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こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、我慢や犠牲が多かった(多い)あなたに向けて書きたいと思います。
我慢や犠牲が多かった(多い)方は、「自分を満たす」「自分を喜ばせる」とか聞くと、「そんなの自分勝手では(-_-;)?」と思ってしまう方もいるかと思います。
子どもの時から、
「自分は我慢しても、お友達におもちゃを貸してあげなさい」
「人にお菓子を進めてから、残ったものを自分が食べなさい」
といった教育を受けてきた人もいるかと思います。
もちろん、相手の気持ちを大切にするとか、相手に配慮するというのは社会生活上重要な場合もあると思います^^
一方で、「自分を満たす」「自分を喜ばせる」ことは必ずしも自分勝手なことではありません。
今日は、そんなことを考える2つの例え話をご紹介したいと思います。
2つの例え話
まず、1つ目の例え話。
あたなは2日間何も食べておらずとてもお腹が減っています。
あなたがフラフラになりながら道を歩いていると、とあるお地蔵さんの前にクリームパンの袋が供えてあります。
あなたは、「天の助けだ!」とクリームパンの袋を破ると、美味しそうな匂いが立ち上ってきます。
「いただきます!」と、あなたがクリームパンを頬張ろうとしたその瞬間、ふと視線を感じます。
振り向くと、そこには、あなたよりももっとボロボロでもっと瘦せこけた5歳くらいの少女が立っています。
少女の目はあなたの手にあるクリームパンに釘付けになっています。
さあ、あなたはどうしますか?
(A)自分がクリームパンを食べる
(B)少女にクリームパンをあげる
これはめちゃめちゃ葛藤するのではないでしょうか。
「(A)自分がクリームパンを食べる」を選べば少女を見捨てた罪悪感に蝕まれるし、かといって「(B)少女にクリームパンをあげる」を本当に心から嬉々として選べる人は正直なかなかいないのではないでしょうか( ;∀;)。
では、次のパターンでしたらどうでしょうか^^?
あたなは美味しいイタリア料理屋さんでお腹いっぱいランチを食べたところです。
あなたが道を歩いていると、とあるお地蔵さんの前にクリームパンの袋が供えてあります。
あなたは、何の気なしにクリームパンを手に取ると、美味しそうな匂いが立ち上ってきます。
あなたがクリームパンを手に取った瞬間、ふと視線を感じます。
振り向くと、そこには、ボロボロで瘦せこけた5歳くらいの少女が立っています。
少女の目はあなたの手にあるクリームパンに釘付けになっています。
さあ、あなたはどうしますか?
(A)自分がクリームパンを食べる
(B)少女にクリームパンをあげる
イージーモード(笑)。
この場合でしたら、「(B)少女にクリームパンをあげる」を喜んで選べる方も多いのではないでしょうか(つまり「与える(相手が喜ぶことをしてあげて、このことに自分が喜びを感じられる状態)」になる)。
「与える」ことが簡単にできるためには…
この例では、自分の状態によって、「与える」ことが簡単にできるか否かが分かれるということが示されているのではないかと思います。
例え話1=自分が腹ペコ(満たされていない)→「与える」のは超絶難しい
例え話2=自分が満腹(満たされている)→「与える」のは超絶簡単
なので、「自分を満たす」とか「自分を喜ばせる」ことは必ずしも自分勝手なことではなく、相手が喜ぶことを自分が楽しみながらしてあげやすくなるという一面もあるかと思います^^
まとめ
今日は、例え話なので、「いや、そんな子どもがいるなら、児童相談所に連れていけよ」とか色々ツッコミはあるかと思いますが(笑)、自分を満たしたり・自分を喜ばせることは、相手のためにもなる場合があるかもということを書きました。

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