何でも自分が悪いと思ってしまう時の対処法

気持ちを楽にする心理学

こんばんは(^^)。心理カウンセリング勉強中の野内です。

〇友達と出かける日に雨が降っている
〇すれ違った同僚がたまたま持っていたファイルを落とした
〇参加者として参加しているセミナーで、プロジェクターがうまく動かない
〇パートナーが風邪を引いた

そんな時に、「私のせいだ」「私が悪いんだ」と思ってしまう、そんなあなたに向けて書きたいと思います。

はい、全てこれ私の実話です(笑)。もちろん理性では「私が悪いわけではないのでは?」と分かっているのです。でも、そんな理性を飛び越えて、まるで火で焼かれているようにヒリヒリと感じる「私が悪いんだ」と思う気持ち。圧倒的存在感を持って迫ってくるこの気持ち。これぞ「罪悪感」でございます。

罪悪感:罪を犯した、悪いことをした、と思う気持ちのことである。

「罪悪感」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
“2021年3月18日 (木) 12:00″ UTC URL: http://ja.wikipedia.org/

今日は、客観的に見て自分が悪いわけではないが、「自分が悪い」「自分のせいだ」と感じてしまう時、どうすれば楽になるかを考えていきたいと思います。

①その罪悪感の下で本当に思っていることを掘り下げてみると、少し気持ちが楽になるかも。
②境界線の設定をしてみると楽になるかも。

という2点について書いていきたいと思います。

その罪悪感の下で本当に思っていることを掘り下げてみると、少し気持ちが楽になるかも

根本裕幸先生の以下の本を読んでいて、「愛と罪悪感の量は比例する」という言葉が出てきました。これ、最初に読んだ時はよく分からなくて、「?」と思って終わっていました。でも、最近、自分なりに「こういう意味かな?」と思ったことがありますので、そのことを書きたいと思います。

最初の例に戻りまして、

〇友達と出かける日に雨が降っている

これで、「私が悪いんだ」と感じる人は、本当はどう思っているのでしょうか?
私は、実は以下のようなことを思っているのではないかなと思ってきました。

〇友達と出かける日に雨が降っている
→(A)せっかく友達と出かけるのに雨が降っていて友達が楽しめなかったら申し訳ない。
→(B)友達に楽しく過ごしてほしい。

「(B)友達に楽しく過ごして欲しい」という気持ちがあるからこそ、「(A)雨で楽しめなかったら申し訳ない」という気持ちが生まれる。本当の気持ちとは「他者(この場合は友達)が幸せでいてほしい」という思いなのではないでしょうか。

〇すれ違った同僚がたまたま持っていたファイルを落とした
→(A)同僚がファイルを落として嫌な思いをしたら申し訳ない。
→(B)同僚に悪いことが起こらずに平和に過ごしてほしい。

〇参加者として参加しているセミナーで、プロジェクターがうまく動かない
→(A)プロジェクターがうまく動かずにセミナーが進まないと講師の人が困ると思うと申し訳ない。
→(B)セミナーがうまく進んで講師の人が楽しく過ごしてほしい。

〇パートナーが風邪を引いた
→(A)パートナーが風邪を引いてしんどい思いをしていると思うと申し訳ない。
→(B)パートナーに元気に幸せに過ごしてほしい。

上の例を見ると、客観的に見て自分が悪いわけではないが何か起きた時に、「自分が悪い」「自分のせいだ」と感じてしまう時、本当に思っていることは、「悪いことが起きてほしくない=相手に幸せでいてほしい」ということではないでしょうか。

境界線の設定

「ああ、自分は本当は友達に楽しく過ごしてほしいと思っているんだな」
「ああ、自分は本当は同僚に悪いことが起こらずに平和に過ごしてほしいと思っているんだな」
「ああ、自分は本当はセミナーがうまく進んで講師の人が楽しく過ごしてほしいと思っているんだな」
「ああ、自分は本当はパートナーに元気に幸せに過ごしてほしいと思っているんだな」

という自分の気持ちに気が付いたら、私は少し心が楽になったように思います。

一方で、上記の例を書きながら我が事ながら「いや、相手の領域に踏み込みすぎでは?」と思いました(笑)。客観視するとイタタタタというやつですね(笑)。
なので、もう一度、「自分は自分」「相手は相手」という境界線を意識してみて、もしそれでも何かしたければ、「自分は」何かできることはあるかな?と考えてみます。例えば、以下のような感じでしょうか。

〇友達と出かける日に雨が降っている→雨でも楽しめる場所を考えるとか

〇すれ違った同僚がたまたま持っていたファイルを落とした→ファイルを拾ってあげて必要なら運ぶのを手伝ってあげるとか。

〇参加者として参加しているセミナーで、プロジェクターがうまく動かない→直接プロジェクターを直せなくても、まずは自分がゆったりするとか。

〇パートナーが風邪を引いた→桃缶でも買ってかえってあげるとか。

まとめ

客観的に見て自分が悪いわけではないが何か起きた時に、「自分が悪い」「自分のせいだ」と感じてしまう時、その罪悪感の下で本当に思っていることを掘り下げてみると、少し気持ちが楽になるかもという話でした。全員に当てはまるわけではないと思うのですが、もし参考になりましたらとても嬉しいです。読んでくださってありがとうございました(^^)。野内でした。

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最後まで読んで下さってありがとうございました^^

心理カウンセラーの野内みちるでした。

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