日々、カウンセリングで様々なお話をお聴きしています。
仕事や恋愛、人間関係。
その中で何だか苦しい、モヤモヤするということってありますよね(以下はフィクションです)
仕事の同僚が何度も同じミスをして、そのリカバリーで今日も残業…。
イライラするけど、職場では表情を変えず、「まあ、大丈夫だよ」と笑顔で対応。
帰宅後もモヤモヤが残るが、「まあ、今週は彼も忙しかったしな…」と自分に言い聞かせる。
付き合っている彼が、自分との約束を忘れて友達と飲みに行った。
その場では「楽しんできてね」と明るく返すけど何だかモヤモヤ。
「どうして私との予定を軽く見るんだろう」とイライラする一方で、「まあ、彼も友人関係も大事だよね」と自分に言い聞かせる。
こういう苦しさを感じながら頑張っておられる方に対して、カウンセリングで最初にするのは「自己受容」。
自分の感じていることを無理やり押さえつけるのではなく、自分の感じていることをただ受容するということ。
これができると、本当に気持ちが楽になる方は多いです^^。
今日は、生きづらい、何だか苦しい時の最初の一歩「自己受容」について、具体的にご紹介します。
特に、「こんなこと感じちゃいけない」「こんなこと考えちゃいけない」とついつい思ってしまう方は、参考になれば幸いです^^
自己受容の反対は?
自己受容は、自分の感じていることをただ受容するということ。
しかし、それだけ言われても「?」となることも多いと思います(笑)
逆に「自己受容」の反対は、「自己否定」と考えられます。
自己否定は、自分が感じていることを否定することで、以下のようなイメージです。
「あの人嫌い!嫌だ」という自分が思っている時、「そんなこと思っちゃいけない!」「そんなこと思う自分がおかしいんだ!」と自分の感じていることを否定したり、自分を攻撃したりする。
私も昔は四六時中、上記のような感じで「そんなこと思っちゃいけない!」「そんなこと思う自分がおかしいんだ!」「そんなふうに感じる自分が人としてなっていない!」と、延々自己攻撃するのが通常運転(?)という状態でした( ;∀;)。
その自己否定・自己攻撃がしんどさを生んだりします。
まずは、自分が自己否定・自己攻撃していることに気付く
なので、まず自分が自己否定・自己攻撃していることに気付くのが最初の一歩になります。
〇「そんなこと思っちゃいけない!」
〇「そんなこと思う自分がおかしいんだ!」
〇「そんなふうに感じる自分が人としてなっていない!」
という声。
あまりにも脊髄反射的に自動再生されていると、そのことにすら気が付かない場合もあります。
ネガティブな気持ち・思いが出てきた時に、自分にどんな言葉がけをしているかを、少し観察してみていただければと思います。
自己受容的な言葉に変えていく
次に、
〇「嫌だ!」→自分「うんうん、嫌だよね~(^^)」
〇「悲しい( ;∀;)」→「うんうん、悲しいよね~(^^)」
とただその気持ちを受容していきます。
自己否定・自己攻撃している自分をも受容する
とはいっても、最初は勢い余って
「嫌だ!」
→「そんなこと思っちゃいけない!」
→「あ!!!また自己攻撃してしまったΣ(゚д゚lll)ガーン」
ということも多発するかもしれません。(これは本当によく起こります^^)
その場合は、
「嫌だ!」
→「そんなこと思っちゃいけない!」
→「あ!!!また自己攻撃してしまったΣ(゚д゚lll)ガーン」
→「うんうん、勢い余っちゃうよね~(^^)でも気が付いたし(^^)」
と、自己否定・自己攻撃してしまう自分をも受容するというのがポイントになります(^^)
まとめ
「こんなこと感じちゃいけない」「こんなこと考えちゃいけない」と自分の気持ちを抑えつけて苦しい時、自己受容をできるようになると本当に気持ちが楽になる方は多いです^^
今日は、具体的な自己受容へのステップをご紹介しました。
〇自分が自己否定・自己攻撃していることに気付く
〇自己受容的な言葉に変えていく
〇自己否定・自己攻撃している自分をも受容する
なかなか1人で難しいという場合は、カウンセリングで最初のコツをつかむのも、とってもおススメです(^^)。
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