「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。心理カウンセラーの野内みちるです。
心理学を勉強してて、一般的な考え方とは少し異なる見方があるかもと思う時があります。
今日の話もそんなところかもしれません。
例えば、以下のような例があったとします。
例
Aさんは手をひっかけて机の上のカップを倒してしまった。
Aさんがカップを倒したのに「こんなところにカップを置いておくBさんが悪いんだ」とむしろBさんを責めるようなことを言う。
この時に、
(a)「Aさんに腹が立つ!」と思った方
(b)「え~、Aさんはなんでそんなこと言うのかな?」と単純に「?」と疑問に思った方
(c)自分がAさん的なことをしているかもとドキッとした方
などといろいろな方がいらっしゃるかなと思います。
今日は、Aさんがそういうことをしたのは罪悪感が強すぎるからかも?という話をするのですが(タイトルにそのまま書いてありますものね 爆)、上記の(a)(b)(c)の順に書きますので、もしよければ読んでみていただければと思います。
ちなみに、
(a)の方は→(a)→もし気持ちが落ち着いていれば(b)を読んでいただければと思います。
(b)の方はどこからでも(^^)。
(c)の方は(b)→(c)と読んでいただければと思います。
(a)「Aさんに腹が立つ!」と思った方へ
まず、「Aさんに腹が立つ!」と思った方へ。
確かに一般的に見るとAさんがBさんに責任転嫁しているように見えますものね。
なので、もし、「Aさんムカつく!」「本当にこういうAさんみたいな人大嫌い!」と思った方は、その感情を無理に抑え込むのではなくて、「うんうん、そう感じるよね~」と自分で認めてみていただければなと思います。
また、もしものすごい強い怒りがわいてくるとか、ものすごく激しい嫌悪感がわいてくる場合は、自分がBさんの立場として責任転嫁されたり、ひどいことに巻き込まれたりしてきた過去がある場合もあるかと思います。
その場合は、怒って当然・嫌悪感が出て当然なのかなと思います。
その怒り・嫌悪・恨みを紙に書きまくるなどして解消してからのほうが、以降の文章を読みやすいかもしれません。
また、以降の文章を読んでも、「そうかAさんは罪悪感があったからなのか。本当はムカつくけど、そんなふうにムカつくとか思っちゃいけないな」とか思う必要はないと私は思います。
「とはいってもムカつく!」と思うならば、「うんうん、そう感じるよね~」と自分の気持ちを自分で認めてあげて、恨み等を更に紙に書き殴るのを続けていただければと思います。
(b)「え~、Aさんはなんでそんなこと言うのかな?」と単純に「?」と疑問に思った方へ
「え~、Aさんはなんでそんなこと言うのかな?」と単純に「?」と疑問に思った方へ。
確かに不思議ですよね。
正確には、Aさんがそういうことをする理由は様々だと思います。
今日はAさんが罪悪感が強すぎると、例のように、謝るどころかBさんを責めるみたいなことをしてしまう時があるということを書きたいと思います。
Aさんが自分のことを実は内心でめちゃめちゃ責めているとします。
そのように「自分は悪いやつだ」と思っていると(罪悪感が強い状態)、「相手から責められる!罰せられる!!」と感じやすくなります(「自分は悪いやつだ」と思っているので)。
そのため、自分のことをめちゃめちゃ責めていて、「自分は悪いやつだ」と思っていればいるほど、素直に過ちを認められなくなったりすることがあります。
なぜなら、自分の過ちを認めてしまうと、当然「相手から責められる!罰せられる!!」と思います。
罪悪感が強いと、客観的には小さな過ちでも、土下座して靴を舐めるとか、奴隷のように全部相手の言うことを聞くとかそれぐらいの償いをしないといけないと自分の中で(無意識的に)思ってしまうことがあります。
土下座して靴を舐めるとか、奴隷のように全部相手の言うことを聞くとか、そういうの萌える(´∀`*)ウフフという方もいらっしゃるかもしれませんが、一般的には辛い(ToT)となってしまう方も多いと思います。
なので、絶対に過ちを認めず、自分の行為を正当化して、なんなら相手を責めるみたいなことまでしてしまう時があります。
なので一見自分の行為を正当化して、相手に責任転嫁しているAさんの中には、ものすごい罪悪感があるのかな?と見ることもできます。
(c)自分がAさん的なことをしているかもとドキッとした方へ
「(b)「え~、Aさんはなんでそんなこと言うのかな?」と単純に「?」と疑問に思った方へ」のところで詳しく書いていますが、罪悪感が強い可能性があるかもしれません。
でも、ドキッとしたということはある意味客観的に自分を見る視線もあるのではないでしょうか?
まずは、自分に対してひどい言葉をかけていないか(「本当にダメな人間だ!!!!」とか放送禁止用語が飛び交っていることも多いので)、少し普段の自分を振り返ってみていただけたらと思います。
そして、なるべく自分に友達にするように優しくすること、自分の感情を無理やり押さえつけるのではなくて「うんうん、そう思うよね~」と自分で認めてみていただければなと思います。
罪悪感関係は以下の記事&動画もありますので(熱い記事が多いのは、ブログ主の罪悪感の強さの反映でしょうか?(笑))、もしよければ参考にしていただければと思います。
まとめ
罪悪感が強すぎると自分の過ちを認められず、自分の行為を正当化して、なんなら相手を責めるみたいなことまでしてしまう時があるということについて書きました。
読んで下さってありがとうございました(^^)野内でした。
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