こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みにご回答させていただきます。
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談文
休み明けの仕事が憂鬱です。(ご相談者さん;ぺぽかぼちゃさん)
こんにちは。何度目かのご相談です。いつも助けられています、ありがとうございます。
もう会社員17年目なのですが、有給明けの仕事が毎回とても憂鬱です。休みは取りたいのですが、とればとるほど休み明けが恐怖です。休み明け(正確には、怖すぎて休み中もチェックすることが多いですが)メールをチェックするのが恐怖です。大した仕事が来ていないとすごくほっとします。このために休みをあまりとらないようにしようと思ってしまうほどです。皆多少はそうだとは思うのですが、なぜなのでしょうかね。自分自身のケースを掘り下げてみると、心境は以下です。罪悪感や自己嫌悪でしょうか。どうしたら気が楽になるのでしょうか。
・「休みとってズルい、生意気」、と周囲に思われてつらく当たられるのでは。
(被害妄想なだけではなく、私自身が休む人に対して休み明け仕事しろよ、と思ってしまうタイプです。。。自業自得ですが。)
・仕事が溜まるのがすごく憂鬱。普段も仕事を依頼されてやることが増えるとすごく憂鬱。自分にできるのだろうかと不安でいっぱいになる。(それが今の自分なんだから仕方ないってやつですね!)
ご回答はここからです。
ぺぽかぼちゃさん、ご相談いただき、ありがとうございます^^
>休みは取りたいのですが、とればとるほど休み明けが恐怖です。
とのこと。
そしてその休み明けの恐怖が強くて、
>このために休みをあまりとらないようにしようと思ってしまうほどです。
ということなのですね。
せっかくのお休みが、心が休まらない感じで、大変かと思います( ;∀;)。
対外的には休日ということになっていても、自分の心の中が忙しい。
ずっと仕事のことが気になって、心置きなく休みとしてリフレッシュできない。
そうなるとどうしてもストレスが溜まる原因になるのではないかと思います。
もしかしたら、友達などに言っても、「皆そんなもんだよ」「いや、休みなんだから休めば良いじゃん」などと言われてしまって、「いや、それができたら苦労しないんだよ」と思われた方もいるかもしれません。
心のハードワークというのは、疲労が蓄積して本当に大変だったのではないかと思います。
今日は、①そもそもどうしてそういった状況が起こるのか、②どうすれば良いのかについて、一緒に考えていければと思います^^
ぺぽかぼちゃさんが心置きなくリフレッシュできて、楽しく仕事ができるようになるヒントになればと思います^^
カウンセリングだったらお聴きする質問
さて、本論に入る前に、もしカウンセリングだったらどういうことをお聞きするかということをご紹介しておきたいと思います。
私はカウンセリングだったら、まず、以下のことをお聴きしながら、本当の原因を一緒に整理していくかと思います^^
1.休み明けの憂鬱や恐怖は、土日などの皆が休んでいる休みでも感じるでしょうか?
それとも、有休などの他の人は休んでいない時のほうが感じるでしょうか?
もし違いがあるなら、その違いはどういったところにあるでしょうか?
2.17年間会社員をされている中で、最初の新入社員の時からずっと休み明けの憂鬱や恐怖を感じていたのでしょうか?
それとも、例えば役職についたとか、仕事を任されるようになったとか、何かあった後から感じるようになったのでしょうか?
もしある時点から感じるようになったということだったら、その前と後で、どういう違いがあるでしょうか?
「こういう時はそれが起きるけれど、こういう時は起きない」とか「この時は起きてなかったけど、この時点から起きるようになった」と、違いを見ていくと、原因がわかることがあります。
カウンセリングでは、お話をお聴きしながら、どういう要因が休み明けの憂鬱や恐怖に関わっているのかを一緒に整理していきます。
今日はブログ上なので、ぺぽかぼちゃさんの答えをお聴きできないのですが、良かったら、ご自身でも紙に書き出すなどして考えてみていただければと思います^^
これを考えていただくだけでも、もしかしたら、「あー、ここが原因だったのか!」とスッキリわかる場合もあるので^^
休み明けが憂鬱な2つの要因
実は、ぺぽかぼちゃさんは、なぜそんな風になってしまうのかをご自身で考えてくださっています。
(ありがとうございます!)
なので、今日は、ぺぽかぼちゃさんが挙げてくださっている2つの要因について、もう少し考えてみたいと思います。
「休みとってズルい、生意気」と思われてつらく当たられるのではないかという思い
1つ目が
>「休みとってズルい、生意気」、と周囲に思われてつらく当たられるのでは
ということです。
これも、ぜひ、なぜ「休みを取る=ずるくて生意気だ」という風に思われるのかを考えてみていただければと思います^^
例えば、物理的に非常に忙しい職場で、誰かが休むと誰かにしわ寄せがいくような状況がある。
そういう場合って、どうしても「誰かが休みを取る=(他の人にしわ寄せが来るから)ずるい。」と思ってしまうのは無理ないことかと思います。
逆に、そうではないけれど、休みを取ることがずるいことや悪いことだと感じてしまう。
その場合は、自分が「休みを取る」こと自体に、何らかの心の中での抵抗があると見れるかもしれません。
これはどちらの場合でも、ぺぽかぼちゃさんが悪いわけではなく、原因が異なるので、解決のアプローチも異なるということです。
後者の「休みを取ることへの心理的抵抗」については、良かったらこちらの記事も参考にしてみていただければと思います^^
【参考記事】
仕事が溜まるのが憂鬱
そして、もう1つは、
>仕事が溜まるのがすごく憂鬱。普段も仕事を依頼されてやることが増えるとすごく憂鬱。自分にできるのだろうかと不安でいっぱいになる。
とのこと。
ぺぽかぼちゃさんが「それが今の自分なんだから仕方ないってやつですね!」と書いて下さっていて、憂鬱という気持ちを受容されていて、すごく素晴らしいな~と思います^^
自己受容しながら、さらに考えるなら、「憂鬱」というところも、ぜひ「なぜ憂鬱なのか」を考えてみていただけたらなと思います^^
いろいろな要因があると思いますが、ここでは2つよくあるかなと思うパターンを挙げたいと思います。
「全部自分で処理しないといけない」という心の前提
心の前提として「仕事を依頼されたり、やることが増えると、それを全部自分で処理しないといけない」というものがある場合があります。
私もぺぽかぼちゃさんと同じで、仕事がたまると憂鬱な気持ちになるタイプです(笑)。
そして、どうして憂鬱になるかというと、誰かに頼むのが苦手だったり、無意識に「全部自分でやらないといけない」という前提を持っています。
ぺぽかぼちゃさんに当てはまるかわからないのですが、「自分はどうかな?」とチェックしてみていただければと思います^^
もし当てはまるかもという場合は、「全部自分でやらないといけない」という思い込みのほうを緩めていくと、「自分の仕事はしっかりとやりつつも、それでも回らないなら他の人にもお願いしてみよう」と思えるようになります。
そうすると、仕事が少し溜まったり頼まれても、そんなに憂鬱にならないかと思います^^
頼み事が苦手など、自分が我慢しがちなタイプかどうかと具体的な頼み方などについては、こちらで↓チェックしていただければと思います^^
【参考】
自分の価値を受け取っていない
もう1つのよくあるパターンとして、「自分の価値を受け取っていない」です。
>自分にできるのだろうかと不安でいっぱいになる
とぺぽかぼちゃさんは書いて下さっています。
ちなみに、かぼちゃさんの能力に対して、非常にハードルの高い仕事が多いのでしょうか?
カウンセリングで良く出てくるのは、実際には素晴らしい能力や実績があっても、それをご自身が受け取っていないと、自信にならず、常に不安を感じてしまうという方もいたりします。
その場合は、不安なのは能力・実力がないからではなく、自分の価値を受け取っていないからということになります。
なので、能力や実力をつけるよりも、自分の価値を受け取ると不安が和らいで、仕事が少し溜まったり頼まれても「私なら大丈夫^^」と自然と思えるようになるかと思います。
【参考記事】
まとめ
「どうして休み明けの仕事が憂鬱という感情が生じているか」。
原因が違えば、アプローチする解決法も違うかと思います。
よかったら、記事に出てくる質問を考えてみていただいて、「ここが、原因っぽいかも」というポイントが見つかれば幸いです^^
もし1人でやるのが難しければ、カウンセリングをぜひ活用してみていただければと思います^^
動画でも回答していますので、よかったらご覧ください。
ご相談ありがとうございました!
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