こんにちは。
「生きづらさ」の鎧を脱ぎ、楽で自由になるカウンセリング。
心理カウンセラーの野内みちるです。
今日は、職場で例えると社歴No1社員に当たると思われる(←えっ?)、「寂しさ」という感情について、とても参考になる本だと思ったので、心理カウンセリングの師匠・根本裕幸さんの「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」をご紹介したいと思います。
私が「寂しさ、何それ美味しいの?」と「寂しさ」を感じにくいタイプなので、普段だと手に取りにくいテーマなのですが、読みだしたら、「きゃー、当てはまる( ;∀;)」となる仕掛けのある恐るべき本です。
なので、「寂しさ!私が悩んでいたの、それな!!」という方も、「寂しさ?う~ん、あまり感じないな~」という方にも、おススメできる本と思います(^^)
概略
以下が、概略です。
こんな気持ちになったこと、ありませんか?
☑友達や家族と一緒にいるのに寂しい
☑目標を見失ったときの無気力感
☑SNSでつながっているのに孤独
☑「ずっと、1人かも?」という恐怖
孤独や不安に飲み込まれる前に、今すぐ対処できることが、見つかります。
第1章 孤独で不安なあなたへ
第2章 孤独感、寂しさとの向き合い方
第3章 孤独から生まれる問題、孤独を生む問題
第4章 孤独から踏み出す一歩
第5章 自己充足感を得る
(本の帯より)
様々な孤独や寂しさ
「孤独」や「寂しさ」とパッと聞いて、イメージするのものって、例えば、無人島に1人ぽっちとかそういったものかもしれません(極端すぎ?(笑))。
でも、この本では、様々な孤独や寂しさについての例が載っていて、「孤独」や「寂しさ」について、様々な角度から考えることができます。
2021年5月発売ほやほやなので、
〇新型コロナウィルスによる影響の事例(オンライン化で、1週間リアルで人と話していないとか)
〇SNSで感じる孤独の事例(自分がアップした投稿にはあまり反応がないのに、友達の投稿には皆がコメントを寄せているとか)
といった現代的な例もたくさん載っています。
一方、
〇リーダーの孤独
〇「当たり前の日常」が崩れた時(病気や災害)、ふと現れる孤独
という、普段あまり「寂しさ」「孤独」と感じにくい方も「あ~、わかるかも~」と感じる事例もあります。
普段、「寂しさ」を感じにくいなと思う方に刺さるかもしれないのは…
私も含めて普段あまり「寂しさ」って感じないなあ~と思う方が、「きゃー、当てはまる( ;∀;)」となるかもしれないのは、第3章かなと思いました。
「寂しさ」って強い衝動をもたらす感情なので、私たちは「寂しさ」を感じるのを怖れて、なるべく感じないように見ないふりをすることがあると言います。
なので、普段「寂しさ」を感じにくいな~という方の中にも、以下のような変形版の「寂しさ」「孤独感」に思い当たる!という方もいるかもしれません。
〇寂しさを何かでごまかそうとするために、寂しさよりも強い刺激に依存してしまう場合がある(SNS、アルコール、仕事など)。
〇誰かと親密な関係を築きたいのに、いざ距離を縮める段階になると、怖くなってしまう(親密感への恐れ)。
〇友達はたくさんいるけど、本当に腹を割って話せる信頼できる人がいない(自分のすぐ近くには誰もいないけど、ちょっと離れた距離にはたくさんいる「心のドーナツ化現象」)
「自分とのつながりが切れたときに人は寂しさを感じ、孤独になる」
この本は、著者がカウンセラーということもあり、では、実際に孤独感や寂しさとどう向き合うかという解決の方向も、斬新です。
私たちは、人とのつながりが切れたから、寂しく感じるんだ!と一般的には思いがちですが、著者は
自分とのつながりが切れたときに人は寂しさを感じ、孤独になる
と言います。
「自分とのつながり」とは、「自分の心(感情)と意識(思考)とのつながり」のことだとされます。
「自分が今どんな気分で、何を感じ、何を思っているのか?」ということを、きちんと意識で受け止めることができている状態を「自分とつながっている」と言います。最近よく耳にする「マインドフルネス」の状態と言ってもいいでしょう。
この実例をドラマ「孤独のグルメ」を題材に書いていますので、もしよければ、こちらもどうぞ(^^)
「自分とのつながり」を取り戻し「孤独」な世界から抜け出す方法
この本の後半では、実際にどのように「孤独」な世界から抜け出したら良いかというワークがたくさん載っています。
「自分とのつながり」を取り戻す方法として、その中の1つをご紹介します。
「心の日記」をつける:自分が今、何を感じ、何を思い、何を考えているかをノートに書いていく。自分の心を見てみて、まずは、「うんうん(^^)」と自分の心に寄り添うというワークです。
この本は、上記のワーク以外にも、直接的に寂しさや孤独感を乗り越える方法が多数書いてあります。また、そもそも、寂しさや孤独感にとらわれにくくするための「自己充足」の実践の仕方まで網羅してくれています。
おまけ:オタクの方(私含む)への注意
この本、今までご紹介してきたように、「寂しさ」「孤独感」に関する非常に行き届いた1冊なのですが、私のようなオタクには、1つだけ注意点があります(爆)。
第5章の「自己充足感を得る」の【自己充足の方法】を具体的に紹介されているなかで「自分の周りを好きなアイテムでいっぱいにする」というのがあります。
くまモンオタクの私としては、この「自分の周りを好きなアイテムでいっぱいにする」を読んで、目がギラリ(゚д゚)!となってしまいました(爆)。これは、他のオタクの方もそう感じるのでしょうか(笑)???
※オタクの方は資金繰りを考えて用法容量を守って好きなアイテムを購入下さい
という健康CMの下に出てる注意書きみたいなのが必要かも(←そうでないと、つい私はグッズが増えていく 笑)。
最後、若干謎のコーナーがありましたが、読んで下さってありがとうございました(^^)野内でした。
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