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こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
ご相談文
誇れるものがないとそこにいてはいけない感(ご相談者さん:れいさん)
何かを得ていないと、達成していないと、そこにいてはいけないと思いがちです。高いプライドと低い自己肯定感?のせいかもしれません。
たとえば仕事で失敗したらもうこの職場にはいれないとひどくビクビクしてしまいます。だからチャレンジもしづらいです。できる自分をみせるために虚勢をはりがち(実際、仕事に慣れたらエラそうといわれます)→あとでギャップに苦しくなることがあります。
また子供ができるまで時間がかかりましたが、相手の親戚に何もいわれていないのに自分の居場所がない、嫌われてると思い込みがちで他の子供ができた親戚と比べて卑屈になっていました。子供ができて、ようやく胸を張って義家族に接することができた気がします…
こんな感じで、なにかを得ていないと胸を張って生きていけないぺらぺらの自分が嫌になります。
あと関係あるかわかりませんが、自分がないがしろにされてるシチュエーションが苦手です。私以外の友人ふたりが会話に盛り上がっているときや、夫がテレビに夢中になっているとき笑、ふつふつ怒りがわいてきます。存在が認められてないと思って自己中心的な感情にさいなまれます。
ちなみに過干渉、思い通りにならないとキレる両親でした。とにかく生きる軸が他人だったなと二十何年目にして気づきました。
ご回答はここからです。
れいさん、ご相談いただき、ありがとうございます^^。
「誇れるものがないと、そこにはいてはいけないと感じる」
「何か達成してないと居場所がないと感じる」
れいさんのご相談に、「ああああああ!わかる!」とか、「私も!同志よ!」と思われた方も、いらっしゃると思います。
多くの人の心に刺さるご相談を、本当にありがとうございます^^。
私自身も、昔すごくそういうのを感じてたので、大変共感しながらご相談文を拝見しました。
今回のキーポイント:「ダメな自分でも生きていていいんだ」という自分の存在に対する承認
「誇れるものがないと、そこにはいてはいけないと感じる」
「何か達成してないと居場所がないと感じる」
こういったことが起きるポイントを最初にご紹介してみたいと思います。
「失敗しても、できない自分でも、ダメな自分でも生きていていいんだ」という自分の存在に対する承認
というのが、今日のご相談のキーポイントになるのではないかと思います。
というのも、もし自分の存在に対する承認があったら、失敗してもそれで自分の存在が脅かされるわけでもないし、どんな自分でもOKと思えていたら、できる自分をみせるために虚勢をはる必要がなくなるのではないかと思います。
なので、れいさんには、
「失敗しても、できない自分でも、ダメな自分でも生きていていいんだ」という自分の存在に対する承認
というのを、今どう感じていらっしゃるかを、考えてみていただけたらなと思います^^。
もう少し詳しく言うと、自分が小さい時などに、養育者が、何か自分ができなかった時でも、「どんなあなたでも大好きよ^^」と、受け止めてくれたでしょうか?
>ちなみに過干渉、思い通りにならないとキレる両親でした。
とれいさんは書いて下さっていて、ありのままの自分・どんな自分も受け入れてもらったという経験が少ないのかもしれないなと思ったのですが、いかがでしょうか^^?
もしそうだとすると、どうしても、
「できる自分はOKだけど、できない自分はダメ」
という思い込みができてしまうことがあるかと思います。
自分の存在に対する承認がない時
私の話で恐縮ですが、昔の私も、「失敗しても、できない自分でも、ダメな自分でも生きていていいんだ」という自分の存在に対する承認が本当になかったなと思います。
そうすると、昔の私は、常に、以下のような気持ちを感じていました( ;∀;)。

自分は崖っぷちに立たされていて、この崖っぷちから落ちないためには、何か達成したり、何かできることによって、前に進むしかない。
失敗したりしたら、崖から落ちて死んでしまう。
いつも崖っぷちで安心感がなくて、すごく切迫した思いを、抱えていました。
もし、れいさんが「自分もそうかもしれないな」と思ってくださったとしたら、
>なにかを得ていないと胸を張って生きていけないぺらぺらの自分が嫌になります。
と書いてくださっていると思いますが、れいさんはペラペラなわけではなくて、「失敗したら崖から落とされて死んでしまう!」と思っていたら、何が何でも失敗したくないと思いますし、できる自分をみせるために虚勢をはらざるを得ないと思うのです。
なので、れいさんが悪いわけではなくて、それぐらい「そのままの自分でOKだ」という安心感がないのが原因ではないかなと思います。
また、
>自分がないがしろにされてるシチュエーションが苦手です。
とのこと。これも、それぐらい「自分を大切にされる」ことに飢えているならば、どうしても欲しくなってしまっても無理ないことではないかと思います。
自分の存在に対する承認がある時
今日のテーマである「失敗しても、できない自分でも、ダメな自分でも、生きていいんだ」という自分の存在に対する承認。
これがあると、以下のように、崖っぷちから「実は崖じゃなかった、草原だった!」という安心感を持って、ゆったり何でも取り組めるようになるかと思います^^。
(私自身もこういう風に変化したなと思います^^)

そうすると、できる自分をみせるために虚勢をはる必要がなくなるので、すごく生きるのが楽になるかと思います^^。
自分の存在に対する承認を育てるには?
ということで、最後に、「失敗しても、できない自分でも、ダメな自分でも生きていていいんだ」という自分の存在に対する承認を育てるには?ということを考えてみたいと思います。
実際にはすごくいろいろなやり方があります。
今日は最初として、れいさんは、先ほども書きましたが、心理的に崖っぷちのような状況の中、今まで本当に頑張ってこられたのではないかと思います。
なので、そんな自分に理解を示して受容してあげるのはいかがでしょうか^^?
〇「どんなあなたでも大好きよ^^」と、受け止めてもらう経験が少ない中、ずっとダメな自分ではダメだと頑張ってきたんだな。
〇「失敗すると崖から落ちる」みたいな切迫した状況の中で、ずっと一人で頑張ってきたんだな。よくやってきたんじゃないかな。
こんな言葉を自分にかけてあげるのは、いかがでしょうか^^?
もし、上記の言葉を自分にかけても嫌な気持ちになるとか、崖から草原にサクッと移住したいという場合は、よかったらカウンセリングも活用してみていただければと思います^^
というのも、「できない自分はダメ」「失敗する自分はダメ」「ダメな自分はダメ」と思うに至った何らかの経緯があると思います。
カウンセリングでは、その過去の出来事(経緯)を一緒に感情的に整理していくことで、「あ、そういうわけじゃなかったんだ。別に、ダメな自分でもOKなんだ」と自然と納得できるようになるサポートをしています。(それ以外もたくさん方法はあります^^)


まとめ
今日は、
「誇れるものがないと、そこにはいてはいけないと感じる」
「何か達成してないと居場所がないと感じる」
という時、
「失敗しても、できない自分でも、ダメな自分でも生きていていいんだ」という自分の存在に対する承認
がキーになるのではということをご回答しました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
崖から草原に移住して、安心して自由に生きやすくなるためのカウンセリングはこちら
動画でもご回答していますので、よかったらご覧ください^^
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