こんばんは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
フリーランスです。別のクライアントやフリーの先輩と繋がりたいけれど…(海と空さん)
こんにちは。いつもあさるようにして読ませていただいています。
私は結婚、出産後にフリーライターになりました。ありがたいことに、それ以前からずっと続けている月間の仕事を育休後も変わらず任せてもらい、大きい仕事も年1本任せてもらっていました。「赤ちゃん」「子育て」といった主に5歳までの分野に特化してきました。
ただコロナ禍もありどの出版社も軒並み雑誌を縮小しております。
そのことと、子どもたちが自分で少しずつ手を離れてきたこと、また、夫が無理して頑張り続けていた仕事から転職するようにすすめ、その結果転職。夫の健康やゆとりはできたけれど収入は激減、そんなことも重なり、「もっと色々な媒体で仕事をしたい!」「同じフリーランスの先輩にもっともっと学びたい!」「自分の持っている力で役立って、お金をいただきたい!」という思いが大きくなりました。
しかし、他社に「私はこういう仕事をしてきました。そして、こう言うことを大事に考えております。こちらの雑誌(web)でのこういう発信に毎回感じ入るものがあり、また、多くの反響もあることから、ぜひ機会があればこちらでも取材、記事を書かせていただきたいです」と言うことが言えません。。
また、同じ雑誌を担当しているにもかかわらず、先輩(70歳前後、母親ほどの年齢)のフリーランスの方や、10歳ほど上のフリーランスの方に「学びたいんです。学ばせてください」と言うことができません。「フリーランスなんて頼るもんじゃない、自分でとってくるものよ!」と言われるのではないかとも…(業界的(年齢的)にそういう風潮があるようにも感じています)。
あとは「何かあったら声をかけてください」と言うのも恥ずかしかったり、
(「やめちまえ!」と言われるかもしれませんが)、いつ何時発注が来ても、「夜中までやって答えます!」という気概まではなく、あくまで家族と自分の健康が第一。仕事はそれ以外の時間の中で精一杯答えます、と言う思いです。(独身時代はこの業界は、0時過ぎ帰りが当たり前、私もそれが当たり前でやり続けてきましたが、今は無理です)
やる気はあるけれど、一歩が踏み出せない。
目をつむって「怖いけど突破しろ!!」と若い頃はやってきましたが、これからもこの世界で伝える仕事をしていきたいと考えると、怖くて足が出なくなってしまいます。
フリーランスのご相談では「集客」の視点で語られることが多いのですが、
私のような形態についても、考え方のアドバイスを頂けたらありがたいです。
どうかヒントを頂けますようよろしくお願いいたします。
ご回答はここからです。
海と空さん、ご相談いただき、本当にありがとうございます^^
フリーランスのライターさんとしてご活躍されているということ。
「やる気はあるんだけど、でもなんか動こうと思うと怖くて…」
ということなのかと思います。
こういうことって、会社員等でもあるかと思います。
(例えばあるプロジェクトに自分が立候補したいとか、管理職になりたい、昇進したいなどなど)
他にも、仕事以外の恋愛面でも、「彼氏はほしいけど、なんだか動こうと思うとちょっと怖くて…」ということもあるかと思います。
なので、皆さんのご参考になるご相談、本当にありがとうございます^^
「動こうと思うけど怖い」には理由がある
では、海と空さんのご相談を考える時、やっぱり何らかの理由があってそうなっていると思います^^
海と空さんがやる気がないとかで全くないと思うし、能力がないわけでも全くないと思います。
でも、何か理由があって「動こうと思うけど怖い」が生じてるのだと思います。
なので、「その理由は何なのか」というところが、やっぱり解決していくための一番のポイントにはなってくるのかなと思います。
実際のカウンセリングだったら、
〇例えばいろんな媒体に対して「是非記事を書かせていただきたいです」と言えないのは、なぜだと思いますか^^?
ということをまず最初にお聴きするかと思います。
別にこれは責めてるわけじゃなくて、本当に単純に「なぜ言えないのか?」という理由が解決のためのポイントになってくると思います。
同様に、
>同じ雑誌を担当しているにもかかわらず、先輩(70歳前後、母親ほどの年齢)のフリーランスの方や、10歳ほど上のフリーランスの方に「学びたいんです。学ばせてください」と言うことができません。
>あとは「何かあったら声をかけてください」と言うのも恥ずかしかったり
と書いてくださっていますが、なぜ「学ばせてください」とか「声かけてくださいね」と言えないのか、ご自身でもよかったら考えてみていただけたらと思います^^
(紙に書き出していただくのも、おススメです)
理由があってそうなっているのだから、その理由が何なのかがわかれば、いろいろ手立てもあると思います^^
カウンセリングでは大体最初のほうの時間は、お話をお聴きしながら、その辺を整理していくことが多いのですが、意外と整理されるだけでも、すごく気持ちが楽になって見通しが立つということも珍しくないかと思います^^
それで、今日は、具体的なお話をお聞きできないので、以下では、よくあると思われるパターンを2つ、ご紹介してみいたと思います。
「自分の場合当てはまるかな?」みたいな感じで、よかったら読んでみていただければと思います^^
よくあるパターン1:自信がない
1つ目のよくあると思われるパターンは、「自信がない」ということです。
「やる気はあるんだけど、でもなんか、私そんなに言うほどの実力はないし…」
「自信がないところがあって、「是非書かせていただきたいです」と言えない」
みたいな感じです。
ちなみに、急いで言っておけば、
自信がないからといって、本当に実力がないわけではない
です。
私は多くの人にカウンセリングでお話をお聴きしていて実感するのは、
「実力と自信は相関しない」
ということです。
実力や実績は本当に素晴らしいんだけど、自分の中で自信がない人はいるのですよね。
だから実績とか客観的な事実としてのその人の能力・実力と、自信があるかどうかは、全然別問題と、日頃カウンセリングをしてる中でも感じています。
実際、海と空さんは、
〇フリーランスとしてお仕事を継続できているということ
〇大きな仕事も任せてもらっているということ
つまり素晴らしいお仕事をされているし、海と空さんの貢献を、発注先は認めているからこそずっと仕事が続いているのだと思います。
でも、もしかしたら、自分の中でそれを認めるという機会が少なくて、結果的に「実力は申し分ないのに、自信がない」となっている可能性はあるかもしれません。
(実際はこれはお聴きしてみないと本当にそうかはわからないのですが、海と空さんは、ここまで読んで、どんな感じを受けるでしょうか^^?)
もし、ここに当てはまるかもという場合は、一番最初にフリーライターとしてお仕事を始めた時を振り返ってみて、
〇自分が成長したこと
〇今までにやってこれたこと(「こういう案件では、これが大変だったんだけど、こうやって頑張ったな」など)
を振り返ってみて、たくさん出してみて、自分の中でそれを認めていくという方法があるかと思います^^
【参考記事】
ちなみに、「自信がない」というのは、私自身も、過去とても自信がなかったのです。過去の私のように、もうちょっと根深い理由かがある場合もあるので、上記の振り返りをしてもなかなか解決しない場合は、カウンセリングも活用してみていただければと思います^^
よくあるパターン2:無意識に持っている「べし」「ねば」の思い込みに縛られている
2つ目は、無意識に持っている「べし」「ねば」の思い込みに縛られているというパターンです。
>いつ何時発注が来ても、「夜中までやって答えます!」という気概まではなく、あくまで家族と自分の健康が第一。仕事はそれ以外の時間の中で精一杯答えます、と言う思いです。
と書いて下さっています。
これってある意味、家族と自分の健康が第一というのは、全くおかしいことではないと思うのですね^^(少なくとも私はそう思います。)
でも、海と空さんはその前に
>やめちまえと言われるかもしれませんが
と書いてくださっています(ネチネチすいません(;^_^A)
もしかしたら、海と空さんの中で
〇「ライターたるものいつ何時発注があっても夜中まで対応すべし」
〇「ライターたるもの自分と家族の健康よりも仕事第一にすべし」
みたいな「べし」「ねば」が書いてある掛け軸が心の床の間(?)にかかっているのではないかと思ったのですが、思い当たることはありますでしょうか^^?
私達って、自分の心の床の間に、謎の「べし」「ねば」掛け軸をかけていることが、ちょくちょくあるのです。
(もちろん、私もあります(笑))
これは別にそうだから悪いとかではありません。
私たちって過去の成功体験や辛い体験から、そういった掛け軸が作られることがあります。
例えば、
〇独身の時に、夜中までやって成果を出してみんなに認められたという成功経験→「ライターたるものいつ何時発注があっても夜中まで対応すべし」という掛け軸生成
〇仕事で先輩に質問したら、「そんなの自分で考えることでしょ」と冷たく言われてすごく辛かった経験→「限界まで自分で考えるべし」という掛け軸生成
という感じです。
無意識に持っている「べし」「ねば」の思い込みに縛られていて、なんか動こうと思っても動けないというパターンです。
もし、これに当てはまるかもという場合は、「気づく」ことが解決のポイントになります。
自分が無意識に持っている「べし」「ねば」の思い込みを書き出すなどして、可視化していくと、
「あれ、なんか変なこと思い込んでたな?」
とサクッとその思い込みを手放せる場合もあります。
もし、「いや、変な思い込みだと思うんだけど、でも…」という場合は、無理せずにカウンセリングなどで扱っていくと、楽に手放せると思います^^
まとめ
「動こうと思うけど怖い」
そういう時、何らかの理由があってそうなっていると思います。
今日は、その理由を知ることと、よくあるパターン2つについてご紹介しました。
何か少しでもご参考になれば嬉しいです。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
このたびはご相談ありがとうございました(*^-^*)。
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この記事を読んで下さって、「この場合はどうだろう?」「自分の場合はどうだろう?」と思われた方は、是非、こちらから↓ご質問をいただければ嬉しいです^^
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