こんばんは(^^)。心理カウンセリング勉強中の野内です。
今日は、自分が悩んでいたり困っていても「相談できない・相談が苦手」な方に向けて書く相談シリーズ③です。
今日は、自分が悩んでいたり困っていて、誰かに相談してみたいという気持ちもあるけれども、「相談することの効果に疑問」「相談しても何も変わらないのではと思う」という方に向けて書きたいと思います。
シリーズはこちらから↓
「相談できない・相談が苦手」な方へ(1)「我が辞書に『相談』の2文字はない!」というタイプの方へ
「相談できない・相談が苦手」な方へ(2)「相談するって相手に何か悪い気がする」というタイプの方へ
相談することの効果とは
「相談することの効果に疑問」「相談しても何も変わらないのではと思う」。確かにそのように感じることもあるかと思います。例えば、
「家族との関係が諸々の事情でこじれていて、とても大きな葛藤がある。とはいえ、家族は変えられない」
「仕事で上司に微妙に辛く当たられているけれども、パワハラというほどではないから、コンプライアンス室に行くこともできない。かといって、お金の問題もあるから辞めることも難しい」
など、確かに、相談して、秒で解決策が出て、全方向・大団円・一刀両断・スッキリ解決!みたいなことは難しいのかもしれません。
一方、聴き上手な人だったり、共感しながら聴いてもらえる・傾聴してもらえると、以下のことがあるように、経験的には思います。
〇実際には、何一つ問題が解決していなくても、気持ちが楽になる(感情が解放される)。気持ちが楽になった状態で少し冷静に問題を見ることができる。
〇自分の話が整理される(自分で考えているつもりでも、相手から質問されると「えっと。それは考えてなかった」と思わされることはあるかと思います)
日常生活で例えると、友達と待ち合わせの時間が迫っていて、早く家を出ないといけないと(A)めちゃくちゃ焦っている時に限って、(B)なぜか家のキーが見つからないということがあった時、少なくとも以下のように2つのアプローチがあるように思います。
(B)「家のキーを見つける」という実際の解決部分へのアプローチ
(A)「めちゃくちゃ焦っている」という気持ちをまず落ち着けるアプローチ→それからキーを探す。
まあ、実際には、
(C)我が家に財産はないぜ!と鍵をかけずに出かける阿羅漢スタイル
(D)ドーベルマンに見張りをさせて出かける(注:ドーベルマンはどこから引っ張ってきたんだというツッコミや「いや、ドーベルマンじゃなくてクロコダイルのほうが強力じゃない?」といった意見は大人の事情でご遠慮下さい(土下座))
(E)むしろ友達に「今日は私の家で遊ぼう」と提案する
など、アプローチは2つじゃなくて998,5596個ほどあると思われます(`・∀・´)エッヘン!!
つまり、強引に話をクロコダイルから戻すと(…あ)、相談にも、
(B)実際の解決
以外にも、
(A)気持ちをまず落ち着ける。
といった効果もあるのかなと思います。
まとめ
今日は、「相談することの効果に疑問」「相談しても何も変わらないのではと思う」という方に向けて、実際には、何ひとつ問題が解決していなくても、気持ちが楽になったり、自分の話が整理されることがあるかもという話を書きました。
次は、もう少し切り口を変えて、「相談できない・相談が苦手」ということについて、書いていければと思います。
読んでくださってありがとうございました(^^)。野内でした。
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