説「ダンス・ダンス・ダンス」にある「文化的な雪かき」という言葉から、上記のような仕事を「文化的な雪かき」仕事と呼んでいると思います。
誰かが雪かきをしてくれたからこそ、多くの人は雪かきされた道路を歩けるので、滑って転んだりせずにすむ。でも、雪かきをするのは皆が朝出歩く前の早朝なので、道を歩く人は雪かきをしてくれた人の姿を見ることはできない。
つまり、気が利くタイプの人というのは、雪かき仕事の人と一緒で、素晴らしい貢献をしているけれども、それが誰かから評価されたり目についたりすることは少ないのではないでしょうか。
自分の貢献を自分で認識してみる
誰かから評価されたり目についたりすることは少ない場合、どうしても自分でそれが素晴らしいものと認識しずらくなることもあるのではないかと思います。
「自分は何もしていない」と自分で思ってしまうこともあるかもしれません。
その場合、まずは、上記に書いたように、「自分は雪かき仕事をしているんだな」「自分はリスクマネジメントの機能を果たしているんだな」と自分で認識しみて、自分で自分を認めてみるのはいかがでしょうか。
また、気の利くタイプの人は、自分の気の利くレベルが世界標準だと思って、全員が自分と同じレベルのことをやっていると思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、明確に「〇〇してください」と言われたことのみをやるというやり方を採用している人もいるので(それは良い悪いではなくて)、そのことは知っておいても良いのではないかな~と思います。
お休みする選択肢も持つ
もう1つは、少しお休みするという選択肢も持っておいていただくのも良いのではないかと思います。
自分が元気でいろいろと気を利かせることが楽しい(少なくともしんどくない)時はたくさんやってあげても、自分が辛くしんどくて元気がない時は、少しお休みするという緩急をつけるというのはいかがでしょうか?
参考記事
まとめ
今日は、気が利くタイプの人が燃え尽きないコツとして、
①自分で自分のしていることを認識し認めてみる
②お休みする選択肢も持つ
について書きました。私の周りにもたくさんいる気の利く人が少しでも楽になるために、参考になりましたらとても嬉しいです。
読んで下さってありがとうございました(^^)。野内でした。
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