こんばんは(^^)。心理カウンセリング勉強中の野内です。
先日は、自分に合った職種や環境で働くという話をしていたのですが、世の中に数多ある職種・環境を全部調べあげ試してみるというのは現実なかなか難しい部分もあると思います。なので、もう少し集約した考え方(フレームワーク)があれば、自分に合った職種や環境で働くことを考えやすいかと思い、今日はその一つをご紹介したいと思います。
先日ご紹介した「発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47」の本の中で、仕事を4つに分けて考えてみるという考え方が載っています。
1.「成果」評価型業務
2.「成果物」評価型業務
3.「作業」評価型業務
4.マネジメント型業務
4つの内容について簡単にまとめてみます。
「成果」評価型業務
営業の数値等、個人プレイが多く「成果」(端的に売り上げ)を求められる業務。
ある意味で、お金(結果)を挙げたもの勝ちなので、プロセスは問われない。
やり方も基本的に結果さえ出せば何も言われない業務。
数値(売上1憶とか)としての目標を達成すること自体にワクワクするとか、それを達成する為にいろいろアプローチしていくのが楽しいという方に向いているかも。
「成果物」評価型業務
プログラマーや農業、デザイナー、職人など、利益を生む「成果物」を求められる業務。
基本その「成果物」を作りだすための専門知識などにより仕事を進める。
ある意味、専門性が高ければ、それ以外のところが微妙でも良いとされる場合もある(例えば、マンガとかで陶芸家が「こんな壺は失敗作だ!!!」とか言って土間で壺を割ったりしているが、「大人としてその態度はどうなのよ」とかは言われず、最終良い壺ができればそれでOKとされる。ちなみに、次のコマで割れた壺がいつの間にか片づけられているのも気になるポイント)。
また、「成果物」が大事なので、「成果物」さえちゃんとしていれば、どこで作業しようがどのように作業しようが自由度が高い場合がある(今はやりのテレワークとかも内容によってはOKとされる場合が多い)。
ただし、大型の成果物の場合は、個人では無理なのでチームで取り組む場合がある(ただし、その中でも分業体制が取られて、ある成果物のパーツを求められるというスタンスと思われる)
「作業」評価型業務
バックオフィス系の事務職など、コンスタントな「作業」の結果に重きが置かれるタイプ。
チームで取り組む場合が多く、「1「成果」評価型業務」「2「成果物」評価型業務」と比べると「成果」や「成果物」で帳尻を合わせるという自由度が低い場合が多い。
キチンキチンと組織内の型を効率的にこなせると評価が高くなる一方、チームで取り組むので独創的なやり方が評価されにくいとかミスが結構響くといった部分がありそう。
やり方を合わせられる柔軟性や協調性等があれば良いが、そういう能力がないと地獄みたいになってしまう場合がある。
マネジメント型業務
進捗管理やマネジメントの業務。
自分で手や足を動かして業務をこなすというよりも、自分の働きかけによって他者を動かすという能力が必要。
複数人の間に立ち、折衝や調整を行う能力が必要。
4つの業務の違い
自分なりにまとめ直したものなので、興味のある方は、原著を当たっていただきたいのですが、「1「成果」評価型業務」「2「成果物」評価型業務」は、最終達成すべきこと(結果)へのプロセスを他者とあまり共有しないでも良いことが多く、「3「作業」評価型業務」「4マネジメント型業務」は、相手とプロセスを共有するというザックリな違いがあるのかなと思います。また、1,2,3はプレイヤーとしての仕事、4はそのままですがマネジャーとしての仕事という違いもありそうです。
また、この分類だと対人援助職系はどこに入るか迷うところです。一番近いのは4か?と思いながらも(相手に働きかけるという意味で)、なかなか迷うところです。
とはいえ、現実ラインとしては、業務において入り混じっているケースもありますよね。
プレイングマネジャーのプログラマーとかだったら2,4とか。
まとめ
このフレームワークがあることで、何もない状態よりは、自分はどこを重視するか(逆に絶対これは苦手だとか)を可視化しやすくなるということかなと思います。また、事務職など「3「作業」評価型業務」は、協調性とか一定性(コンスタントに仕事をこなせる)みたいな、意外と苦手な人は苦手な能力が求められる職種であることが分かります。
皆さんが、自分に合ったお仕事を考えてみる際の参考になりましたら幸いです。読んでくださってありがとうございました(^^)野内でした。
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